夕刊:2018/05/15

短期的な過熱感から利益確定売りが優勢となり日経平均は4日ぶりの反落

為替
NY時間に米10年債利回りが3%台へ上昇したことで円安ドル高が進んだ流れを引継ぎ15日の東京為替市場のドル円相場はNY終値より10銭ほど円安ドル高の1ドル=109円70銭前後で取引を開始した。日中取引では時間外の米10年債利回りの上昇が一服し3%を割り込んだことや日経平均の伸び悩みでドル円の上値が抑えられ109円70銭前後でのもみ合いで推移した。午後に入り時間外の米10年債利回りが上昇し3%台を回復したことで円安ドル高が進みドル円は109円90銭前後まで上伸した。15時15分現在、1ドル=109円96銭。
株式(日経平均)
前日の米株式市場で米中貿易摩擦への懸念が後退したことを好感しNYダウが8連騰したことや円安ドル高が進んだことを受け15日の東京株式市場では輸出関連株中心に買いが優勢となり日経平均株価は前日比23円61銭高の22889円47銭と小幅に続伸して寄り付いた。寄り後は日経平均が3連騰したことや騰落レシオが120%台に上昇し短期的な過熱感を示したことから利益確定売りがやや優勢となり日経平均は小幅安に転じた。その後は売り買いが交錯し日経平均は方向感が乏しくなり前日終値を挟んで一進一退の動きとなった。前引けの日経平均株価は前日比3円07銭安の22862円79銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けと同水準で寄り付いた。寄り後はアジア株安が重石となり日経平均は下げ幅をやや拡大しさえない値動きとなった。大引けの日経平均株価は前日比47円84銭安の22818円02銭と4日ぶりに反落した。
貴金属
金先限帳入値は4623円(前日比-11円)。銀先限帳入値は58.3円(前日比-0.4円)。プラチナ先限帳入値は3221円(前日比-41円)。パラジウム先限帳入値は3370円(前日比-14円)。金は5日ぶりに反落した。NY安を受け売り優勢で始まった。寄り後は円安が支援材料となったものの米長期金利の上昇で金利の付かない金からの資金流出を警戒した売りなどに押され戻りの鈍い動きとなった。又、米中通商協議が今週再開することで米中間の貿易摩擦解消に向けて協議が進展するとの楽観的な見方も金の圧迫要因となった。プラチナも5日ぶりに大幅反落した。英貴金属精錬大手ジョンソン・マッセイはプラチナが2018年に一段と供給過剰になると予想したことや日本の個人投資家によるプラチナ地金の購入も鈍り世界の上場投信(ETF)需要も減り17年比3割減を見込む。との15日の日経新聞朝刊の記事が嫌気され売りが膨らんだ。
石油
原油先限帳入値は49720円(前日比+1070円)。ガソリン先限帳入値は63600円(前日比+760円)。灯油先限帳入値は67090円(前日比+790円)。東京原油は大幅に反発した。米国大使館のエルサレム移転をきっかけにした中東情勢の緊迫化への警戒でNY原油高となったことを受け買い優勢で寄り付いた。寄り後にNY原油夜間取引が伸び悩んだことで上値が抑えられたものの円安が下支えとなり高もち合いとなった。原油高でガソリンと灯油にも買いが広がり大幅に反発した。
ゴム
ゴム先限帳入値は188.1円(前日比-4.2円)。東京ゴムは続落した。上海ゴム夜間取引が小幅安となったものの円安が下支えし東京夜間取引終値よりやや下げ幅を縮小して寄り付いた。寄り後は4月の中国小売売上高が事前予想を下回ったことで日中取引の上海ゴムが下げ幅を拡大したことに伴い東京ゴムも売り圧力が強まり一段安となった。東京ゴム先限は5/2の安値(188.1円)を下回り一時187.7円の安値を付けた。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は25520円(前日比+290円)。大豆先限帳入値は50800円(前日比+100円)。コーンは反発した。円安を受け買い優勢で寄り付いた。寄り後はシカゴ夜間取引の上げ幅拡大に後押しされ買い戻し主導で一段高した。大豆は夜間取引が続伸して寄り付いたものの今日も日中取引では商いが成立せず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米4月小売売上高(前月比)(予想+0.3% 前回+0.6%)
21:30米4月小売売上高(除自動車)(前月比)(予想+0.5% 前回+0.2%)
21:30米5月NY連銀製造業景気指数(予想15.0 前回15.8)
23:00米5月NAHB住宅市場指数(予想70 前回69)

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