夕刊:2018/05/21

米中貿易摩擦への懸念が後退したことや円安を好感し日経平均は続伸

為替
前週末のNY為替市場では米長期金利の上昇が一服したことからややドル売りの流れとなりドル円の上値が抑えられたものの21日の東京為替市場のドル円相場は朝方から時間外の米10年債利回りが上昇したことで再びドルが強含みとなり前週末NY終値より20銭ほど円安ドル高の1ドル=110円80銭台後半で取引を開始した。日中取引では日経平均の堅調推移を受け円売りが優勢となりドル円は111円台に乗せた。午後に入っても日経平均の堅調や時間外の米10年債利回りが小幅に上昇したことなどで円安ドル高の流れが継続しドル円は111円30銭台後半へ上伸した。15時15分現在、1ドル=111円32銭。
株式(日経平均)
21日の東京株式市場では強弱感の対立で売り買い交錯し日経平均株価は前日比7円22銭高の22997円58銭と小幅高で寄り付いた。寄り後は米中貿易摩擦への懸念の後退や円安進行を好感した買いが入り日経平均はじり高となり2月2日以来約3ヶ月ぶりに23000円の大台を回復した。前引けの日経平均株価は前日比112円18銭高の23042円54銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けと同水準で寄り付いた。寄り後は日経平均の23000円台乗せで利益確定売りが出易くなり日経平均は高値圏でやや上値の重い動きとなり引け際に一時23000円台を割り込んだ。大引けの日経平均株価は前日比72円01銭高の23002円37銭と続伸した。
貴金属
金先限帳入値は4593円(前日比+5円)。銀先限帳入値は58.7円(前日比+0.3円)。プラチナ先限帳入値は3167円(前日比-11円)。パラジウム先限帳入値は3352円(前日比-33円)。金は小幅に続伸した。NY高を受け小幅高で寄り付いた。寄り後は円安が下支えしたがドル建て現物相場の上げ一服やインドの現物需要の伸び悩みなどで上値が抑えられ底堅いながらも小幅なもみ合いで推移した。プラチナは反落した。NY安を受け売りが優勢となった。その後は円安が下支えしたもののユーロ安やドル建て現物相場の軟調に圧迫され安もち合いとなった。
石油
原油先限帳入値は51450円(前日比+20円)。ガソリン先限帳入値は65520円(前日比+30円)。灯油先限帳入値は68910円(前日比+140円)。東京原油は小幅に5日続伸した。NY小幅安を受け利益確定売りが優勢で寄り付いた。寄り後は円安とNY原油夜間取引の上昇が支援材料となり下げ幅を縮小し取引終了間際に小幅高に転じた。ガソリンと灯油は5日続伸した。
ゴム
ゴム先限帳入値は200.0円(前日比+6.1円)。東京ゴムは大幅に4日続伸した。上海ゴム夜間取引の堅調と円安を受け小幅高で寄り付いた。寄り後は米中通商問題の進展への期待の膨らみから日中取引の上海ゴムが急伸し節目の12000元を回復したあと上げ足を速めたことで東京ゴムも買いが優勢となり上値抵抗とされた195.8円を上抜けたことをきっかけに売り方の損失覚悟の買戻しを巻き込みながら一段高となった。本日200円の大台に乗せたことで次は1月24日の高値206.7円を目指す展開となりそうだ。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は26500円(前日比+570円)。大豆先限帳入値は51050円(前日比変わらず)。コーンは大幅に5日続伸した。シカゴ高を映し買いが優勢で始まった。その後米中通商協議で米国の中国への追加関税の引き上げが棚上げされたことに加え中国が米国の対中赤字削減のために米国のモノとサービスの購入を大幅に増やすことで米中双方が合意したことから大豆などの米国産穀物需要に対する減少懸念が後退したことを好感しシカゴコーン夜間取引が大幅続伸したことを受け売り方の買戻しが加速し一段高となった。大豆は夜間取引で前日と同値で寄り付いたあとは今日も日中取引では商い成立せず。
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