夕刊:2018/05/31

イタリアの政局不安が後退し投資家心理が改善したことを受け日経平均は3日ぶりの反発

為替
NY時間にイタリアの政治不安への警戒が和らぎ安全資産として買われた米国債が売り直され米長期金利が上昇に転じたことで円買いドル売りポジションの巻き戻しでドル円が108円台後半に上昇した流れを引き継ぎ31日の東京為替市場のドル円相場は前日終値より10銭ほど円安ドル高水準の1ドル=108円80銭前後で取引を開始した。日中取引では日経平均が高寄り後上げ幅を削ったことや時間外の米10年債利回りの上昇が一服したことなどからドル円の上値が抑えられ108円台半ばまで軟化した。午後に入り日経平均の堅調な動きからドル円は強含み108円80銭近辺までレンジを切り上げた。又、ユーロが円に対して買われ円安ユーロ高となったこともドル円を下支えした。15時15分現在、1ドル=108円77銭。
株式(日経平均)
イタリアの政局不安が後退し投資家心理が改善したことを受け30日の米株式相場が大幅に反発したことを好感し31日の東京株式市場では円高一服で輸出関連の主力株などに買戻しの動きが広がったほか原油相場の反発で資源株が上昇し日経平均株価は前日比144円88銭高の22112円22銭と反発して寄り付いた。寄り後は時間外の米10年債利回りの上昇が一服したことで為替がやや円高方向にぶれたことで買い一巡後に日経平均は伸び悩み上げ幅をやや縮小した。前引けの日経平均株価は前日比93円70銭高の22112円22銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けより上げ幅を拡大して寄り付いた。寄り後に他のアジア株式の上昇を背景に株価指数先物にまとまった買いが入ったことをきっかけにディフェンシブ銘柄などへも買いが広がり日経平均はじり高基調を強め一時200円以上の上げ幅となった。大引けの日経平均株価は前日比183円30銭高の22201円82銭と3日ぶりに反発した。
貴金属
金先限帳入値は4551円(前日比+16円)。銀先限帳入値は57.7円(前日比+0.6円)。プラチナ先限帳入値は3201円(前日比+18円)。パラジウム先限帳入値は3329円(前日比+13円)。金は4日ぶりに反発した。ユーロ高を背景にNY金が反発した流れを引き継ぎ買いが優勢で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の上昇一服や円高に上値が抑えられややダレ気味に推移する場面もあったがその後ドル建て現物相場が切り返し強含みで推移すると東京金も高値水準へ値を戻し堅調な動きとなった。プラチナは反発した。ユーロ高とNY高を受け反発して寄り付いた。寄り後はユーロ高が一服したことやドル建て現物相場の伸び悩みで上げ幅を縮小しやや上値の重い動きとなった。その後取引終盤にかけて金の堅調や円安ユーロ高を手掛かりにした買いでじり高歩調となり3200円台を回復した
石油
原油先限帳入値は49300円(前日比+1320円)。ガソリン先限帳入値は62570円(前日比+1280円)。灯油先限帳入値は67110円(前日比+1300円)。東京原油は大幅に反発した。NY原油高を受け買い戻し先行で寄り付いた。寄り後は株高や円安が下支えしたもののAPI米週間石油在庫統計で原油在庫が予想に反し増加したことを受けNY原油夜間取引が小幅安となったことや円安一服が重石となり高値からはやや失速したものの下値も堅く4桁超の上げ幅を維持しながら底堅く推移した。原油高に連動しガソリンと灯油も4桁超の大幅反発。
ゴム
ゴム先限帳入値は190.9円(前日比-1.1円)。東京ゴムは続落した。円安や原油高に支援され小高く寄り付いた。寄り後は日中取引の上海ゴムの上値が重く夜間取引の終値近辺でもみ合ったことから東京ゴムは材料不足から方向感が定め辛くなり前日終値を挟んでやや軟調に推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は25120円(前日比-120円)。大豆先限帳入値は52050円(前日比+1050)。コーンは続落した。シカゴ安を受け売り優勢で始まった。寄り後は前日の急落で下げ過ぎ感はあるもののシカゴコーンが心理的な節目の4ドル台を割り込んだこともあり原油高やシカゴ夜間取引高などの好材料には反応が薄く戻りの鈍い展開となった。大豆は夜間取引で前日と同値で寄り付いたあと日中取引では前日比1050円高の52050円と4月限の一代高値を更新して寄り付いた。寄り後は売り買い成立せず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米4月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)(前月比)(予想+0.1% 前回+0.2%)
21:30米4月個人所得(前月比)(予想+0.3% 前回+0.3%) 
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)(予想 前回23.4万件)
22:45米5月シカゴ購買部協会景気指数(予想58.2 前回57.6)

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