夕刊:2018/03/08

トランプ政権の保護貿易政策への警戒が和らぎ買い戻しの動き強まり日経平均は反発

為替
NY時間ではトランプ政権の保護主義的な貿易政策への警戒が燻る中、ホワイトハウスが会見で鉄鋼、アルミへの輸入関税強化に関しメキシコ、カナダを適用除外にする可能性を示唆する発言をしたことを受けリスク回避の円買いが後退しドルが買い戻された流れを受け8日の東京為替市場でのドル円相場は前日東京終値より50銭ほど円安ドル高の1ドル=106円10銭前後で取引を開始した。日中取引では今晩のECB理事会や明日の米雇用統計などの重要イベント待ちで様子見ムードが広がりドル円は106円台前半でのもみ合いで推移した。午後は日経平均の上げ幅縮小からやや円高が進みドル円は106円台を割り込んだ。15時15分現在、1ドル=105円97銭。
株式(日経平均)
前日のNY株式市場でNYダウは反落したものの取引終盤にかけ下げ幅を大幅に縮小したことやナスダック指数が4連騰したことが好感されたほかホワイトハウスの会見での発言でトランプ政権の保護貿易政策への警戒が和らいだことなどから8日の東京株式市場では投資家のリスク回避姿勢が弱まり東京エレクやファナックなど半導体関連株や鉄鋼、鉱業株など幅広い銘柄に買い戻しの動きが強まり日経平均株価は前日比235円44銭高の21488円16銭と大幅に反発して寄り付いた。買い一巡後は明日のSQ算出や米雇用統計など重要イベントを控え様子見ムードが広がり短期筋からの戻り売りで日経平均は伸び悩み徐々に値を消す展開となった。前引けの日経平均株価は前日比158円66銭高の21411円38銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けとほぼ同水準で寄り付いた後国内機関投資家の期末に向けたポジション調整売りや利益確定売りなどに押され上げ幅を縮小した。大引けの日経平均株価は前日比115円35銭高の21368円07銭と反発した。
貴金属
金先限帳入値は4512円(前日比-6円)。銀先限帳入値は56.3円(前日比-0.4円)。プラチナ先限帳入値は3253円(前日比-29円)。パラジウム先限帳入値は3321円(前日比-17円)金は小反落した。NY安を受け売り優勢で始まったものの寄り後ドル建て現物相場の堅調が下支えとなり下げが一服し一時プラスに転じたあとは前日終値を挟み小動きで推移した。東京金はNY金が反落したことを受け夜間取引では4500円を割り込んだあと直ぐに切り返すなど下値が徐々に固まりつつある。又、為替市場ではユーロ高が見込まれていることからこの先金にはプラス要因となろう。今晩のECB理事会後のドラギ総裁の記者会見で出口戦略に関する発言があればユーロ高が更に進む可能性が高く金が買われるきっかけになると思われる。プラチナは続落した。NY安を引き継ぎ安く寄り付いた後はドル建て現物相場の底堅い動きが下支えしたもののユーロ高が一服したことで戻りは鈍く安もち合いとなった。
石油
原油先限帳入値は39630円(前日比-300円)。ガソリン先限帳入値は54900円(前日比-500円)。灯油先限帳入値は54810円(前日比-420円)東京原油は続落した。NY安を受け売りが優勢で寄り付いた。寄り後は米国の原油生産量の増加による需給悪化懸念で上値が抑えられたがコーン氏辞任後の円高が一服したことやNY原油夜間取引の持ち直しから下げ渋りとなった。灯油とガソリンも続落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は191.7円(前日比-0.1円)東京ゴムは小確り。上海夜間取引が小動きとなったことから東京夜間取引の終値と同値で寄り付いた。寄り後新規の材料不足で商いが低調となる中、日中取引の上海ゴムが寄り後強含み一時13000元を付けると東京ゴムも下げ幅を縮小し小幅高に転じた。その後は前日終値近辺でのもみ合いとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23210円(前日比+300円)。大豆先限帳入値は48710円(前日比-10円)。コーンは続伸した。コーンは小幅安で寄り付いた後8日の需給報告を前に売り方の買戻しで節目の23000円を上抜いたことをきっかけに買いが加速し一段高となった。大豆はシカゴ安を受け小反落して寄り付いた後は動意薄となった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:30欧ドラギECB総裁、定例記者会見
22:30米新規失業保険申請件数(前週分)(予想22.0万件 前回21.0万件)

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