夕刊:2018/06/22

米国と主要国間の貿易摩擦の激化が懸念され日経平均が反落

為替
NY時間に米国と主要国間の貿易摩擦が激化することへの警戒やこの日フィラデルフィア連銀が発表した米6月製造業景況指数が予想を大幅に下回り4年ぶりの低水準となったことを受けリスク回避の円買いドル売りが進んだ流れを引継ぎ22日の東京為替市場のドル円相場は前日終値より70銭ほど円高ドル安の1ドル=109円90銭台半ばで取引を開始した。日中取引では日経平均が大幅に続落して始まったことで円が買われドル円は109円80銭台へ弱含んだ。その後日経平均が下げ幅を縮小したことや時間外の米10年債利回りの上昇で円買いドル売りが一服しドル円は110円ちょうど付近へ値を戻しもみ合いで推移した。午後に入り日経平均が再び下げ幅を拡大したものの株安への反応は鈍くドル円は110円近辺でもみ合う流れが続いた。15時15分現在、1ドル=109円96銭。
株式(日経平均)
米国と主要国間の貿易摩擦の激化への懸念で欧米株安となったことや円高を嫌気し投資家のリスク回避姿勢が強まり22日の東京株式市場では輸出関連を中心に幅広い銘柄が売り優勢で始まり日経平均株価は前日比236円59銭安の22456円45銭と大幅に反落して寄り付いた。寄り後日経平均は下げ幅を拡大し一時280円近く値下がりする場面もあった。その後円高が一服したことで主力株の一角に押し目買いを誘い日経平均は下げ幅を縮小した。前引けの日経平均株価は前日比192円59銭安の22500円45銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けと同水準で寄り付いた。寄り後は米国と主要国との貿易摩擦激化への警戒で買い手控えられる中、週末の持ち高調整の売りに押され日経平均は再びじり安基調となった。その後は日銀のETF買い付け観測から下げ渋りとなるも戻りは限定的となった。大引けの日経平均株価は前日比176円21銭安の22516円83銭と反落した。
貴金属
金先限帳入値は4480円(前日比-10円)。銀先限帳入値は57.7円(前日比-0.6円)。プラチナ先限帳入値は3051円(前日比-31円)。パラジウム先限帳入値は3242円(前日比-55円)。金は5日続落した。NY安と円高を受け売り優勢で寄り付いた。その後円高が一服したことやドル建て現物相場の底堅い動きから下げ渋りとなったものの上値が重く寄り値を挟んで小幅な値動きで推移した。プラチナは大幅に反落した。NY安と円高に圧迫され売り優勢で寄り付いた。寄り後は円高が一服したもののドル建て現物相場の弱含みに上値が抑えられ下げ幅を拡大した。プラチナは米国と主要国間の貿易摩擦が激化すると自動車向けプラチナの需要が落ち込むとの見方が売りを誘った。
石油
原油先限帳入値は47350円(前日比-560円)。ガソリン先限帳入値は60300円(前日比-550円)。灯油先限帳入値は64890円(前日比-490円)。東京原油は続落した。円高と前日のブレントオイルの大幅安が嫌気され売り優勢ではじまった。寄り後は昨日行われたOPECと非OPECとの事前協議でイラン石油相が増産に反対し途中退席したとの報道でブレントオイルが反発に転じNY原油夜間取引が上げ幅を拡大したことから東京原油も買い戻され下げ幅を縮小した。一方で今晩のOPEC総会の結果が不透明なことから上値が重く戻りは限定的だった。原油安を受けガソリンと灯油も続落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は173.4円(前日比-0.8円)。東京ゴムは小幅に続落した。上海夜間取引の小幅高と円高が綱引きとなり小高く寄り付いた。その後は円高が圧迫材料となったものの日中取引の上海ゴムがやや強含みで推移したことから方向感が乏しく売り買いともに仕掛け辛い展開となり安値圏での小幅なもみ合いで推移した。東京ゴムは週明けに納会を控えていることから模様眺め気分が強く盛り上がりに欠ける商いとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24080円(前日比+170円)。大豆先限帳入値は47430円(前日比変わらず)。コーンは反発した。シカゴ高を受け買い先行で寄り付いた。寄り後は円高に上値が抑えられたもののシカゴ夜間取引高に押し上げられやや上げ幅を拡大し堅調な動きとなった。大豆は夜間取引と同値で寄り付いたあとは動意なし。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:45米6月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)(予想56.1 前回56.4)
22:45米6月サービス部門購買部担当者景気指数(PMI、速報値)(予想56.5 56.8)

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