夕刊:2018/06/15

欧州株高や円安を好感し日経平均は反発

為替
前日のECB理事会では量的緩和の年内終了を決めたものの政策金利は2019年の夏まで据え置く方針が示されたことでユーロが主要通貨に対し全面安となったことや良好な米経済指標の発表を受けNY時間に円安ドル高が進んだ流れを引継ぎ15日の東京為替市場のドル円相場は前日比60銭ほど円安ドル高水準の1ドル=110円60銭台前半で取引を開始した。日中取引では午前中はドル円相場の動意が薄く110円台半ばでのもみ合いで推移した。午後に入り日銀金融政策決定会合の結果が公表され政策金利は現状維持となった一方で物価の現状判断を下方修正したことで円が売られドル円は110円80銭近辺へ上昇した。その後110円70銭台でしばらくもみ合いを続けたあと日経平均の上げ幅拡大でドル円は強含み一時5/23以来の高値110円90銭を付けた。15時15分現在、1ドル=110円85銭。
株式(日経平均)
前日のNY株式相場はまちまちな動きとなったが欧州株が軒並み上昇したことやECB理事会後の円安進行で投資家心理が改善し15日の東京株式市場では買い先行で始まり日経平均株価は前日比144円63銭高の22883円24銭と反発して寄り付いた。寄り後は米中貿易戦争への警戒が相場の重石となったほか外国証券会社が目標株価を引き下げた東京エレクトロンが売られその他の半導体関連株にも売りが波及し相場を押し下げたことから日経平均は上げ幅を削る動きとなった。前引けの日経平均株価は前日比89円16銭高の22827円77銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けよりもやや上げ幅を拡大して寄り付いた。寄り後は週末を控え模様眺め気分が広がる中、円安を背景に日経平均は堅調地合いを維持し底堅い動きで推移した。大引けの日経平均株価は前日比113円14銭高の22851円75銭と反発した。
貴金属
金先限帳入値は4619円(前日比+26円)。銀先限帳入値は61.0円(前日比+0.9円)。プラチナ先限帳入値は3230円(前日比+26円)。パラジウム先限帳入値は3456円(前日比+23円)。金は大幅に反発した。NY高と円安を受け買い優勢で始まった。寄り後はドル建て現物相場の伸び悩みで一時上げ幅を縮小する場面もあったが円安進行から押し目を拾われ切り返したあとは高もち合いで推移した。プラチナは大幅に続伸した。NY高と円安を受け買い優勢で寄り付いた。寄り後は金の堅調とドル建て現物相場の上昇が後押しとなり上値を試す動きとなった。
石油
原油先限帳入値は49150円(前日比-100円)。ガソリン先限帳入値は62220円(前日比-120円)。灯油先限帳入値は66910円(前日比-240円)。東京原油は小幅に反落した。前日のNY原油は小幅続伸したがブレント原油安が重石となり売り優勢で始まった。その後は来週のOPEC総会を控え様子見ムードが広がり上値が重かったもののNY原油夜間取引の底堅い動きや円安に支援され下値は限定的となった。ガソリンと灯油も反落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は180.0円(前日比+0.5円)。東京ゴムは小反発。上海ゴム夜間取引は前日比変わらずとなったものの円安に支援され小幅高で寄り付いた。寄り後は日中取引の上海ゴムが小動きで推移したことから手掛かり難で東京ゴムは方向感が乏しくなり前日の終値を挟んで小幅なレンジ内でのもみ合いとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24660円(前日比-290円)。大豆先限帳入値は48550円(前日比-660円)。コーンは大幅安した。シカゴ急落を映し売り優勢で寄り付いた。寄り後は円安に下支えされたもののシカゴ夜間取引の弱含みで戻りを売られ下げ幅を拡大した。大豆は夜間取引が前日比横ばいで寄り付いたあと日中取引では買い物薄の中、シカゴ夜間取引の続落を嫌気した小口の手仕舞い売りに下押され下げ幅を拡大した。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米6月NY連銀製造業景気指数(予想18.5 前回20.1)
22:15米5月鉱工業生産(前月比)(予想+0.2% 前回+0.7%)
23:00米6月ミシガン大学消費者態度指数・速報値(予想98.5 前回98.0)

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