夕刊:2018/05/08

海外株高を受けリスク選好意欲強まるも米国のイラン核合意に関する判断待ちで日経平均は上値の重い展開

為替
NY時間にややドル売りが優勢となった流れを引継ぎ8日の東京為替市場のドル円相場はNY終値と同水準の1ドル=109円10銭前後で取引を開始した。日中取引では手掛かり材料が見当たらない中、日経平均が小幅安で始まったことや米10年債利回りの伸び悩みでドル売りが若干強まりドル円は108円85銭まで軟化した。その後日経平均が反発に転じたことでドルが買い戻されドル円は109円台を回復した。午後に入り今晩のトランプ大統領のイラン核合意に関する発表や米中貿易摩擦への警戒などでドルの上値も重くドル円は方向感が乏しくなり109円を挟んだ小幅な値動きで推移した。15時15分現在、1ドル=108円94銭。
株式(日経平均)
前日の米株式相場は続伸したものの円高に圧迫され8日の東京株式市場では売り買い交錯し日経平均株価は前日比26円51銭安の22440円65銭と小幅安で寄り付いた。寄り後は海外株高を背景にリスク選好ムードが強まり日経平均はじり高基調を辿り上昇に転じた。円高でトヨタやソニーなど輸出関連株の一角が売られ相場の重石となったものの大型買収を発表した武田が大幅高し他の薬品株へも買いが波及したことや三菱UFJや三井住友FGなど時価総額の大きい銀行株が買われたことで相場全体を押し上げた。前引けの日経平均株価は前日比69円26銭高の22536円42銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けとほぼ同水準で寄り付いた。寄り後は今晩のトランプ大統領のイラン核合意に関する判断の発表待ちで見送りムードが広がる中、短期筋の利益確定売りや持ち高調整売りで日経平均は上値の重い展開となった。大引けの日経平均株価は前日比41円53銭高の22508円69銭と小幅に反発した。
貴金属
金先限帳入値は4589円(前日比-11円)。銀先限帳入値は57.6円(前日比-0.3円)。プラチナ先限帳入値は3203円(前日比-19円)。パラジウム先限帳入値は3269円(前日比-34円)。金は続落した。NY安と円高を受け小幅安で寄り付いた。寄り後は円高に圧迫されたことやドル建て現物相場の上昇一服で上値が抑えられ弱含みで推移した。プラチナは反落した。NY高を円高に打ち消され売り優勢で寄り付いた。寄り後ドル建て現物相場の軟調で売り圧力が強まり下げ幅を拡大し安もち合いとなった。
石油
原油先限帳入値は47650円(前日比-140円)。ガソリン先限帳入値は61690円(前日比-70円)。灯油先限帳入値は65020円(前日比-30円)。東京原油は反落した。トランプ大統領がイラン核合意に関する判断を8日午後に発表するとツイッターに投稿したあとに一旦材料出尽くしとの見方が広がりNY引け後の夜間取引が下落に転じたことを受け東京原油は売り優勢で始まった。寄り後NY原油夜間取引の下げが一服したことから東京原油は下げ渋る場面も見られたものの戻りが限定的となり弱もち合いとなった。灯油とガソリンは小反落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は191.7円(前日比-1.8円)。東京ゴムは反落した。上海ゴム夜間取引高と円高を受け売り買い交錯し小幅安で寄り付いた。寄り後日中取引の上海ゴムが一時夜間取引の終値を上回る水準で推移したことから東京ゴムも小幅高に転じる場面もあったがその後上海ゴムが失速気味になるにつれ東京ゴムは値を削る展開となりマイナス圏へ沈み軟調に推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は25230円(前日比-260円)。大豆先限帳入値は50000円(前日比+180円)。コーンは続落した。シカゴ安と円高が嫌気され売り先行で寄り付いた。寄り後はシカゴ夜間取引の弱含みで戻りは鈍く本日の安値近辺で軟調な動きとなった。大豆は夜間取引が反発して寄り付いたものの日中取引では商い成立せず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
※米パウエルFRB議長・発言

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