夕刊:2018/06/27

日銀のETF買い付け期待で日経平均は下げ渋り

為替
NY時間で米中貿易摩擦への警戒が一服し米株式相場が反発したことからドルが買い戻されドル円が110円台を回復した流れを引継ぎ27日の東京為替市場のドル円相場は前日東京終値より50銭ほど円安ドル高の1ドル=110円10銭前後で取引を開始した。日中取引では日経平均が反落したことや本邦輸出企業からの円買い需要などでドル円は弱含みとなり110円台を割り込み109円80銭前後まで軟化した。午後に入り日経平均の下げ渋りからドル円は109円90銭~110円近辺での小幅な値動きで推移した。15時15分現在、1ドル=109円87銭。
株式(日経平均)
前日のNY株式相場は反発したものの原油相場の急騰が国内企業のコスト増に繋がり収益を圧迫するとの見方から海運やゴム製品などが売り優勢で始まり27日の東京株式市場では日経平均株価は前日比21円12銭安の22320円88銭と小幅に反落して寄り付いた。もっとも今日は6、12月決算企業の権利落ち日となることから配当落ち分として日経平均を30円程度押し下げた面もあった。寄り後日経平均は小幅高に転じる場面もあった。その後円安が一服しやや円高方向へぶれたことから投資家心理が冷やされ日経平均はリスク回避の売りに押され下げ幅を拡大し一時100円超値下がりした。前引けの日経平均株価は前日比90円64銭安の22251円36銭で前場の取引を終了した。後場の日経平均は前引けよりも下げ幅を縮小して寄り付いた。寄り後は上海や香港株の下落が重石となったものの日銀のETF買い付け期待で日経平均は下げ渋り小幅安で推移した。大引けの日経平均株価は前日比70円23銭安の22271円77銭と小反落した。
貴金属
金新甫限帳入値は4430円(前日比-円)。銀新甫限帳入値は57.3円(前日比-円)。プラチナ新甫限帳入値は3061円(前日比-円)。パラジウム新甫限帳入値は3254円(前日比-円)。金は反落した。NY金安を円安が相殺し買い優勢で寄り付いた。寄り後は円安が一服したことやドル建て現物相場が下げに転じたことから上げ幅を削りマイナス圏に沈み軟調な動きとなった。新甫6月限は高寄りしたあと伸び悩み下値を切り下げ弱含みで推移した。プラチナは反発した。NY高と円安を受け買い優勢で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の弱含みや円安一服で上値が重くなり上げ幅を縮小した。新甫6月限は買い先行で寄り付くもその後伸び悩み下値追いとなった。
石油
原油先限帳入値は49350円(前日比+1310円)。ガソリン先限帳入値は62260円(前日比+1190円)。灯油先限帳入値は67250円(前日比+1400円)。東京原油は大幅に続伸した。NY原油の急騰を受け買い優勢となり4桁超の大幅続伸で始まった。寄り後は円安一服で上値が抑えられたがNY引け後にAPIが発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が予想以上に減少したことを好感しNY原油夜間取引が確りした動きとなったことで東京原油も高値圏で底堅く推移した。原油高を受けガソリンと灯油は4桁超の大幅高。
ゴム
ゴム先限帳入値は173.8円(前日比+1.3円)。東京ゴムは小確り。上海夜間取引の小幅高と円安を好感し買い優勢で寄り付いた。寄り後は円安が一服したことや日中取引の上海ゴムが夜間の上げ幅を削りマイナスに転じたことから東京ゴムも一時小安くなる場面もあったもののその後上海ゴムが持ち直したことで東京ゴムも再度プラス圏に浮上した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23880円(前日比+160円)。大豆先限帳入値は47000円(前日比変わらず)。コーンは反発した。シカゴ高と円安を好感し買い優勢で寄り付いた。寄り後は円安一服とシカゴ夜間取引高で強弱感が対立したことから方向感が乏しくなり寄り値を挟んで小幅な値動きとなった。大豆は夜間取引とほぼ同値で寄り付いたあとは売り買い見送られ動意薄の展開。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米5月耐久財受注(前月比)(予想-1.0% 前回-1.6%)
23:00米5月住宅販売保留指数(前月比)(予想+0.5% 前回-1.3%)

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