夕刊:2018/03/22

年度末に向けたGPIFの持ち高調整の買い観測から日経平均は4日ぶりの反発

為替
NY時間でFOMC終了後にドル売りが強まり円高ドル安が進んだ流れを引継ぎ22日の東京為替市場でのドル円相場はNY終値と同水準の1ドル=105円90銭台前半で取引を開始した。日中取引ではホワイトハウス関係筋の話としてトランプ大統領が22日にも中国からの輸入製品に対する関税措置に関して発表すると伝わったことを受け米中貿易摩擦への懸念から円買いドル売りが強まりドル円は105円60銭前後まで軟化した。その後日経平均が安寄り後反発に転じたことで円高が一服しドル円は105円70銭近辺まで値を戻した。午後は手掛かり材料に欠ける中、日経平均の強含みからドル円は105円90銭前後までじり高となった。15時15分現在、1ドル=105円90銭。
株式(日経平均)
FOMCでFRBは0.25%の利上げを決定しほぼ予想通りの結果となったものの緩やかな利上げ継続が維持されたことで前日のNY株式市場でハイテク株が売られNYダウ、ナスダック共に続落したことを受け22日の東京株式市場ではやや売りが優勢となり日経平均株価は前日比28円81銭安の21352円16銭と小幅続落して寄り付いた。寄り後は日経平均が3日続落したことで個人投資家の自立反発狙いの押し目買いが入ったほかGPIFの年度末に向けた持ち高調整の買い観測が市場に流れたことがきっかけとなり日経平均はじり高基調を辿り一時200円近く上昇した。その後為替が円高方向にぶれたことで上値が重くなり日経平均は前引けにかけて上げ幅を縮小した。前引けの日経平均株価は前日比80円52銭高の21461円49銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けとほぼ同水準で寄り付いた。寄り後は株価指数先物にまとまった買いが入りそれに伴う裁定買いで日経平均は押し上げられ21500円台を回復した。大引けの日経平均株価は前日比211円02銭高の21591円99銭と4日ぶりに反発した。
貴金属
金先限帳入値は4518円(前日比+31円)。銀先限帳入値は56.2円(前日比+0.2円)。プラチナ先限帳入値は3270円(前日比+6.0円)。パラジウム先限帳入値は3348円(前日比-8円)金は続伸した。NY高を受け買い優勢で始まった。寄り後はドル建て現物相場の上昇一服と円高に上値が抑えられ上げ幅を縮小しもみ合いとなった。金はFOMCを無難に通過したことで不安要因が解消され下値不安が後退した一方でイランを巡る地政学的リスクや米中貿易摩擦などの懸念材料が下支えとなり目先戻りを試す動きが期待される。プラチナも続伸した。NY高を映し続伸して寄り付いた。寄り後は円高とドル建て現物相場の伸び悩みが圧迫要因となり上げ幅を縮小しやや上値の重い動きとなった。
石油
原油先限帳入値は42540円(前日比+1510円)。ガソリン先限帳入値は57320円(前日比+1400円)。灯油先限帳入値は58310円(前日比+1450円)東京原油は休日を挟み4連騰した。NY原油大幅高を背景に大幅に続伸して寄り付いた。寄り後はEIAとAPIの週間在庫統計で原油在庫が減少したことやイランとベネズエラの供給不安を手掛かりにNY原油夜間取引が強含んだことから一時上げ幅を拡大した。その後円高とNY原油夜間取引の上昇一服で伸び悩んだものの下値は堅く4桁超の上げ幅を維持しながら堅調に推移した。ガソリンと灯油も原油高に押し上げられ4桁超の大幅高となった。
ゴム
ゴム先限帳入値は187.3円(前日比+0.3円)東京ゴムは4日ぶりに小反発した。上海ゴム夜間取引安と円高を受け20日の東京ゴム夜間取引の上げ幅をやや縮小して寄り付いた。寄り後は商いが盛り上がりに欠ける中、円高に上値が抑えられたものの日中取引の上海ゴムが夜間取引からの下げ幅を縮小すると東京ゴムも地合いを引き締め小動きながら底堅く推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23540円(前日比+170円)。大豆先限帳入値は48100円(前日比変わらず)。コーンは続伸し、大豆は前日比変わらず。コーンはシカゴ高が好感され小高く寄り付いた。寄り後はシカゴ夜間取引高を手掛かりに上げ幅を拡大し堅調な動きで推移した。大豆は日中取引の商い成立せず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)(予想22.5万件 前回22.6万件)
23:00米2月景気先行指標総合指数(前月比)(予想+0.5% 前回+1.0%)

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