夕刊:2018/03/23

米中貿易摩擦拡大懸念による米株式相場の暴落と急激な円高が嫌気され日経平均は急反落

為替
NY時間でトランプ大統領が中国による知的財産権侵害を理由に同国製品に高関税を賦課することを表明したことを受け米中貿易摩擦拡大への警戒からリスク回避の円買いドル売りが進んだ流れを引継ぎ23日の東京為替市場でのドル円相場は前日東京終値より1円以上円高ドル安の1ドル=104円70銭台で取引を開始した。日中取引ではドル円は一時2016年11月以来の104円60銭台へ軟化した。その後5,10日の輸入業者からの実需の円売りドル買いが入りドル円は下げ渋り104円80~90銭前後でのもみ合いで推移した。午後は日経平均が下げ幅を拡大したことには反応が薄く104円台後半での小幅な値動きに留まった。15時15分現在、1ドル=104円90銭。
株式(日経平均)
22日にトランプ大統領が中国による知的財産権の侵害への報復措置として同国製品の輸入関税強化策の実施を表明したことを受け米中貿易摩擦拡大懸念から米株式相場が暴落し円高ドル安が加速したことが嫌気され23日の東京株式市場では投資家のリスク回避姿勢が強まり日経平均株価は前日比403円19銭安の21188円80銭と大幅に反落して寄り付いた。寄り後も米国の保護主義的な貿易政策や急激な円高の影響で企業収益の縮小が懸念され主力の輸出関連株や機械株など幅広い銘柄に売りが膨らんだほか株価指数先物にもまとまった売りが出て日経平均は一段安となり一時800円超の下げ幅となった。その後日経平均は円高一服で下げ止まりやや下げ幅を縮小した。前引けの日経平均株価は前日比764円07銭安の20827円92銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けとほぼ同水準で寄り付いた。寄り後は米中貿易摩擦を警戒した海外投資家からの売りが継続、日経平均は一段と下げが加速し前場の安値を下回り一時1000円を超す下げ幅となった。大引けの日経平均株価は前日比974円13銭安の20617円86銭と急反落した。
貴金属
金先限帳入値は4505円(前日比-13円)。銀先限帳入値は56.0円(前日比-0.2円)。プラチナ先限帳入値は3223円(前日比-47円)。パラジウム先限帳入値は3306円(前日比-42円)金は3日ぶりに反落した。NY高を円高に相殺され売り優勢となった。寄り付きは円高が重石となり一時的に4500円台を割り込んだもののその後ドル建て現物相場の堅調から下げ幅を縮小し4500円台へ値を戻し小幅な値動きとなった。東京金は急激な円高が不安材料視されるものの海外高や株安を手掛かりに安全資産としての金への資金流入期待が下支えすると思われる。プラチナも大幅に反落した。NY安と円高を受け売り優勢となった。寄り後はドル建て現物相場の堅調が下支えとなったものの円高が圧迫要因となり安もち合いで推移した。
石油
原油先限帳入値は42020円(前日比-520円)。ガソリン先限帳入値は57230円(前日比-90円)。灯油先限帳入値は57890円(前日比-420円)東京原油は5日ぶりに反落した。NY原油安と円高を受け大幅に反落して寄り付いた。寄り後はサウジアラビア政府がOPECやロシアなどが行っている協調減産を2019年も継続することを示唆したことが好感されNY原油夜間取引が大幅反発したことから東京原油も下げ幅を縮小した。ガソリンと灯油も原油安に連動し大幅反落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は174.5円(前日比-12.8円)東京ゴムは急落した。上海ゴム夜間取引大幅安と円急騰を受け大幅に反落して寄り付いた。寄り後は日中取引の上海ゴムが暴落しストップ安を付けたことから東京ゴムも損失覚悟の手仕舞い売りが加速し一段安となり一時2016年10月以来の安値174.4円を付けた。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23330円(前日比-210円)。大豆先限帳入値は48100円(前日比変わらず)。コーンは反落し、大豆は前日比変わらず。コーンは急激な円高を受け売り優勢で始まった。寄り後はシカゴ夜間取引が小高く推移したものの円高に圧迫され弱もち合いとなった。大豆は昨日に引き続き日中取引の商い成立せず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)(予想22.5万件 前回22.6万件)
23:00米2月景気先行指標総合指数(前月比)(予想+0.5% 前回+1.0%)

掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。