夕刊:2018/04/04

朝高後に米中貿易摩擦を警戒した売りに押され日経平均は上げ幅を削る展開

為替
NY時間で米株式相場が急反発したことや米10年債利回りの上昇を受けドル買いが強まり円安ドル高が進んだ流れを引継ぎ4日の東京為替市場のドル円相場は前日終値より60銭ほど円安ドル高の1ドル=106円50銭前後で取引を開始した。日中取引では週末の米3月雇用統計の発表を控え目立った手掛かり材料も見当たらない中ドル円は動意が薄くなり106円台半ばでの小動きで推移した。午後に入ってもドル円は106円台半ばで膠着感を強め方向感の乏しい動きとなった。15時15分現在、1ドル=106円57銭。
株式(日経平均)
前日の米株式市場でIT・ハイテク株が買戻されNYダウ、ナスダック共に大幅反発したことや円安が好感され4日の東京株式市場ではリスク選好の動きが強まり幅広い銘柄が買い優勢となり日経平均株価は前日比123円56銭高の21115円48銭と反発して寄り付いた。寄り後は日本時間の朝方に米通商代表部(USTR)が中国に対し産業用ロボットなど約1300品目に25%の高関税を賦課すると公表したことを受け電機や機械株などが米中貿易摩擦を懸念した売りに押され日経平均は次第に値を削る展開となり小幅安に転じた。前引けの日経平均株価は前日比19円43銭安の21272円86銭で前場の取引を終了した。後場は前引けとほぼ同水準で寄り付いた。寄り後は米中貿易摩擦やGLOBEXのNYダウ先物の下落を警戒した売りで一時下げ幅を拡大した。その後株価指数先物買いをきっかけに日経平均は再度プラスに浮上した。大引けの日経平均株価は前日比27円26銭高の21319円55銭と3日ぶりに小反発した。
貴金属
金先限帳入値は4561円(前日比+6円)。銀先限帳入値は56.3円(前日比-0.2円)。プラチナ先限帳入値は3172円(前日比-30円)。パラジウム先限帳入値は3127円(前日比-33円)金は3日続伸した。NY安を円安に相殺され小高く寄り付いた。寄り後は円安一服やドル建て現物相場の伸び悩みで上値がやや抑えられたものの米中貿易摩擦の拡大懸念が下支えとなり小動きながら底堅く推移した。プラチナは4日続落した。NY安を引き継ぎ売り優勢で始まった。寄り後は円安一服とドル建て現物相場の弱含みで下げ幅を拡大し軟調な動きとなった。東京プラチナは夜間取引で2016年10月以来の安値を付けテクニカル面が悪化したことも圧迫要因となった。
石油
原油先限帳入値は41650円(前日比+320円)。ガソリン先限帳入値は56580円(前日比+380円)。灯油先限帳入値は58490円(前日比+280円)東京原油は反発した。NY原油高と円安が好感され買い優勢で寄り付いた。寄り後はNY市場引け後にAPIが発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が予想に反し減少したことで発表後はNY原油夜間取引が小高く推移したもののその後反落に転じたことから東京原油の上値が重くなり次第に上げ幅を縮小した。ガソリンと灯油も原油高を受け反発した。
ゴム
ゴム先限帳入値は179.6円(前日比-0.5円)東京ゴムは小幅に3日続落した。上海ゴム夜間取引安と円安が綱引きとなり買いがやや優勢で始まった。寄り後は日中取引の上海ゴムが小動きで推移したことで東京ゴムも方向感が定まらず180円を間に狭いレンジでの小幅な値動きで推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23950円(前日比+10円)。大豆先限帳入値は48800円(前日比+200円)。コーンと大豆は反発した。コーンと大豆はシカゴ高と円安に支援され小確りで寄り付いた。寄り後コーンは材料不足で出来高が低調な中、シカゴ夜間取引が小幅安に転じたことから上げ幅を縮小した。一方大豆は薄商いで玉次第の中、シカゴ夜間取引の堅調から小口買いが入り上げ幅を拡大した。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:15米3月ADP雇用統計(前月比)(予想20.5万人 前回23.5万人)
23:00米2月製造業新規受注(前月比)(予想+1.7% 前回-1.4%)
23:00米3月ISM非製造業景況指数(総合)(予想59.0 前回59.5)

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