夕刊:2018/03/14

米株安と円高進行が嫌気され利益確定売りの動き広がり日経平均は5日ぶりの反落

為替
NY時間にトランプ大統領がティラーソン米国務長官の解任を発表したことをきっかけにドルが売られ円高ドル安が進んだ流れを引継ぎ14日の東京為替市場でのドル円相場は前日終値より30銭ほど円高ドル安の1ドル=106円50銭前後で取引を開始した。日中取引では日経平均が反落して寄り付いた後下げ幅を縮小させたことから円高が一服しドル円は106円70銭台へ上昇した。その後ペンシルバニア州の米下院補欠選挙で民主党候補が優勢との報道で時間外の米10年債利回りが低下したことから円買いドル売りが再燃しドル円は106円40銭近辺へ反落した。午後は米下院選挙の結果待ちで見送り気分が強まりドル円は106円台半ばで方向感に乏しい動きで推移した。15時15分現在、1ドル=106円51銭。
株式(日経平均)
前日のNY市場でティラーソン米国務長官の解任を受けトランプ政権の外交政策への不透明感の高まりから円高ドル安が進み株価が急落した流れを映し14日の東京株式市場では投資家心理が冷やされたことで利益確定売りの動きが広がった。日経平均株価は前日比203円11銭安の21764円99銭と反落して寄り付いた。寄り後は内需関連株の一角に押し目買いが入り日経平均は下げ幅を縮小する場面もあった。その後為替市場で円高が進んだことから値嵩の半導体関連株や輸出関連株などが売り直され日経平均は下げ基調となり弱含みで推移した。前引けの日経平均株価は前日比227円30銭安の21740円80銭で前場の取引を終了した。後場日経平均は前引けと同水準で寄り付いた後前場からの軟調地合いが継続し上値の重い展開となり安値圏でのもみ合いとなった。大引けの日経平均株価は前日比190円81銭安の21777円29銭と5日ぶりに反落した。
貴金属
金先限帳入値は4540円(前日比+19円)。銀先限帳入値は57.0円(前日比+0.3円)。プラチナ先限帳入値は3325円(前日比+9円)。パラジウム先限帳入値は3373円(前日比+39円)金は反発した。NY高を受け買い優勢で始まった。寄り後は円高が圧迫要因となったもののティラーソン米国務長官の解任を受けトランプ大統領の保護主義的な政権運営が更に強まることへの警戒やドル安ユーロ高を背景にドル建て現物相場が堅調に推移したことから東京金も上げ幅を拡大し上値を試す動きとなった。プラチナは4日続伸した。NY高と円高が綱引きとなり前日と同値で寄り付いた。寄り後は株安で上値が重かったもののドル建て現物相場の堅調や金の上伸に支援され底堅い動きとなった。
石油
原油先限帳入値は40140円(前日比-240円)。ガソリン先限帳入値は55060円(前日比-160円)。灯油先限帳入値は55390円(前日比-210円)東京原油は続落した。NY原油安と円高に圧迫され売り優勢で寄り付いた。寄り後はAPIの週間在庫統計発表後にNY原油夜間取引が小確りしたことで下げが一服した。一方で円高警戒と今晩のEIA週報待ちで上値が重く安もち合いとなった。灯油は3日ぶりに反落し、ガソリンは続落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は194.7円(前日比+2.4円)東京ゴムは反発した。上海ゴム夜間取引高が好感され東京夜間取引終値を上回る水準で寄り付いた。寄り後日中取引の上海ゴムが上げ幅を削ったことで東京ゴムは伸び悩みとなった。その後発表された中国の経済指標が好調だったことから上海ゴムが地合いを強めるにつれて東京ゴムも上げ幅をやや拡大し堅調な動きとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23750円(前日比-30円)。大豆先限帳入値は48730円(前日比+180円)。コーンは小幅に反落した。コーンはシカゴ高を受け小高く寄り付いた。寄り後は円高とシカゴ夜間取引安が重石となったことやこのところの続伸で高値警戒感も強まり利益確定売りが優勢となった。大豆は続伸した。大豆はシカゴ高を受け高く寄り付いた後は薄商いで動意薄の展開。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米2月卸売物価指数(PPI)(前月比)(予想+0.1% 前回+0.4%)
21:30米2月消費者物価指数(PPIコア指数)(前月比)(予想+0.2% 前回+0.4%)
21:30米2月小売売上高(前月比)(予想+0.3% 前回-0.3%)
21:30米2月小売売上高(除自動車)(予想+0.4% 前回0.0%)

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