夕刊:2018/01/29

海外安と円高進行が嫌気され貴金属相場が軟調

為替
前週末のNY為替市場でダボス会議での黒田日銀総裁発言を受け円買いが強まり円高ドル安が加速した流れを引継ぎ29日の東京為替市場のドル円相場は前週末東京終値より60銭近く円高ドル安の1ドル=108円台後半で取引を開始した。日中取引では日経平均が反発して始まり上げ幅を拡大したことや時間外取引の米10年債利回りの上昇を受けドル買いが優勢となり一時ドル円は109円近くまで上昇した。その後日経平均が伸び悩んだことで円安ドル高が一服しドル円は108円70銭台へ押し戻されもみ合いとなった。15時15分現在、1ドル=108円79銭。
株式(日経平均)
29日の東京株式市場では前週末の欧米株高を背景にファナックや信越化などの好決算銘柄を物色する動きが強まり日経平均株価は前日比75円26銭高の23707円14銭と反発して寄り付いた。寄り後に円高が一服したことが買い安心感に繋がり前週下げが目立った主力の輸出関連株中心に値ごろ感からの押し目買いが入り一時日経平均は150円超の上げ幅となった。前引けの日経平均株価は前日比117円45銭高の23749円33銭で前場の取引を終了した。後場は昼休み時間中に指数先物が売られたことを受け現物市場がやや売り優勢となり日経平均は上げ幅を縮小して寄り付いた。寄り後はソフトバンクなどの値嵩株の一角が下げに転じたことから相場を下押し日経平均はマイナス圏へ沈んだ。下げ一巡後に日経平均はやや持ち直したものの上値の重い動きとなり前週末終値近辺での小動きで推移した。大引けの日経平均株価は前日比2円54銭安の23629円34銭と小幅に4日続落した。
貴金属
金先限帳入値は4708円(前日比-35円)。銀先限帳入値は60.7円(前日比-0.6円)。プラチナ先限帳入値は3526円(前日比-28円)。パラジウム先限帳入値は3708円(前日比-22円)東京金は大幅続落した。NY安と円高を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の弱含みで上値が抑えられ弱もち合いとなった。プラチナは続落した。NY安と円高を受け売り優勢となり続落して始まった後一段安となったものの円高が一服したことから押し目買いを誘い下げ幅を縮小した。
石油
原油先限帳入値は44800円(前日比+30円)。ガソリン先限帳入値は61190円(前日比-60円)。灯油先限帳入値は60160円(前日比+180円)東京原油は小反発した。NY高を円高で相殺され小安く寄り付いた。寄り後はNY原油夜間取引の堅調を手掛かりにプラス圏へ浮上するも戻り売りに押し戻され前週末終値近辺で一進一退の動きで推移した。灯油は堅調だった一方でガソリンは反落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は198.1円(前日比-7.0円)東京ゴムは大幅反落した。円高を受け売り優勢で始まった。寄り後直ぐに手仕舞いと思われるまとまった売りで急落し昨年12月以来の安値となる197.0円を付けた。その後日中取引の上海ゴムが小確りで始まり上げ幅を拡大したことから東京ゴムは下げ止まり押し目買いで一時寄り付き近辺まで下げ幅を縮小したものの戻りを売られ安値圏で軟調に推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22390円(前日比+20円)。大豆先限帳入値は46430円(前日比+20円)。コーンは小幅に3日続伸し、大豆は小反発。コーンはシカゴ高を円高に相殺され小安く寄り付いた。寄り後はシカゴ夜間取引高が支援材料となり小幅高に転じた後は小動きとなった。大豆は相変わらずの薄商いで玉次第となる中、円高が嫌気され安寄りして始まったもののシカゴ夜間取引の急伸で小口の買いを誘い小幅高となった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:30米12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)(前月比)(予想+0.2% 前回+0.1%)
22:30米12月個人所得(前月比)(予想+0.3% 前回+0.3%)

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。