夕刊:2018/04/11

シリア情勢への懸念や安倍政権の先行き不透明感で日経平均は3日ぶりの反落

為替
NY時間で中国の習国家主席が米中貿易問題の解決に前向きと捉えられる発言をしたことで米中貿易戦争への警戒が和らいだことを受け米株式相場が大幅高したことからドルが買われドル高円安が進んだ流れを引継ぎ11日の東京為替市場のドル円相場はNY終値と同水準の1ドル=107円20銭前後で取引を開始した。日中取引ではシリア情勢の緊迫化を警戒しドルが弱含みとなりドル円は一時107円台を割り込んだ。その後ドル円は107円台を回復し107円前半での小幅な上げ下げを繰り返した。午後は今晩の米3月CPIや米FOMC議事録要旨の公表を控え積極的な取引が手控えられドル円は膠着感を強め107円前半でのもみ合いで推移した。15時15分現在、1ドル=107円06銭。
株式(日経平均)
前日の米株式相場が大幅続伸したことや円安が好感され11日の東京株式市場では買い先行で始まり日経平均株価は前日比24円77銭高の21819円09銭と小幅に続伸して寄り付いた。寄り後はシリアの化学兵器使用の疑いに対しトランプ大統領が軍事行動を辞さない構えを見せたことでシリア情勢の緊迫化を警戒し買いが見送られる中、利益確定売りなどに押され日経平均はじり安基調となり下げ幅をやや拡大した。前引けの日経平均株価は前日比43円89銭安の21750円43銭で前場の取引を終了した。後場は前引けと同水準で寄り付いた。寄り後はシリア情勢への懸念や安倍政権の先行き不透明感などから投資家の様子見姿勢が強まり日経平均は戻りの鈍い動きとなり安値圏で軟調に推移した。大引けの日経平均株価は前日比107円22銭安の21687円10銭と反落した。
貴金属
金先限帳入値は4616円(前日比+36円)。銀先限帳入値は57.0円(前日比+0.5円)。プラチナ先限帳入値は3227円(前日比-10円)。パラジウム先限帳入値は3218円(前日比+52円)金は4日続伸した。NY高を受け買い優勢で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の上昇が下支えとなったものの円安一服に上値が抑えられ上げ幅をやや縮小した。米中貿易摩擦への警戒が和らいだことも金の重石となった。午後に入りシリア情勢の緊迫化などの地政学的リスクを背景に押し目買い意欲も強く取引終盤にかけて上げ幅を拡大し本日の高値で引けた。プラチナは反落した。NY安を引継ぎ売り優勢で始まった。その後ドル建て現物相場の伸び悩みや円安一服が圧迫材料となり下げ幅を拡大した。
石油
原油先限帳入値は43420円(前日比+660円)。ガソリン先限帳入値は58200円(前日比+560円)。灯油先限帳入値は59460円(前日比+690円)東京原油は大幅続伸した。NY原油や米株式相場の急騰やシリア情勢の緊迫化を背景にリスク選好の動きが強まり大幅続伸して寄り付いた。寄り後にNY原油夜間取引が小確りで推移していたもののその後APIの米週間石油在庫統計で原油在庫が市場予想に反し増加したことでNY原油夜間取引が下落に転じたことから利益確定売りを誘い東京原油は失速気味となり次第に上げ幅を縮小した。ガソリンと灯油は原油高を受け続伸した。
ゴム
ゴム先限帳入値は181.9円(前日比-1.6円)東京ゴムは4日ぶりに反落した。上海ゴム夜間取引高と円安で買いがやや優勢で始まった。寄り後は日中取引の上海ゴムが伸び悩みマイナスに転じたことから売りが優勢となり弱含みとなった。東京ゴムは上海ゴム次第ではあるものの180円以下では押し目買い意欲が強く徐々に下値が固まってきたように思われる。しかしながら積極的に上値を買い進む材料も見当たらず当面は175~185円前後のレンジ相場となりそうだ。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24260円(前日比-90円)。大豆先限帳入値は49010円(前日比+710円)。コーンは小反落し、大豆は続伸した。コーンはシカゴ安を受け売り優勢で始まった。その後はシカゴ夜間取引高で下げ渋りとなり安もち合いとなった。大豆はシカゴ高と円安が好感され2月限は高値を更新して寄り付いた。寄り後は低調商いで動意薄となった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米3月消費者物価指数(CPI)(前月比)(予想0.0% 前回+0.2%)
21:30米3月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)(予想+0.2% 前回+0.2%)
27:00米FOMC議事要旨

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