夕刊:2018/03/29

大幅な円安進行で外人投資家からの買い戻しが入り日経平均は反発

為替
NY時間で米10-12月期GDP・確報値が上方修正されたことや北朝鮮リスクが後退したことなどが好感され円安ドル高が加速した流れを引継ぎ29日の東京為替市場のドル円相場は前日終値より1円以上円安ドル高の1ドル=106円80銭台で取引を開始した。日中取引では日経平均が高寄り後上げ幅を縮小させたことや年度末の実需の円買いなどで円が下げ止まりドル円は106円台半ばまで押し戻された。その後は目立った手掛かり材料も無くドル円は106円60銭前後でのもみ合いで推移した。午後は日経平均が一時下げに転じたことからドル円は弱含み106円40銭前後まで軟化した。15時15分現在、1ドル=106円58銭。
株式(日経平均)
29日の東京株式市場では南北首脳会談や米朝首脳会談を前に北朝鮮の金委員長が電撃的に中国を訪問し中朝首脳会談が実施されたことを背景に北朝鮮リスクが後退したことから外国為替市場で大幅に円安が進んだことを受け外人投資家からの買戻しや個人投資家の内需株買いが優勢となり日経平均株価は前日比219円65銭高の21250円96銭と大幅に反発して寄り付いた。寄り後買い戻しが一巡したあとは米中貿易摩擦への警戒感が依然として燻っていることで戻り売り圧力が強く日経平均の上値が重くなり次第に上げ幅を縮小した。前引けの日経平均株価は前日比122円66銭高の21153円97銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けと同水準で寄り付いた後株価指数先物が売られたことをきっかけにIT/ハイテク株が売られ日経平均は値を削る動きとなり一時下げに転じた。大引けにかけて日経平均は持ち直し前引け水準まで値を戻した。大引けの日経平均株価は前日比127円77銭高の21159円08銭と反発した。
貴金属
金先限帳入値は4536円(前日比-16円)。銀先限帳入値は56.0円(前日比-0.1円)。プラチナ先限帳入値は3230円(前日比+2円)。パラジウム先限帳入値は3306円(前日比+21円)金は続落した。NY安を受け小安く寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の底堅い動きが下支えしたものの円安一服で買いが手控えられたうえ週末からのNY市場3連休を控え年度末のポジション調整の売りや利益確定売りで下げ幅を拡大し軟調な動きとなった。プラチナは反発した。円安が好感され買い優勢で寄り付いた。寄り後は円安一服で上値が重くなり上げ幅を縮小した。
石油
原油先限帳入値は42740円(前日比+460円)。ガソリン先限帳入値は57460円(前日比+300円)。灯油先限帳入値は59280円(前日比+550円)東京原油は反発した。NY原油は続落したものの急激な円安とNY原油夜間取引高を背景に買い優勢で寄り付いた。寄り後は円安一服でやや上げ幅を縮小したがNY原油夜間取引の堅調に支えられ高値圏でのもみ合いで推移した。ガソリンと灯油も原油高に連動し反発した。
ゴム
ゴム先限帳入値は182.0円(前日比+1.8円)東京ゴムは続伸した。上海ゴム夜間取引高と円安を好感し買い先行で寄り付いた。寄り後も日中取引の上海ゴムが底堅い動きで推移したことから東京ゴムは堅調な動きとなった。その後円安一服で伸び悩み182円を中心に上下1円ほどの狭いレンジ内での小動きで推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23600円(前日比+240円)。大豆先限帳入値は47830円(前日比-70円)。コーンは続伸し、大豆は小幅安。コーンは円安を受け買い優勢で寄り付いた。寄り後はシカゴ夜間取引の強含みから上げ幅を拡大し高もち合いで推移した。大豆は商い低調な中、シカゴ夜間取引安が重石となり小幅安となった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)((予想23.0万件 前回22.9万件)
21:30米2月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)(前月比)(予想+0.2% 前回+0.3%)
22:45米3月シカゴ購買部協会景気指数(予想62.0 前回61.9)
23:00米3月ミシガン大学消費者態度指数・確報値(予想102.0 前回102.0)

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