夕刊:2018/06/19

トランプ大統領発言をきっかけに米中貿易戦争激化への懸念が一段と強まり日経平均は大幅続落

為替
19日の東京為替市場のドル円相場は前日NY終値と同水準の1ドル=110円50銭台前半で取引を開始した。日中取引では米国が中国輸入製品への500億ドル相当の追加関税の発動を決めたことに対し中国が同規模の報復関税の実施を発表したことを受けトランプ大統領が2000億ドル相当の中国の輸入製品に対する調査をUSTRに調査を指示したと伝わり米中間の輸入関税を巡る報復合戦が一段と激化するとの見方からリスク回避の円買いが強まりドル円は109円80銭近辺まで大幅に下落した。午後に入り日経平均の下げ幅拡大や時間外の米10年債利回りの低下を受け更に円高ドル安が進みドル円はじり安を辿り110円台半ばへ軟化した。15時15分現在、1ドル=109円58銭。
株式(日経平均)
週明けの米株式市場で米中貿易摩擦への懸念を背景にした売りが継続しNYダウが続落した流れを引き継ぎ19日の東京株式市場では売り優勢で始まり日経平均株価は前日比114円41銭安の22565円92銭と続落して寄り付いた。寄り後にトランプ大統領の発言を受け米中貿易戦争が一段と激化するとの懸念からリスク回避の円買いが強まり急速に円高が進んだことで輸出関連株の一角や中国関連株などが幅広く売られ日経平均は一時200円超値下がりした。GLOBEXのNYダウ先物の下落や休日明けの中国市場の大幅安も相場の重石となった。前引けの日経平均株価は前日比197円44銭安の22482円89銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けよりもやや下げ幅を拡大して寄り付いた。寄り後は前場からの米中貿易摩擦激化を懸念した売りが継続し日経平均は取引終盤に一段安し400円超の下げ幅となった。大引けの日経平均株価は前日比401円85銭安の22278円48銭と大幅続落し本日の安値で引けた。
貴金属
金先限帳入値は4511円(前日比-30円)。銀先限帳入値は57.9円(前日比-1.0円)。プラチナ先限帳入値は3115円(前日比-48円)。パラジウム先限帳入値は3363円(前日比-22円)。金は大幅に続落した。前日のNY高を円高に相殺され小幅安で始まった。寄り後ドル建て現物相場は反発したものの円高に圧迫され上値が重く戻りの鈍さを嫌気した売りで下げ幅を拡大し下値追いとなった。プラチナも大幅に続落した。NY安と円高を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後は金の続落やドル建て現物相場の伸び悩みから売りが優勢となり下げ幅を拡大し一段安となった。
石油
原油先限帳入値は47560円(前日比+550円)。ガソリン先限帳入値は60550円(前日比+470円)。灯油先限帳入値は65190円(前日比+580円)。東京原油は反発した。前日のNY原油高を受け買い優勢となり4桁超の大幅高で寄り付いた。寄り後はトランプ発言で急速に円高が進んだことやNY原油夜間取引の下落で戻り売りを浴び徐々に上げ幅を縮小し上昇一服となった。ガソリンと灯油も原油高に連動し大幅反発した。
ゴム
ゴム先限帳入値は173.7円(前日比-3.1円)。東京ゴムは続落した。上海夜間取引が休場の為手掛かり材料難となる中やや買いが優勢となり小反発して寄り付いた。その後は休場明けの上海ゴムの動向が気になることから小動きに推移したが日中取引の上海ゴムが寄り後急落したことで売りが加速し3/26以来の安値173.5円を付けた。売り一巡後はやや値を戻したものの円高に上値が抑えられ弱もち合いで推移した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23750円(前日比-590円)。大豆先限帳入値は47420円(前日比-1140円)。コーンは急落した。シカゴ安と円高を背景に売り優勢で寄り付いた。その後シカゴ夜間取引安や更なる円高で売り圧力が強まり一段安となった。大豆は小幅安で寄り付いた後シカゴ夜間取引の急落や円高が圧迫要因となり下げ幅を拡大し4桁超の大幅安となった。大豆とコーンはトランプ発言を受けた米中貿易戦争激化への懸念の高まりも弱材料となった。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米5月建設許可件数(年率換算)(予想135.0万件 前回136.4万件)
21:30米5月住宅着工件数(年率換算)(予想131.3万件 前回128.7万件)

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