夕刊:2018/04/12

シリアを巡る中東での地政学リスクが警戒され日経平均は小幅続落

為替
NY時間にトランプ大統領がツイッターでシリアへの軍事行動を示唆したことを受け中東での地政学的リスクが高まりリスク回避のドル売り円買いが強まった流れを引継ぎ12日の東京為替市場のドル円相場はNY終値と同水準の1ドル=106円80銭前後で取引を開始した。日中取引ではシリア情勢の行方を見極めたいとの思惑から様子見姿勢が強まりドル円は106円台後半でのもみ合いで推移した。午後は日経平均の下げ渋りからドル円はやや円安方向に傾き106円90銭前後まで上昇した。15時15分現在、1ドル=106円88銭。
株式(日経平均)
シリア情勢の緊迫化を警戒し前日のNY株式市場でNYダウが大幅反落したことや円高が嫌気され12日の東京株式市場ではやや売り優勢で始まり日経平均株価は前日比29円23銭安の21657円87銭と小幅に続落して寄り付いた。寄り後はシリアを巡る地政学的リスクが意識され上値の重い展開となったものの売り一巡後に日経平均が一時プラスに転じるなどNYダウが大幅安した割には売り圧力が弱く日経平均の下げ幅は限定的となった。前引けの日経平均株価は前日比7円03銭安の21680円07銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けよりやや下げ幅を拡大して寄り付いた。寄り後は前場からの地合いを継続し上値が重い中、日経平均は動意が乏しくなり小幅な上げ下げを繰り返しながらも底堅く推移した。大引けの日経平均株価は前日比26円82銭安の21660円28銭と小幅に続落した。
貴金属
金先限帳入値は4631円(前日比+15円)。銀先限帳入値は57.2円(前日比+0.2円)。プラチナ先限帳入値は3207円(前日比-20円)。パラジウム先限帳入値は3229円(前日比+11円)金は5日続伸した。NY高を引き継ぎ買い優勢で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の伸び悩みから利益確定売りで上値が抑えられ寄り値近辺でもみ合う動きで推移した。プラチナは続落した。NY高を円高に相殺され売り優勢で始まった。その後ドル建て現物相場の軟調やユーロの上昇一服が圧迫材料となり下げ幅を拡大した。そのほかにもプラチナ産出国のロシアの通貨ルーブルの急落でロシアからのプラチナの供給が増えるのではとの思惑から需給の緩みを警戒した売りが出たとの見方もあった。
石油
原油先限帳入値は44390円(前日比+970円)。ガソリン先限帳入値は59140円(前日比+940円)。灯油先限帳入値は60370円(前日比+910円)東京原油は大幅続伸した。シリアを巡る中東での地政学的リスクを背景にNY原油が大幅続伸したことを受け買いが優勢で始まった。寄り後にNY原油夜間取引が上げ幅を拡大したことから東京原油も一段高となり一時4桁超の上げ幅となった。原油高に連動しガソリンと灯油も大幅に続伸した。
ゴム
ゴム先限帳入値は183.0円(前日比+1.1円)東京ゴムは反発した。東京夜間取引高を受け買いがやや優勢で始まった。寄り後は手掛かり難で商いが盛り上がりに欠ける中、日中取引の上海ゴムが寄り後軟調に推移したことから東京ゴムも伸び悩み一時マイナスに転じた。その後上海ゴムが持ち直し下げ幅を縮小すると東京ゴムも下げ渋りとなり再びプラス圏に浮上し小高く推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24140円(前日比-120円)。大豆先限帳入値は49010円(前日比変わらず)。コーンは続落し、大豆は横ばい。コーンはシカゴ安と円高を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後は商い低調な中、動意に欠ける展開となり安もち合いで推移した。大豆は前日終値と同値で寄り付いた後は人気離散傾向が強まり売り買い見送られザラバの商いは出合いなし。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
20:30欧ECB理事会議事要旨
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)(予想23.0万件 前回24.2万件)

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