夕刊:2018/05/30

イタリアの政局不安を背景に欧米株が大幅安した流れを引き継ぎ日経平均は大幅続落

為替
NY時間にイタリアの政局不安を背景に欧米株式が大幅安したことを受けリスク回避の円買いが加速した流れを引継ぎ30日の東京為替市場のドル円相場は前日終値より60銭ほど円高ドル安水準の1ドル=108円40銭前後で取引を開始した。日中取引では時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことや日経平均の下げ幅縮小で円買いが一服しドル円は108円70銭台後半まで強含んだ。その後日経平均が再び下げ基調を強めたことからドル円は108円台半ばへ押し戻された。午後に入り日経平均の下げ渋りや米10年債利回りの伸び悩みでドル円は方向感が乏しくなり108円台後半での小動きに推移した。15時15分現在、1ドル=108円72銭。
株式(日経平均)
イタリアの政局不安を背景に投資家のリスク回避姿勢が強まり29日の欧米株式が軒並み大幅安となったことを受け30日の東京株式市場では投資家心理が悪化したことから幅広い銘柄が売り優勢で始まり日経平均株価は前日比306円46銭安の22051円97銭と大幅に続落して寄り付いた。寄り後は米長期金利の低下からNY株式市場で金融株が売られた流れを引き継ぎ東京市場でもメガバンクなど金融株が軟調に推移したことや円高ユーロ安で欧州での売上比率の高い銘柄が下落し相場を押し下げた。又、海外ヘッジファンドからの先物売りが現物株売りに波及し日経平均は一段安となり節目の22000円を割り込んだ。その後円高が一服したことで一旦は下げ止まったものの戻り売り圧力も強く日経平均は再び下げ基調となった。前引けの日経平均株価は前日比400円42銭安の21958円01銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けよりやや下げ幅を縮小して寄り付いた。寄り後は日銀のETF買い付け期待やGLOBEXのNYダウ先物の上昇で下げ渋りとなるも戻りも鈍く日経平均は22000円近辺での小動きで推移した。大引けの日経平均株価は前日比339円91銭安の22018円52銭と大幅に続落した。
貴金属
金先限帳入値は4535円(前日比-11円)。銀先限帳入値は57.1円(前日比-0.6円)。プラチナ先限帳入値は3183円(前日比-11円)。パラジウム先限帳入値は3316円(前日比-30円)。金は3日続落した。円高とNY安を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場が一時1300ドルを回復したことから下げ渋りとなったものの1300ドルを維持出来ずに伸び悩んだことから戻りが売られじり安基調を辿り安値圏でのもみ合いで推移した。その後取引終盤にかけ買戻しや押し目買いで寄り付き近辺へ持ち直した。プラチナは反落した。NY高を円高に相殺され反落して寄り付いた。寄り後は金の軟調やドル建て現物相場の下落で上値が重く弱もち合いとなった。
石油
原油先限帳入値は47980円(前日比-140円)。ガソリン先限帳入値は61290円(前日比-230円)。灯油先限帳入値は65810円(前日比-240円)。東京原油は反落した。OPECなどの増産見通しを受けNY原油が大幅続落したことや円高が圧迫要因となり売り優勢で寄り付いた。寄り後は株安やNY原油夜間取引安を嫌気した売りに圧迫され上値が抑えられたもののブレントオイルの下げ渋りで安値拾いの買いが入り安値からは持ち直し下げ幅は限定的となった。原油安に連動しガソリンと灯油も反落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は192.0円(前日比-2.3円)。東京ゴムは反落した。上海ゴム夜間取引安と円高が嫌気され売り先行で始まった。寄り後は日中取引の上海ゴムが弱含みで推移したことから東京ゴムも売り圧力が強まりやや下げ幅を拡大し軟調な動きで推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は25240円(前日比-820円)。大豆先限帳入値は51000円(前日比変わらず)。コーンは急反落した。シカゴ安や円高が嫌気されたことに加えシカゴ市場の引け後に発表した作柄報告でコーンの順調な生育が示され需給の緩みが警戒され損失覚悟の手仕舞い売りや利益確定売りが優勢となった。寄り付きから下げが加速し一時1000円超の下げ幅となった。出来高も最近の3倍近くに膨らんだ。大豆は前日比変わらず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:15米5月ADP雇用統計(前月比)(予想19.0万件 前回20.4万件)
21:30米1-3月期GDP、改定値(前期比年率)(予想+2.3% 前回+2.3%)
27:00米地区連銀経済報告(ベージュブック)

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