夕刊:2018/04/10

ボアオ・アジアフォーラムでの習・中国国家主席が対米貿易戦争回避に向け対話を重視する姿勢を示す

為替
NY株式相場の上値の重さが嫌気されドル安が加速し、ドル/円の序盤は頭が重い展開となり、仲値106.75が上値抵抗となって円高推移となったが、ボアオ・アジアフォーラムにおける中国の習近平国家主席の基調講演にて対話により対米輸入関税の引き下げを検討との発言が伝わるとドル高となり、円は一時207.26円まで上昇し、207円台前半での揉み合いとなった。15:15現在、1ドル=107.18円
株式(日経平均)
NY株が終盤に崩れ、午前の上昇幅を大幅に削って終了した事や円高進行が嫌気され、前日比78.59安い21,599.67円で始まり軟調推移だったが、中国国家主席の習氏が米国との貿易戦争懸念に対し、対話による問題解決を計る用意があり、自動車を中心に輸入関税の引き下げも検討するとの発言が伝わると買いが優勢となって前日比プラス圏を確保して堅調に推移した。日経平均終値=21,794.32円(前日比+116.06円)
貴金属
金先限帳入値は4580円(前日比+7円)。銀先限帳入値は56.5円(前日比+0.1円)。白金先限帳入値は3237円(前日比+50円)。パラジウム先限帳入値は3166円(前日比+80円)。金はドル安によりドル建現物相場が堅調となった事から小確りとなり、最近のレンジ上限を試すも伸びきれず、本日の高値近辺での揉み合いに終止した。米・中間の貿易戦争懸念やインドの婚礼シーズンを控え、金需要は高まっており、押し目買い有利と思われる。白金は今週に入り安値修正場面となり、3200円台を突破し堅調、目先3200円をキープできれば年初の高値から4/5の安値までの1/3戻し3324円目標か。
石油
原油先限帳入値は42760円(前日比+1070円)。ガソリン先限帳入値は57640円(前日比+1150円)。灯油先限帳入値は58770円(前日比+1020円)。中東情勢においてシリアに対する米国の軍事介入の懸念がある中、地政学リスクの高まりから海外原油相場が急伸した事で円高に相殺されるも反発して始まり、堅調を維持した。その後は為替相場が米中貿易問題の緊張が緩和された事から円安進行となって続伸し、一時、前日比1000円超上昇するなど急伸した。
ゴム
ゴム先限帳入値は183.5円(前日比+2.2円)。清明節明けの上海市場が底堅く推移している事から売り方の買戻しが先行し堅調に始まり183円前後と言われる輸入採算価格を上回った。その後も堅調な足取りとなり、185.9円の戻り高値を試す流れ。ただ、この水準は産地のシッパーの現物繋ぎ売りが出易い為、生産国の新たな価格支援策が打ち出されない限り、戻りも限定的か。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24350円(前日比+200円)。大豆先限帳入値は48300円(前日比+200円)。コーンは米国でのコーン作付けが始まり、天候プレミアムが付き始めシカゴ市場が堅調となったが東京市場は円高が圧迫し前日比マイナス圏で始まったが習近平中国国家主席が米中貿易摩擦を緩和する発言があり、ドル/円相場が円安に振れた為、24340円まで上伸し堅調となった。大豆は閑散取引でまちまち。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米3月卸売物価指数

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