夕刊:2018/04/16

日米首脳会談を前に積極的な売買は手控えられ日経平均は小動き

為替
14日未明に米英仏がシリアへの軍事攻撃を行った。しかしながら攻撃対象が限られたことや攻撃が1回限りとなったことで市場への影響が限定的と捉えられ16日の東京為替市場のドル円相場は前週末の東京終値とほぼ同水準の1ドル=107円50銭前後で取引を開始した。日中取引では安倍内閣の支持率低下で国内政治の不透明感が広がったことや明日からの日米首脳会談を控えトランプ政権が日本とのFTA交渉を有利に進めるために円安を牽制する発言が出るのではとの思惑から円が強含みドル円は107円20銭台へ軟化した。午後は日経平均の伸び悩みやGLOBEXのNYダウ先物の上げ幅縮小を背景に円買いがやや優勢となった。15時15分現在、1ドル=107円22銭。
株式(日経平均)
14日未明に米英仏がシリアへの軍事行動を実施したが攻撃が1回限りとなりマティス米国防長官が「攻撃は化学兵器の関連施設に限定」「攻撃は既に終了」などと発言したことで今回の攻撃による市場への影響は限定的との見方が広がり16日の東京株式市場では中東での地政学的リスクが後退したことや円高一服を受け輸出関連株や内需株などに買いが優勢となり日経平均株価は前週末比64円81銭高の21843円55銭と続伸して寄り付いた。寄り後は安倍内閣の支持率低下から国内政治の先行き不透明感が警戒され買いが手控えられたことや円高進行が重石となり日経平均は上値の重い動きで推移した。前引けの日経平均株価は前週末比55円68銭高の21834円42銭で前場の取引を終了した。後場は前引けより上げ幅を縮小して寄り付いた。寄り後は明日からの日米首脳会談を前に積極的な売買は手控えられ日経平均は膠着感を強め、狭いレンジ内での小幅な値動きで推移した。大引けの日経平均株価は前日比56円79銭高の21835円53銭と小幅続伸した。
貴金属
金先限帳入値は4624円(前日比+9円)。銀先限帳入値は57.1円(前日比+0.3円)。プラチナ先限帳入値は3223円(前日比-6円)。パラジウム先限帳入値は3300円(前日比+41円)金は反発した。NY高を受け買い優勢で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の堅調と円高で売り買い交錯し伸び悩みとなった。今日は米英仏のシリアへの軍事行動が一過性となったことでリスク回避目的での金への買いの勢いは一服した一方で中東での地政学的リスクは依然として燻っていることや日米の政治リスクなど不安材料も多く引き続き押し目買いの流れは継続し下値は堅かった。プラチナは反落した。NY安を円安が相殺し小高く始まった。その後ドル建て現物相場の伸び悩みや円高に上値が抑えられ下落に転じ軟調に推移した。
石油
原油先限帳入値は44120円(前日比-240円)。ガソリン先限帳入値は58620円(前日比-480円)。灯油先限帳入値は60100円(前日比-330円)東京原油は続落した。NY原油高を映し反発して始まった。寄り後は米英仏のシリアへの攻撃が一回限りとなり中東情勢への懸念が一旦後退したことからNY原油夜間取引が反落し下げ幅を拡大したことで東京原油は売り圧力が強まり次第に上げ幅を削り弱もち合いとなった。原油安を受けガソリンは続落し、灯油は反落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は179.2円(前日比-5.6円)東京ゴムは3日ぶりに急反落した。東京夜間取引安と円安が綱引きとなり小確りで始まった。寄り後は円高に圧迫されたことや日中取引の上海ゴムが寄り後下げ幅を拡大し一段安したことが嫌気され東京ゴムも利益確定売りや手仕舞い売りに下押され下げ幅を拡大し軟調な動きとなった。
とうもろこし・大豆
コーン新甫帳入値は24360円(前日比-円)。大豆新甫帳入値は49000円(前日-円)。コーン新甫限はシカゴ安を受け弱含みで始まった。寄り後は薄商いの中、円高とシカゴ夜間取引安で上値の重い展開となった。大豆新甫限は2月限とほぼ同値で寄り付いた後はザラバの商い成立せず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米3月小売売上高(前月比)(予想+0.4% 前回-0.1%)
21:30米3月小売売上高(除自動車)(前月比)(予想+0.2% 前回+0.2%)
21:30米4月NY連銀製造業景気指数(予想18.6 前回22.5)
23:00米4月NAHB住宅市場指数(予想70 前回70)

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