夕刊:2018/03/01

円高進行や海外安を受けリスク回避姿勢強まり株式、商品先物相場が全面安商状

為替
NY時間に米長期債利回りの低下や米株安を受けリスク回避の円買いドル売りの流れが強まりドル円が106円半ばへ急落したことを映し1日の東京為替市場でのドル円相場は前日東京終値より50銭ほど円高ドル安水準の1ドル=106円60銭前後で取引を開始した。日中取引では世界的な株安や日銀の出口戦略への警戒などからドル円の上値は重く106円台後半で小幅な上げ下げを繰り返す神経質な動きとなった。15時15分現在、1ドル=106円78銭。
株式(日経平均)
前日の米株式市場が連日の大幅安となったことや円高を背景に1日の東京株式市場ではリスク回避姿勢の強まりから売り優勢で始まり日経平均株価は前日比167円11銭安の21901円13銭と大幅に続落して寄り付いた。寄り後は前日発表された中国のPMIが前月より悪化したことや米経済指標が低調な結果となったことで世界的な景気減速への警戒が強まり鉱業、機械、化学株などの景気敏感株や金融株など幅広い銘柄に売りが膨らみ日経平均は下げ幅を拡大した。また、GLOBEXのNYダウ先物が弱含んだことに加え株価予想変動率の高まりを示すVIX指数が28日時点で20近くまで上昇したことも投資家心理を悪化させた。前引けの日経平均株価は前日比353円27銭安の21714円97銭で前場の取引を終了した。後場日経平均は前引けよりやや下げ幅を縮小して寄り付いた。寄り後は今晩の新規失業保険申請件数、1月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)、2月ISM製造業景況指数などの米国の重要指標の発表を控え買いが手控え気味となる中、海外投資家からの売りで日経平均は軟調地合いを継続し一時400円以上下落した。大引けの日経平均株価は前日比343円77銭安の21724円47銭と大幅続落した。
貴金属
金先限帳入値は4498円(前日比-28円)。銀先限帳入値は56.1円(前日比-0.6円)。プラチナ先限帳入値は3356円(前日比-20円)。パラジウム先限帳入値は3533円(前日比-40円)金は3日続落した。NY安と円高を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後ドル建て現物相場の軟調から一段安となり節目の4500円を割り込んだ。その後も上値が重い展開が続き結局本日の安値で引けた。プラチナは3日続落した。NY高を円高に相殺され小安く寄り付いた。その後ドル建て現物相場の軟調が圧迫要因となり次第に下げ幅を拡大し安もち合いで推移した。
石油
原油新甫限帳入値は39900円(前日比-円)。ガソリン先限帳入値は55540円(前日比-1280円)。灯油先限帳入値は55770円(前日比-1400円)東京原油新甫限は軟調な発会となった。NY安を受け売り先行となり4万円の大台を割り込んで寄り付いた。寄り後円高とNY原油夜間取引の弱含みから下げ幅を拡大したもののその後NY原油夜間取引が下げ渋りとなり小幅高に転じるにつれ新甫限はやや値を戻す動きとなった。灯油とガソリンは原油につれ安となり4桁超の大幅続落となった。
ゴム
ゴム先限帳入値は192.5円(前日比-1.3円)東京ゴムは反落した。上海ゴム夜間取引高と円高が綱引きとなり小高く始まった。その後日中取引の上海ゴムが寄り後夜間取引と同水準でもみ合いを続けたことから東京ゴムは方向感が乏しくなり玉次第ながら前日終値近辺での小動きで推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22780円(前日比-150円)。大豆先限帳入値は48100円(前日比変わらず)。コーンは反落した。コーンはシカゴ高と円高が綱引きとなり小幅に続伸して寄り付いた。寄り後は円高が重石となったほかこのところの上昇で高値警戒感もあり利益確定売りが優勢で下落に転じた。ただ、シカゴが堅調を維持していることから下値も堅く、修正安程度の下げに収まった。大豆はシカゴ高を円高に相殺され前日比同値で寄り付いたあとは商い成立せず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:30新規失業保険申請件数(前週分)(予想22.5万件 前回22.2万件)
22:30米1月個人所得(前月比)(予想+0.3% 前回+0.4%)
22:30米1月個人消費支出(PCE)(前月比)(予想+0.2% 前回+0.4%)
22:30米1月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)(予想+0.3% 前回+0.2%)
24:00米2月ISM製造業景況指数(予想58.7 前回59.1)
24:00パウエル米FRB議長発言

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