夕刊:2018/04/26

円安と東京エレクトロンの好決算を受け投資家心理が改善し日経平均は反発

為替
NY時間に米長期金利の上昇でドル買いが強まり円安ドル高が進んだ流れを引継ぎ26日の東京為替市場のドル円相場はNY終値と同水準の1ドル=109円40銭前後で取引を開始した。日中取引では時間外の米10年債利回りが伸び悩んだことや月末の持ち高調整のドル売りなどに上値が抑えられドル円はやや上値の重い動きとなった。一方で日経平均の堅調を受けドル円の下値も限られる中、今晩のECB理事会や明日の南北首脳会談などを控え様子見ムードが広がりドル円は109円30銭前後での小動きで推移した。15時15分現在、1ドル=109円37銭。
株式(日経平均)
前日にNYダウが6日ぶりに反発したことや円安が好感され26日の東京株式市場では投資家心理が改善し前日に好決算を発表した東京エレク株などが買い優勢となり日経平均株価は前日比63円45銭高の22278円77銭と反発して寄り付いた。寄り後も東京エレク株が一段高したことで他の半導体関連へも買いが波及し相場上昇を牽引した。東京エレク株1銘柄で日経平均を70円ほど押し上げた。前引けの日経平均株価は前日比130円92銭高の22346円24銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けよりやや上げ幅を縮小して寄り付いた。寄り後は大引け後に発表されるコマツやファナックなど主要企業の決算発表の内容を見極めたいとの思惑から積極的な買いは見送られ日経平均は22300円台前半でのもみ合いで推移した。大引けの日経平均株価は前日比104円29銭高の22319円61銭と反発した。
貴金属
金先限帳入値は4642円(前日比+5円)。銀先限帳入値は58.3円(前日比変わらず)。プラチナ先限帳入値は3213円(前日比-37円)。パラジウム先限帳入値は3290円(前日比+3円)。金は小確り。NY安と円安が綱引きとなり前日終値と同値で寄り付いた。寄り後は米長期金利の上昇で上値が抑えられたもののドル建て現物相場の堅調や円安に支えられ底堅い動きとなった。イラン核合意を巡るトランプ政権の対応や米朝首脳会談などのリスク要因が燻る中、金のETFやSPDRゴールドの残高が増加傾向にあることも金を下支えしている。プラチナは大幅に反落した。NY安を引継ぎ売り優勢で始まった。その後は円安やドル建て現物相場の強含みで下げ幅を一時縮小するも戻り待ちの売りで寄値近辺へ押し戻され軟調な動きとなった。
石油
原油先限帳入値は46720円(前日比+570円)。ガソリン新甫限帳入値は60480円(前日比-円)。灯油新甫帳入値は63400円(前日比-円)。東京原油は反発した。NY高と円安に支援され買い先行で寄り付いた。その後マクロン仏大統領が「トランプ大統領はイラン核合意を破棄する見込み」と述べたことが伝わり米国のイラン核合意破棄により中東情勢が緊迫化するとの懸念が高まりNY原油夜間取引が上伸したことで東京原油も上げ幅を拡大し一段高となった。原油高を受けガソリンと灯油の新甫限は堅調な発会となった。
ゴム
ゴム先限帳入値は187.1円(前日比-1.1円)。東京ゴムは反落した。上海ゴム夜間取引安を円安に相殺され小高く寄り付いた。寄り後は日中取引の上海ゴムが弱含みで始まったことから東京ゴムは地合いを緩めマイナスに転じた。もっとも週末から始まる大型連休を控え目立った手掛かり材料は無く持ち高調整中心の商いで値幅の薄い動きとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は25240円(前日比+440円)。大豆先限帳入値は49600円(前日比変わらず)。コーンは大幅続伸、大豆は横ばい。コーンはシカゴ高と円安に支援され買い優勢で寄り付いた。寄り後はシカゴ夜間取引が弱含みで推移したもののショート筋による踏み上げ的な買い戻しや強気筋の新規買いなどで上値を追う動きとなり大幅高となった。大豆は夜間取引が前日比同値で寄り付いたが今日も日中取引では商いが成立せず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)(予想23.1万件 前回23.2万件)
21:30米3月耐久財受注(前月比)(予想+1.2% 前回+3.0%)
21:30欧ドラギECB総裁・定例記者会見

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