夕刊:2018/03/16

マクマスター米大統領補佐官解任とのニュースで円高進み日経平均が反落

為替
NY時間で良好な経済指標を受け米長期金利が上昇したことやNYダウが反発したことなどでドルの買戻しが優勢となりドル高円安が進んだ流れを映し16日の東京為替市場でのドル円相場はNY終値と同水準の1ドル=106円30銭台で取引を開始した。日中取引では米中貿易摩擦や森友問題などへの警戒でドル円の上値が抑えられる中、日本時間10時過ぎにマクマスター米大統領補佐官解任とのワシントンポスト紙の報道が流れたことをきっかけに円買いドル売りが強まりドル円は105円90銭台へ急速に値を下げた。暫くしてホワイトハウスが同報道を否定したことで円買いドル売りが一服しドル円は106円近辺まで持ち直した。しかしながらその後もトランプ政権の先行き不透明感からドル円の上値は重く105円台後半から106円前後での小幅なレンジ内でのもみ合いで推移した。15時15分現在、1ドル=105円88銭。
株式(日経平均)
前日のNY市場で良好な経済指標の発表を受け円安ドル高が進みNYダウが反発したことで16日の東京株式市場では投資家心理がやや改善したことから主力株中心に買い戻しが優勢となり日経平均株価は前日比72円58銭高の21876円53銭と反発して寄り付いた。寄り後は米中貿易摩擦や森友問題への警戒で買いが続かず日経平均は戻り売りに押されマイナスに転じた。その後マクマスター解任のニュースで円高が進んだことから輸出関連のハイテク株へ売りが優勢となり日経平均は下げ幅を拡大し一時3桁の下げ幅となった。売り一巡後に個人投資家からの押し目買いで日経平均はやや下げ幅を縮小した。前引けの日経平均株価は前日比53円36銭安の21750円59銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けより下げ幅をやや拡大して寄り付いた。寄り後GLOBEXのNYダウ先物が軟調に推移したことから日経平均先物にも売りが出たことで現物株にも売りが波及し日経平均は下げ幅を拡大し一時前場の安値を下回った。その後NYダウ先物の下げ幅縮小から日経平均の下げが一服したものの週末のポジション整理の売り圧力で戻りは鈍かった。大引けの日経平均株価は前日比127円44銭安の21676円51銭と反落した。
貴金属
金先限帳入値は4477円(前日比-33円)。銀先限帳入値は56.0円(前日比-0.4円)。プラチナ先限帳入値は3264円(前日比-20円)。パラジウム先限帳入値は3350円(前日比-21円)金は大幅に反落した。NY安を受け売り優勢で始まった。寄り後はユーロ安を受けドル建て現物相場が軟調となったことや円高が嫌気され下げ幅を拡大した。又、来週開催されるFOMCを前に持ち高調整の売り圧力も強く戻りは鈍かった。プラチナも続落した。NY安と円高に圧迫され続落して寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場が弱もち合いとなったことや円高進行で下げ幅をやや拡大し軟調な動きとなった。
石油
原油先限帳入値は40200円(前日比+130円)。ガソリン先限帳入値は55210円(前日比+120円)。灯油先限帳入値は56230円(前日比+510円)東京原油は反発した。NY原油高を映し反発して寄り付いた。寄り後にNY原油夜間取引は小動きで推移したものの円高と株安が進んだことが圧迫材料となり次第に上げ幅を縮小し小動きとなった。ガソリンと灯油は原油高を受け続伸した。
ゴム
ゴム先限帳入値は191.8円(前日比-3.4円)東京ゴムは3日ぶりに反落した。上海ゴム夜間取引安を映し売り優勢となり東京夜間取引の終値と同水準で寄り付いた。寄り後日中取引の上海ゴムが夜間取引より下げ幅を拡大するにつれ東京ゴムは手仕舞い売りが膨らみ一段安した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23650円(前日比+80円)。大豆先限帳入値は48170円(前日比+210円)。コーンと大豆は反発した。コーンはシカゴ安を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後は円高が警戒されたもののシカゴ夜間取引の底堅さから買い戻しを誘い小幅高に転じた。大豆はシカゴ夜間高を好感し反発して寄り付いた後はザラバの商いは成立せず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米2月住宅着工件数(前月比)(予想-2.7% 前回+5.9%)
21:30米2月建設許可件数(前月比)(予想-3.6% 前回25.8)
21:30米2月鉱工業生産(前月比)(予想+0.3% 前回-0.1%)
23:00米3月ミシガン大学消費者態度指数・速報値(予想99.3 前回99.7)

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