夕刊:2018/04/03

米株安と円高への警戒で投資家心理が悪化したことを受け日経平均は続落

為替
NY時間で米中貿易摩擦に対する懸念から米株式相場が急落したことでリスク回避の円買いが強まり円高ドル安が進んだ流れを引継ぎ3日の東京為替市場のドル円相場は前日終値より50銭ほど円高ドル安の1ドル=105円80銭前後で取引を開始した。日中取引では序盤は円買いが一時優勢となったが中盤にかけ国内輸入企業からの円売りドル買いが入りドル円は下げ渋る展開となった。その後日経平均の下げ幅縮小からドル円はやや強含み105円90銭前後で推移した。午後に入りドル円は膠着感を強めるもレンジをやや切り上げ106円手前でのもみ合いで推移した。15時15分現在、1ドル=105円95銭。
株式(日経平均)
前日の米株式市場でハイテク銘柄が軒並み売られNYダウ、ナスダック共に大幅安したことから3日の東京株式市場では投資家心理が悪化し輸出関連株を中心に幅広い銘柄に売りが膨らみ日経平均株価は前週末比273円10銭安の21115円48銭と大幅続落して寄り付いた。寄り後は米ハイテク株安への連想から東京市場でもファナック、東京エレクなど値嵩の半導体関連株への売りが継続し日経平均は一時300円以上下げ幅を拡大した。売り一巡後に景気動向に業績が左右され難いディフェンシブ銘柄へ個人投資家や一部国内機関投資家などからの押し目買いが入り日経平均は下げ渋り下げ幅を縮小した。前引けの日経平均株価は前日比187円81銭安の21200円77銭で前場の取引を終了した。後場はGLOBEXのNYダウ先物の上昇を手掛かりに昼休み時間中に株価指数先物に買戻しが入ったことで日経平均が押し上げられ前引けよりも高い水準で寄り付いた。寄り後は日銀のETF買い付けを期待する買いと戻り待ちの売りが交錯し上げ下げを繰り返しながらも取引終盤にかけ日経平均は更に下げ幅を縮小した。大引けの日経平均株価は前日比96円29銭安の21292円29銭と続落した。
貴金属
金先限帳入値は4555円(前日比+21円)。銀先限帳入値は56.5円(前日比+0.4円)。プラチナ先限帳入値は3202円(前日比-15円)。パラジウム先限帳入値は3160円(前日比-58円)金は続伸した。NY高を引継ぎ買い優勢で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の上昇一服や円高に上値が抑えられ伸び悩みとなったものの米中貿易摩擦の拡大懸念や金ETFへの資金流入期待が下支えとなり高値圏でもみ合う動きとなった。プラチナは反落した。NY高が円高に相殺され売り優勢で始まった後はドル建て現物相場の軟調から下げ幅を拡大し弱含みで推移した。米中貿易摩擦拡大や株安の影響でプラチナの需要減が警戒されたことも弱材料となった。
石油
原油先限帳入値は41330円(前日比-1370円)。ガソリン先限帳入値は56200円(前日比-1440円)。灯油先限帳入値は58210円(前日比-1390円)東京原油は急落した。円高が重石となったことや米株安を受けNY原油が急落したことを映し売り優勢となり4ケタ超の大幅安で寄り付いた。寄り後はNY原油夜間取引が小高く推移したものの米中貿易摩擦や円高への警戒で上値の重い展開となり安値圏で推移した。ガソリンと灯油は原油安に連動し4桁超の急反落。
ゴム
ゴム先限帳入値は180.1円(前日比-1.5円)東京ゴムは続落した。前日の上海ゴム夜間取引が小高く推移したものの円高が嫌気され売り先行で始まった。寄り後は米中貿易摩擦への懸念や円高への警戒で売りが加速し一段安した。その後東京ゴムは上海ゴムに比べ売られすぎとの見方から下げが一服し日中取引の上海ゴムが下げ渋るにつれ下げ幅を縮小し辛うじて180円台を維持して引けた。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23940円(前日比-250円)。大豆先限帳入値は48600円(前日比-100円)。コーンは続落し、大豆は軟調な動き。コーンはシカゴ安と円高が重石となり売り優勢となった。寄り後はシカゴ夜間取引が小高く推移したことから下げが一服し下げ幅をやや縮小したものの戻りが鈍く弱もち合いで推移した。大豆は低調商いの中、シカゴ安と円高など悪材料が重なったことから小口売りを誘い軟調な動きとなった。
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