夕刊:2018/05/24

北朝鮮リスクや米国の保護主義政策への警戒で投資家のリスク回避姿勢強まり日経平均は大幅続落

為替
海外為替市場で米朝首脳会談の実施が不透明となったことを背景にリスク回避の円買いが強まった流れを受け24日の東京為替市場のドル円相場は前日終値より50銭ほど円高ドル安の1ドル=110円ちょうど近辺で取引を開始した。日中取引では北朝鮮高官が米朝首脳会談の再考を提案するとの報道やトランプ大統領が自動車輸入関税導入の検討を示唆したことなどからドル売りが強まりドル円はじり安となり109円台半ばへ軟化した。午後に入り日経平均の下げ幅拡大でドル円は一時109円30銭台へ下落したがその後持ち直し109円40銭台でのもみ合いとなった。15時15分現在、1ドル=109円44銭。
株式(日経平均)
外国為替市場で円高が進んだことやトランプ大統領が安全保障を理由に自動車と自動車部品に対し追加の輸入関税を賦課することの検討を始めたことで自動車など輸出関連株全般に売りが優勢となり24日の東京株式市場では日経平均株価が前日比68円45銭安の22621円29銭と続落して寄り付いた。寄り後に北朝鮮高官が米朝首脳会談の再考を提案するとの報道が流れリスク回避の動きで更に円高が進んだことから投資家心理が悪化し先物主導で売りが加速、日経平均は一時300円近く下げ幅を拡大した。前引けの日経平均株価は前日比250円20銭安の22439円54銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けと同水準で寄り付いた。寄り後は時間外の米10年債利回りが一段と低下したことを受け銀行、保険など金融株が一段安したことで日経平均は300円超の下げ幅となった。その後日銀のETF 買い付けの思惑で下げ幅をやや縮小する戻りも限定的となり日経平均は安値圏で推移した。大引けの日経平均株価は前日比252円73銭安の22437円01銭と大幅に続落した。
貴金属
金先限帳入値は4550円(前日比-24円)。銀先限帳入値は57.7円(前日比-0.9円)。プラチナ先限帳入値は3201円(前日比-19円)。パラジウム先限帳入値は3352円(前日比-50円)。金は続落した。NY安と円高を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場が底堅かったものの円高に圧迫され下げ幅を拡大し夜間取引の安値を下回った。その後は安値圏でのもみ合いで推移した。プラチナは反落した。NY安と円高を受け売り優勢で始まった。寄り後はドル建て現物相場が堅調だったものの円高に上値が抑えられ安もち合いとなった。
石油
原油先限帳入値は50770円(前日比-240円)。ガソリン先限帳入値は64550円(前日比-350円)。灯油先限帳入値は68200円(前日比-300円)。東京原油は続落した。NY原油は続落したがNY 原油夜間取引の底堅さから東京原油は買い先行で寄り付いた。寄り後はNY原油夜間取引が下げに転じたことや円の一段高などで戻り売り圧力が強まり上げ幅を縮小しマイナス圏に沈んだあと下げ幅を拡大した。原油安を受けガソリンと灯油も続落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は193.8円(前日比-2.7円)。東京ゴムは3日続落した。円高を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後に下げ幅を縮小する場面もあったが円高と原油安が圧迫要因となる中、日中取引の上海ゴムが小動きながら軟調に推移したことで東京ゴムは上値の重い展開となり下げ幅を拡大した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は26100円(前日比-170円)。大豆先限帳入値は51050円(前日比変わらず)。コーンは反落した。シカゴ高を受け買い優勢で始まった。寄り後シカゴ夜間取引が小確りで推移したものの円高が圧迫材料となり上げ幅を縮小し下落に転じたあと弱含みで推移した。大豆は夜間取引で前日と同値で寄り付いたあとは今日も日中取引では商い成立せず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)万件(予想22.0万件 前回22.2万件)
23:00米4月中古住宅販売件数(年率換算件数)万件(予想555万件 前回560万件)

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