夕刊:2018/05/09

米国のイラン核合意離脱表明を受け中東での地政学的リスクを警戒した売りに押され日経平均は反落

為替
9日の東京為替市場のドル円相場はNY終値よりやや円高水準の1ドル=109円05銭近辺で取引を開始した。日中取引では時間外の米10年債利回りの上昇を受けドル買いが強まりドル円は109円60銭台へ上昇した。又、リクルートが米グラスドア買収を決定したことも円売りドル買いを後押した。その後ドル買いが一服しドル円は109円半ばで推移した。午後のドル円相場は膠着感を強め109円台半ばの狭いレンジの中での小幅なもみ合いとなった。15時15分現在、1ドル=109円58銭。
株式(日経平均)
NY時間8日の午後にトランプ大統領がイラン核合意からの離脱を表明したことを受け9日の東京株式市場では中東での地政学的リスクを警戒した売りが優勢となり日経平均株価は前日比45円68銭安の22463円01銭と反落して寄り付いた。寄り後日経平均は下げ幅を拡大し100円超の下げ幅となった。その後米10年債利回りの上昇を受け円安ドル高が進んだことで買戻しが入り日経平均は急速に下げ幅を縮小した。買い戻しが一巡した後に日経平均は戻り待ちの売りに押し戻され弱含みに推移した。前引けの日経平均株価は前日比95円73銭安の22412円96銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けよりやや下げ幅を拡大して寄り付いた。寄り後は引き続き中東での地政学的リスクを警戒した売りに押され日経平均はこの日の安値水準で一進一退の動きとなった。大引けの日経平均株価は前日比99円81銭安の22408円88銭と反落した。
貴金属
金先限帳入値は4602円(前日比+13円)。銀先限帳入値は57.9円(前日比+0.3円)。プラチナ先限帳入値は3220円(前日比+17円)。パラジウム先限帳入値は3286円(前日比+17円)。金とプラチナは反発した。金とプラチナはドル建て現物相場の上昇や円安を受け買い優勢で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の上昇が一服したものの円安進行に支援され堅調に推移した。米国のイラン核合意離脱により中東での地政学的リスクが意識されたことも金を下支えした。
石油
原油先限帳入値は48380円(前日比+730円)。ガソリン先限帳入値は62590円(前日比+900円)。灯油先限帳入値は65960円(前日比+940円)。東京原油は大幅に反発した。前日のNY原油は一旦材料出尽くしで反落したもののトランプ大統領がイラン核合意を破棄しイランへの制裁を強化すると正式に表明したことでイランからの原油輸出が減少することへの懸念が再燃しNY原油夜間取引が急反発し70ドル台を回復したことを受け東京原油は買いが優勢となった。その後もNY原油夜間取引が堅調に推移したことや円安進行に後押しされ上げ幅を拡大し一段高となった。ガソリンと灯油も原油の大幅反発に連れ高した。
ゴム
ゴム先限帳入値は191.7円(前日比変わらず)。東京ゴムは前日比横ばい。上海ゴム夜間取引安を映し小幅安で寄り付いた。寄り後は円安や原油高が好感されたほか日中取引の上海ゴムが夜間からの下げ幅を縮小したことから東京ゴムは地合いを強め反発に転じ小確りで推移した。その後は商いが薄く手掛かり難で小動きとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は25600円(前日比+370円)。大豆先限帳入値は50050円(前日比+50円)。コーンは反発した。シカゴ高を背景に買いが優勢で寄り付いた。寄り後は円安に支援されたことやシカゴ夜間取引の底堅い動きから買戻しを誘い上げ幅を拡大し堅調に推移した。大豆は夜間取引が小幅続伸して寄り付いたものの日中取引に入ってからは商い成立せず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米4月卸売物価指数(PPI)(前月比)(予想+0.2% 前回+0.3%)
21:30米4月卸売物価指数(PPIコア指数)(予想+0.2% 前回+0.3%)

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