夕刊:2018/06/14

円高と米株安で投資家心理が冷やされ日経平均は4日ぶりの反落

為替
NY時間にFOMCの結果を受けドル円が一時110円80銭台に上昇した後米国が中国からの輸入品への追加関税を早ければ15日にも実施するとの報道でドル安が進みドル円が110円20銭台へ押し戻された流れを引継ぎ14日の東京為替市場のドル円相場は前日比40銭ほど円高ドル安水準の1ドル=110円20銭前後で取引を開始した。日中取引では今晩のECB理事会の行方を睨み様子見ムードが広がりドル円は110円30銭前後でのもみ合いで推移した。午後に入り時間外の米10年債利回りが低下したことや日経平均の下げ幅拡大から円が買われドル円は110円ちょうど近辺まで軟化した。15時15分現在、1ドル=110円01銭。
株式(日経平均)
14日の東京株式市場では前日の米株安や円高で投資家心理が冷やされ機械や自動車など輸出関連株中心に売り優勢となり日経平均株価は前日比123円42銭安の22842円96銭と反落して寄り付いた。寄り後に日経平均は一時180円超下げ幅を広げる場面があった。その後円高が一服したことから輸出関連株の一角に押し目買いが入り日経平均は下げ渋り下げ幅を縮小した。前引けの日経平均株価は前日比80円23銭安の22886円15銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けよりも下げ幅を拡大して寄り付いた。その後はアジア株安や円高が重石となり日経平均はじり安基調を辿り下げ幅を拡大した。大引けの日経平均株価は前日比227円77銭安の22738円61銭と4日ぶりに反落した。
貴金属
金先限帳入値は4593円(前日比-4円)。銀先限帳入値は60.1円(前日比+0.4円)。プラチナ先限帳入値は3204円(前日比+8円)。パラジウム先限帳入値は3433円(前日比-42円)。金は小反落した。NY高を円高に相殺され小安く始まった。寄り後はドル建て現物相場の下落で上値を抑えられた一方で円高一服が下支えしたことから売り買い交錯し寄り値を挟んで小幅な上げ下げを繰り返えした。その後円高が進むにつれ下げ幅をやや拡大した。プラチナは小反発した。NY高を受け買い優勢で寄り付いた。寄り後は円高とドル建て現物相場の伸び悩みから上値が重くなり上げ幅を縮小した。
石油
原油先限帳入値は49250円(前日比+160円)。ガソリン先限帳入値は62340円(前日比+350円)。灯油先限帳入値は67150円(前日比+140円)。東京原油は反発した。EIAの週間石油在庫統計で原油在庫と石油製品の在庫が市場予想に反し減少したことを好感しNY原油高となったことを引き継ぎ買い優勢で始まった。寄り後は円高に圧迫されたことや来週末のOPEC総会を警戒し売り買いが手控えられたことなどから上値が限定的となり上げ幅を縮小した。ガソリンと灯油は原油高に追随し反発した。
ゴム
ゴム先限帳入値は179.5円(前日比-1.8円)。東京ゴムは続落した。上海ゴム夜間取引安を受け東京夜間取引の上げ幅を縮小して寄り付いた。寄り後は日中取引の上海ゴムが小動きとなる中、東京ゴムは商いが盛り上がりに欠け動意薄で推移した。午後になって日中取引の上海ゴムが下げ幅を拡大するにつれ東京ゴムは買い方の手仕舞いと思われる売りに押され下げが加速し節目の180円を割り込んだ。その後安値から切り返すも戻りが鈍く180円を回復出来ずに軟調に推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24950円(前日比変わらず)。大豆先限帳入値は49210円(前日比-370円)。コーンは前日比横ばい。シカゴ小幅安と円高を受けやや売り優勢で始まった。その後は目新しい手掛かり材料に欠ける中、明日当限が納会を迎えることから玉整理中心の商いとなり方向感に乏しい動きで推移した。大豆は続落した。夜間取引が小安く寄り付いたあと日中取引では小口買いが入り小反発して寄り付いたものの円高とシカゴ夜間取引の続落で手仕舞い売りを誘い下げに転じた。もっとも商いは相変わらず低調だった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)(予想22.2万件 前回22.2万件)
21:30米5月小売売上高(前月比)(予想+0.4% 前回+0.2%)
21:30欧ドラギECB総裁定例記者会見

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