夕刊:2018/05/25

円高一服でディフェンシブ銘柄などに買い戻しが入り日経平均は4日ぶりに小反発

為替
NY時間にトランプ大統領が米中首脳会談の中止を表明したことから朝鮮半島での地政学的リスクが再燃したことを受けリスク回避の円買いが加速し円高ドル安が進んだ流れを引継ぎ25日の東京為替市場のドル円相場はNY終値と同水準の1ドル=109円30銭前後で取引を開始した。日中取引では北朝鮮高官が米国との対話に前向きな姿勢を示したことから円買いが一服しドル円は109円台後半へ反発した。午後に入り手掛かり難からドル円は動意が薄くなり109円台半ばでの小動きに推移した。15時15分現在、1ドル=109円46銭。
株式(日経平均)
トランプ大統領が米朝首脳会談の中止を発表したことを嫌気し米株式相場が反落したことを受け25日の東京株式市場では投資家心理の悪化から売り先行で始まり日経平均株価が前日比56円79銭安の22380円22銭と続落して寄り付いた。寄り後に北朝鮮高官が米国との対話に前向きな姿勢を示したことで米朝首脳会談の実施に向け交渉が継続するとの見方が安心感に繋がり円高が一服したことからディフェンシブ銘柄や輸出関連銘柄の一角に買戻しが入り日経平均は小幅高に転じた。一方で原油安から資源株が売られたほか米国の自動車などへの輸入関税強化を巡り自動車株が軟調な動きとなり日経平均の上値が抑えられた。金融株安も相場の重石となった。前引けの日経平均株価は前日比20円19銭高の22457円20銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けと同水準で寄り付いた。寄り後は週末を控え様子見ムードが広がり日経平均は底堅いながら動意に欠ける動きとなった。大引けの日経平均株価は前日比13円78銭高の22450円79銭と4日ぶりに小反発した。
貴金属
金先限帳入値は4576円(前日比+26円)。銀先限帳入値は58.4円(前日比+0.7円)。プラチナ先限帳入値は3213円(前日比+12円)。パラジウム先限帳入値は3342円(前日比-10円)。金は3日ぶりに反発した。米朝首脳会談の中止でリスク回避姿勢が強まりNY金が1300㌦台を回復したことを受け買い優勢で寄り付いた。寄り後は円安が下支えした一方で北朝鮮が米国との対話を継続する意向を示したことやドル建て現物相場が伸び悩んだことで金の上値が抑えられ高もち合いとなった。プラチナは反発した。NY高を映し買い優勢で始まった。寄り後は円高一服やドル建て現物相場の堅調に支援され上げ幅を拡大し堅調に推移した。金の反発も追い風となった。
石油
原油先限帳入値は50200円(前日比-570円)。ガソリン先限帳入値は64040円(前日比-510円)。灯油先限帳入値は67660円(前日比-540円)。東京原油は3日続落した。OPECとロシアが協調減産の規模縮小を協議しているとのことからNY原油安となったことを受け売り先行で寄り付いた。寄り後は協調減産縮小への警戒やNY原油夜間取引の弱含みで買いが見送られる中、週末を控えた持ち高調整の売りや利益確定売りが優勢となり下げ幅を拡大し軟調な動きとなった。原油安が嫌気されガソリンと灯油も大幅に続落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は193.7円(前日比-0.1円)。東京ゴムは小反落した。夜間取引の終値より上げ幅を縮小して寄り付いた。寄り後は手掛かり難の中、日中取引の上海ゴムが小動きで推移したことから東京ゴムは盛り上がりに欠ける商いとなり前日終値を挟んで上下2円程度の狭いレンジ内での小幅な値動きとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は25840円(前日比-260円)。大豆先限帳入値は51050円(前日比変わらず)。コーンは続落した。シカゴ安を受け売り優勢で始まった。寄り後円高一服やシカゴ夜間取引の小幅高で下げ渋るも弱気なテクニカルを背景に売り圧力が強まり安もち合いとなった。大豆は夜間取引で前日と同値で寄り付いたあとは今日も日中取引では商い成立せず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米4月耐久財受注(前月比)(予想+2.6% 前回-1.4%)
22:20パウエル米FRB議長、発言
23:00米5月ミシガン大学消費者態度指数・確報値(予想98.8 前回98.8)

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