夕刊:2018/03/02

米株式相場の急落と円高進行が嫌気され日経平均は大幅に3日続落

為替
NY時間にトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに対して大幅な追加関税を賦課する方針を表明したことを受け米株式相場が急落しリスク回避の円買いドル売りが加速した流れを引継ぎ2日の東京為替市場でのドル円相場は前日東京終値より60銭ほど円高ドル高安水準の1ドル=106円10銭台後半で取引を開始した。日中取引では日経平均が大幅続落して始まり一段安となったことからやや円高が進みドル円は一時106円台を割り込み105円90銭近辺まで下落した。その後ドル円の下げが一服し106円台を回復したものの上値は重く106円ちょうど近辺でのもみ合いで推移した。午後は日経平均の下げ幅縮小を受けドル円は106円10銭台へレンジを切り上げ小動きとなった。その後株式市場の取引終了間際に黒田日銀総裁の出口戦略についての発言が伝わったことを受け円買いが強まりドル円は105円70銭台半ばまで急落した。15時15分現在、1ドル=105円80銭。
株式(日経平均)
トランプ大統領が鉄鋼とアルミに対し追加の関税を賦課する方針を表明したことが嫌気され前日の米株式相場が急落したことや円高進行から2日の東京株式市場ではリスク回避の売り圧力が強まり日経平均株価は前日比384円49銭安の21339円98銭と大幅続落して寄り付いた。寄り後はトランプ政権の保護貿易政策によって米国と貿易相手国との貿易摩擦による世界的な景気減速で好調な企業業績へ悪影響を及ぼす可能性が高まることが懸念され自動車など輸出関連株や鉄鋼、海運などの景気敏感株への売りが加速、日経平均は下げ幅を拡大し600円を超す大幅な下げとなった。前引けの日経平均株価は前日比627円12銭安の21097円35銭で前場の取引を終了した。後場日経平均は前引けと同水準で寄り付いた後日銀のETF買い付けの思惑が浮上し押し目を拾う動きとなり日経平均は下げ幅を縮小した。しかしながら取引終了間際に黒田日銀総裁の出口戦略に関する発言を受け円高が進んだことから日経平均は急速に伸び悩みとなり再度下げ幅を拡大して取引を終えた。大引けの日経平均株価は前日比542円83銭安の21181円64銭と3日連続して大幅安となった。
貴金属
金先限帳入値は4474円(前日比-24円)。銀先限帳入値は55.9円(前日比-0.2円)。プラチナ先限帳入値は3287円(前日比-69円)。パラジウム先限帳入値は3330円(前日比-203円)金は4日続落した。NY安と円高を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後ドル建て現物相場の下げが一服したものの円高が重石となり上値が抑えられ終日弱含みで推移した。プラチナは大幅続落した。NY安と円高に圧迫され大幅続落して寄り付いた後はじり安基調となりほぼ安値圏で推移した。トランプ大統領の鉄鋼、アルミへの追加関税実施により米国内での自動車販売の減少がこの先も継続するとの見方からそれによりプラチナの自動車向け触媒の需要減少に繋がるにではとの懸念で売りが膨らんだようだ。
石油
原油先限帳入値は39020円(前日比-880円)。ガソリン先限帳入値は54510円(前日比-1030円)。灯油先限帳入値は54800円(前日比-970円)東京原油は大幅下落。NY安と円高を受け急落して寄り付いた。寄り後NY原油夜間取引が小幅高に転じたことから一時下げ幅を縮小する場面もあったがその後NY原油夜間取引が再び下げに転じたことから戻りを売られじり安となり一段安した。灯油とガソリンも原油につれ安となり大幅続落となった。
ゴム
ゴム先限帳入値は191.5円(前日比-1.0円)東京ゴムは続落した。上海ゴム夜間取引安と円高が圧迫要因となり続落して寄り付いた。寄り後円高進行から一時190円台を割り込んだものの日中取引の上海ゴムが寄り後夜間からの下げ幅をやや縮小すると東京ゴムも下げ渋る動きとなった。その後190円台を回復し小動きとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は22770円(前日比-10円)。大豆先限帳入値は48520円(前日比+420円)。コーンは小幅に反落した。コーンはシカゴ高と円高が綱引きとなり小高く寄り付いた。寄り後は円高に上値が抑えられ小幅安に転じたもののシカゴ夜間取引の堅調が下支えし前日終値付近でのもみ合いで推移した。大豆は続伸した。大豆は前日比ほぼ横ばいで寄り付いたあとは薄商いで玉次第の中シカゴ夜間高を背景に小口買いが入り上昇に転じた。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
24:00米2月ミシガン大学消費者態度指数・確報値(前月比)(予想99.5 前回99.9)

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