夕刊:2018/02/14

為替市場での円の乱高下に翻弄され日経平均は不安定な値動き

為替
NY時間で14日の米1月CPIや小売売上高などの重要経済指標の発表を控え様子見姿勢が強まる中、米株式相場の軟調でリスク回避の円買いが強まり円高ドル安が進んだ流れを引継ぎ14日の東京為替市場のドル円相場はNY終値と同水準の1ドル=107円80銭前後で取引を開始した。日中取引では日経平均が小幅ながら反発して始まりじり高となったことから一時ドル円は108円手前まで上昇したもののその後日経平均が下落に転じるにつれてリスク回避の円買いドル売りが強まりドル円は107円01銭まで急落した。午後は日経平均の下げ幅拡大を受け円高がさらに進みドル円は一時1年3ヶ月ぶりとなる106円台を付けた。その後日経平均の下げ幅縮小でドルが買い戻されドル円は107円台を回復した。15時15分現在、1ドル=107円16銭。
株式(日経平均)
前日のNY株式相場は小幅続伸したものの為替市場での円高進行から売り買い交錯し14日の東京株式市場では日経平均株価は前日比6円56銭高の21251円24銭と小幅反発して寄り付いた。寄り後は米株高を好感した買いで日経平均は上げ幅を拡大し一時130円近く上昇する場面もあったが買いが続かず戻り売りに押され次第に値を消す展開となった。その後も為替市場で急速に円高が進んだことをきっかけに輸出関連株中心に売りが広がり日経平均は下げ幅を拡大し軟調に推移した。前引けの日経平均株価は前日比135円39銭安の21109円29銭で前場の取引を終了した。後場日経平均は前引けより下げ幅を拡大して寄り付いた後更なる円高進行から株価指数先物を交えて売りが加速し日経平均は一時21000円の大台を割り込んだ。その後日銀のETF買い付け期待から買い戻しや押し目買いを誘い日経平均は急速に値を戻した。大引けの日経平均株価は前日比90円51銭安の21154円17銭と3日続落した。
貴金属
金先限帳入値は4589円(前日比-16円)。銀先限帳入値は57.7円(前日比-0.3円)。プラチナ先限帳入値は3371円(前日比-21円)。パラジウム先限帳入値は3362円(前日比-21円)東京金は7日続落した。NY高を円高に相殺され小幅安で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の上昇で一時小幅高に浮上するも円高進行から上値が抑えられ下げに転じ下げ幅を拡大した。プラチナは7日続落した。NY高を円高に打ち消され売り優勢で始まった。その後ドル建て現物相場の上昇が下支えしたものの株安と円高進行を背景に売り圧力が強まり軟調に推移した。
石油
原油先限帳入値は39210円(前日比-340円)。ガソリン先限帳入値は56050円(前日比-310円)。灯油先限帳入値は54240円(前日比-330円)東京原油は4日続落した。NY原油安と円高に圧迫され売り優勢で始まった。寄り後NY原油夜間取引の小幅高を受け一時下げ幅を縮小したもののAPIの米週間在庫統計発表後にNY原油夜間取引の上昇が一服したことや円高進行から売り直され下げ幅を拡大し安もち合いとなった。灯油とガソリンも続落。
ゴム
ゴム先限帳入値は184.3円(前日比-5.0円)東京ゴムは大幅反落した。東京夜間取引終値とほぼ同水準で寄り付いた。寄り後上海ゴムに比べ東京ゴムは下げ過ぎとの見方から買い戻しが優勢となり一時190円手前まで上昇した。その後円高と日中取引の上海ゴム安を嫌気した売りが膨らみ損失覚悟の手仕舞い売りを巻き込みながら下げが加速一時下値めどの184.7円を下抜け184.1円の安値を付けた。今日の東京ゴムは為替と上海ゴムの動向を横目で睨みながら上げ下げを繰り返す値動きの荒い相場となった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22340円(前日比-100円)。大豆先限帳入値は47100円(前日比+470円)。コーンは続落し、大豆は続伸した。コーンは前日比同値で寄り付いた。寄り後は円高に圧迫され小幅安に転じ小幅な値動きで推移した。大豆はシカゴ高を受け高寄りした後は明日の納会を控え玉整理中心の商いとなる中、堅調に推移した。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:30米1月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)(予想+1.9% 前回+2.1%)
22:30米1月消費者物価指数(CPI)(前月比)(予想+0.3% 前回+0.2%)
22:30米1月小売売上高(前月比)(予想+0.2% 前回+0.4%)
22:30米1月小売売上高(除自動車)(前月比)(予想+0.5% 前回+0.4%)
22:30米1月消費者物価指数・CPIコア指数(予想+0.2% 前回+0.2%)

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