夕刊:2018/03/12

円安や米株高を好感した買いで日経平均が大幅続伸

為替
先週末のNY為替市場で米雇用統計の結果を受けてドルが買われ円安ドル高が進んだ流れを受け12日の東京為替市場でのドル円相場は前週末東京終値比20銭ほど円安ドル高の1ドル=106円90銭近辺で取引を開始した。日中取引の序盤は日経平均の大幅上昇からドル円は106円90銭台で底堅く推移した。その後10時過ぎに森友問題に関し財務省が自民党国対委員長に対し財務省の決済文書に複数の書き換えがあったと報告したと伝わったことをきっかけに円が買われドル円は106円50銭台へ軟化した。午後は森友関係の書き換え前の文書の中に安倍首相の名前が記載されていたとの報道で円高ドル安が更に進みドル円は106円40銭近辺まで弱含んだ。その後森友問題の推移を見守る動きが強まる中、麻生財務大臣の辞任を否定する発言を受けドルが買い戻されドル円は106円台半ばまで持ち直した。15時15分現在、1ドル=106円67銭。
株式(日経平均)
前週末の米国市場でNYダウの大幅上昇や円安ドル高が進んだことが好感され12日の東京株式市場では市場全体に買い安心感が広がり幅広い銘柄に買いを集め日経平均株価は前日比356円90銭高の21826円10銭と大幅に続伸して寄り付いた。寄り後日経平均は指数先物主導で上げ幅を拡大し一時500円超上昇した。その後財務省が森友問題に関する自民党への報告で国有地売却の決済文書の書き換えを認めたとの報道が流れたことを受け安倍政権の政局への不透明感や政策の遅れなどを懸念し円安が一服したことから売りが優勢となり日経平均は伸び悩み上げ幅を縮小した。前引けの日経平均株価は前日比368円26銭高の21837円46銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けより上げ幅を縮小して寄り付いた。寄り後2時過ぎに麻生財務大臣が記者会見を行なうと伝わったことから売りが優勢となり日経平均は上値の重い展開となった。その後麻生財務大臣が自らの辞任を否定したことから押し目買いが入り日経平均は再度上げ幅を拡大した。大引けの日経平均株価は前日比354円83銭高の21824円03銭と大幅続伸した。
貴金属
金先限帳入値は4525円(前日比+14円)。銀先限帳入値は56.8円(前日比+0.5)。プラチナ先限帳入値は3315円(前日比+44円)。パラジウム先限帳入値は3385円(前日比+55円)金は反発した。NY高と円安を受け買い優勢で始まった。寄り後円安が一服したことやドル建て現物相場の伸び悩みで上げ幅を縮小した。一方で前週末の米雇用統計で平均時給の伸びが鈍化したことで米利上げペースが緩やかになるとの観測で押し目買い意欲も強く下値は固かった。プラチナは続伸した。NY高を引き継ぎ大幅続伸して寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の弱含みや円安一服が重石となりやや上値の重い展開となった。
石油
原油先限帳入値は40690円(前日比+1070円)。ガソリン先限帳入値は55450円(前日比+620円)。灯油先限帳入値は55590円(前日比+880円)東京原油は4日ぶりに大幅反発した。NY高と円安を受け買い優勢で寄り付いた。寄り後はNY原油夜間取引の底堅さを背景に一段高したもののその後は株式相場の伸び悩みや円高進行が嫌気されやや上げ幅を縮小した。灯油とガソリンは原油高を受け大幅反発。
ゴム
ゴム先限帳入値は192.7円(前日比+2.9円)東京ゴムは4日ぶり反発した。円安を受け東京夜間取引終値より上げ幅を拡大して寄り付いた。寄り後日中取引の上海ゴムが夜間からの下げ幅を縮小したことから東京ゴムは一時上値を追う場面もあったがその後円高に上値が抑えられ寄り値近辺でのもみ合いで推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23780円(前日比+180円)。大豆先限帳入値は48600円(前日比-170円)。コーンは5日続伸した。コーンはシカゴ安を円安に相殺され買い先行で寄り付いた。寄り後期近の急騰に連れ高し一段高となったものの円高進行で利益確定売りが優勢となり上げ幅を縮小した。大豆は反落した。シカゴ大幅安には反応が鈍く逆行高で寄り付いた後円高に圧迫され値を消す展開となり下落に転じた。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
なし

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