夕刊:2018/05/29

欧州株安と円高を嫌気し日経平均は3日ぶりの反落

為替
英米為替市場が休場となる中、29日の東京為替市場のドル円相場は前日終値より10銭ほど円高ドル安水準の1ドル=109円40銭台半ばで取引を開始した。日中取引では時間外の米10年債利回りの低下や日経平均の下げ幅拡大などでリスク回避の円買いドル売りが加速しドル円は急速に値を下げ108円90銭台前半へ急落した。その後ドル円は下げ渋ったものの戻りが鈍く109円を挟んで小幅な上げ下げを繰り返した。午後に入り米10年債利回りも下げ止まったことに加え日経平均の下げ渋りで株安を手掛かりにした円買いが一服しドル円は動意が薄くなり109円前後での小動きに推移した。15時15分現在、1ドル=108円97銭。
株式(日経平均)
米株式市場が休場で材料不足となる中、イタリアやスペインの政局不安を背景に欧州株安となったことが嫌気され29日の東京株式市場では売り優勢で始まり日経平均株価は前日比49円14銭安の22431円95銭と小幅に反落して寄り付いた。寄り後は株価指数先物が円高を嫌気した売りに押され下げ足を速めたことをきっかけに値嵩の電機株中心に現物株にも裁定取引に絡んだ売りが波及し日経平均は下げ幅を拡大し一段安となった。米長期金利の低下で金融株にも売りが膨らんだ。前引けの日経平均株価は前日比235円86銭安の22245円23銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けと同水準で寄り付いた。寄り後は個人からの主力株への押し目買いが下支えし日経平均は取引終盤に値を戻す展開となり下げ幅を縮小した。大引けの日経平均株価は前日比122円66銭安の22481円09銭と3日ぶりに反落した。
貴金属
金先限帳入値は4546円(前日比-11円)。銀先限帳入値は57.7円(前日比-0.2円)。プラチナ先限帳入値は3194円(前日比+3円)。パラジウム先限帳入値は3346円(前日比-5円)。金は続落した。欧州政治不安を背景にした買いで小高く寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の堅調が下支えしたものの円高進行で円建ての金の割高感を意識した売りに押され下げに転じたあと軟調な動きとなった。プラチナは小反発した。ドル高ユーロ安が一服したことが好感され小確りで寄り付いた。寄り後は金の軟調で売りを誘い下げに転じたもののその後ドル建て現物相場の上昇で下げ渋り小幅高に値を戻した。
石油
原油先限帳入値は48120円(前日比+100円)。ガソリン先限帳入値は61520円(前日比+60円)。灯油先限帳入値は66050円(前日比+300円)。東京原油は反発した。前日の急落の反動から買い戻し先行で寄り付いた。寄り後は円高とNY原油夜間取引安に圧迫され上げ幅を削りマイナスに転じる場面もあったがその後押し目買いで下げ渋りとなりプラス圏に再浮上した。原油の反発に後押しされガソリンと灯油も上昇に転じた。
ゴム
ゴム先限帳入値は194.3円(前日比+0.9円)。東京ゴムは小確り。上海夜間取引小幅高を受け夜間からの下げ幅を縮小して寄り付いた。寄り後は日中取引の上海ゴムが上げ幅を拡大し12000元を回復したことから東京ゴムは買いが優勢となり一時195.8円まで上昇した。その後195円以上では売り圧力が強く円高や上海ゴムの上げ幅縮小で押し戻されたあとは194円台での底堅い動きで推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は26060円(前日比+330円)。大豆先限帳入値は51000円(前日比-50円)。コーンは4日ぶりに反発した。3日続落したことで値ごろ感もあり修正高狙いの買いで小反発して寄り付いた。寄り後はシカゴ夜間取引高や原油の反発を好感した買いでじり高となり26000円の大台を回復した。大豆は夜間取引で前日比小幅安となったあとは日中取引では商い成立せず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:00米3月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)(予想+6.4% 前回+6.8%)
23:00米5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)(前回128.0 前回128.7)

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