夕刊:2018/03/15

日銀のETF買い付けの思惑により株価指数先物主導で買いが入り日経平均は小反発

為替
NY時間でトランプ政権が中国に対し対米貿易黒字を1000億ドル削減するよう求めたと伝わったことで米中貿易摩擦への懸念が高まったことや米10年債利回りの低下を受けリスク回避の円買いドル売りが強まったことを受け15日の東京為替市場でのドル円相場は前日比20銭ほど円高ドル安の1ドル=106円30銭前後で取引を開始した。日中取引では米株安や森友学園問題への警戒で日経平均が続落して寄り付いた後下げ幅を拡大させたことや国内輸出企業からの実需の円買いドル売りなどで更に円高ドル安が進みドル円は一時105円80銭前半へ下落した。その後日経平均が押し目買いで下げ渋り下げ幅を縮小するにつれ円高が一服しドル円は106円近辺まで持ち直す動きとなった。午後は日経平均の底堅い動きでドル円は下支えされたもののそれ以外目新しい材料も無く取引が手控え気味となりドル円は105円台後半でのもみ合いで推移した。15時15分現在、1ドル=106円03銭。
株式(日経平均)
前日のNY市場で米中貿易摩擦への懸念からNYダウが大幅続落し円高が進んだことが嫌気され15日の東京株式市場では投資家のリスク回避姿勢が強まり輸出関連株中心に売りが優勢となった。日経平均株価は前日比73円15銭安の21704円14銭と続落して寄り付いた。寄り後は米中貿易摩擦の影響で世界的な貿易量の減少が懸念され海運株や市況関連株の下げが目立ったほか円高への警戒で値嵩のハイテク株や輸出関連株に売りが膨らみ日経平均はじり安基調となった。その後個人投資家からの内需株への押し目買いで日経平均は下げ渋り引けにかけて下げ幅を縮小した。前引けの日経平均株価は前日比102円81銭安の21674円48銭で前場の取引を終了した。後場は昼休み時間中に日経平均先物が買われたことから日経平均は前引けより下げ幅を縮小して寄り付いた。寄り後は日銀のETF買い付けの思惑で海外投資家から株価指数先物に買戻しが入ったことで日経平均が押し上げられ小幅高に転じた。大引けの日経平均株価は前日比26円66銭高の21803円95銭と小幅に反発した。
貴金属
金先限帳入値は4540円(前日比-30円)。銀先限帳入値は56.4円(前日比-0.6円)。プラチナ先限帳入値は3284円(前日比-41円)。パラジウム先限帳入値は3371円(前日比-2円)金は反落した。NY安と円高を受け売り優勢で始まった。寄り後は円高が圧迫要因となったもののドル建て現物相場の堅調が下支えとなり下げが一服し弱もち合いとなった。又、ドラギECB総裁がインフレに対して慎重な見方を示したことでユーロ安となったことも金の重石となった。ただ、ここにきて米国は米中貿易摩擦やトランプ政権の重要閣僚の相次ぐ辞任など不安材料を抱えていることや国内でも森友学園問題が深刻化するなど日米での政治の不透明感は高まっておりこの先金の下支え要因となろう。プラチナは大幅反落した。NY安と円高に圧迫され大幅反落して寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場が堅調となったもののユーロ安に加え円高への警戒から戻りが鈍く安値圏での弱含みで推移した。
石油
原油先限帳入値は40070円(前日比-70円)。ガソリン先限帳入値は55090円(前日比+30円)。灯油先限帳入値は55720円(前日比+330円)東京原油は売り買い交錯し小幅続落。NY原油高と円高が綱引きとなり前日比同値で寄り付いた。寄り後はNY原油夜間取引が小確りしたことから一時プラス圏で推移したものの更なる円高進行で戻りを売り直され前日終値近辺で一進一退の動きとなった。一方でガソリンと灯油は反発した。
ゴム
ゴム先限帳入値は195.2円(前日比+0.5円)東京ゴムは小幅に続伸した。上海ゴム夜間取引安と円高が嫌気され小安く寄り付いた。寄り後に円高が進むと下げ幅をやや拡大したもののその後日中取引の上海ゴムが夜間取引からの下げ幅を縮小したことや海外の現物価格の上昇で東京ゴムの下げが一服し小幅高に転じた後は小確りで推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23570円(前日比-180円)。大豆先限帳入値は47960円(前日比-770円)。コーンは続落した。シカゴ安と円高を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後は円高懸念や高値警戒で利益確定売りが膨らみ戻りの鈍い展開となった。大豆は大幅反落した。大豆はシカゴ急落を受け大幅安で寄り付いた後ザラバの商いは成立せず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米3月NY連銀製造業景気指数(予想15.0 前回13.1)
21:30米3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想23.0 前回25.8)
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)(予想22.8万件 前回23.1万件)
23:00米3月NAHB住宅市場指数(予想72 前回72)

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