夕刊:2018/06/28

円安とGLOBEXのNYダウ先物高に下支えされ日経平均は下げ渋り

為替
NY時間にトランプ大統領発言で米中貿易摩擦への懸念がやや後退したことからドルが買われドル円が110円前半まで上昇した流れを引継ぎ28日の東京為替市場のドル円相場は前日東京終値より40銭ほど円安ドル高の1ドル=110円20銭前後で取引を開始した。日中取引では日経平均が続落して始まり下げ幅を拡大したことから円買いが優勢となりドル円は一時110円台を割り込んだ。その後日経平均の下げ幅が縮小するにつれドル円も110円台前半へ反発した。午後に入り日経平均が一時小幅高に転じたことで円が売られドル円は110円30銭前後へ上昇した。15時15分現在、1ドル=110円23銭。
株式(日経平均)
前日の米株式相場の下落で投資家心理が悪化したことから28日の東京株式市場では売り先行で始まり日経平均株価は前日比76円58銭安の22195円19銭と続落して寄り付いた。寄り後は引き続き米国の貿易問題への懸念が重石となる中、日経平均は下げ幅を拡大し一時200円超値下がりした。その後GLOBEXのNYダウ先物が反発したことや朝方安く始まった中国株式が下げ渋ったことなどで日経平均先物にまとまった買いが入ったことをきっかけに先物主導で日経平均は下げ幅を縮小した。前引けの日経平均株価は前日比94円19銭安の22177円58銭で前場の取引を終了した。後場日経平均は前引けよりも下げ幅を縮小して寄り付いた。寄り後は中国株式が一時プラスに転じたことや円の弱含みで前場売られた値嵩のハイテク株が反発に転じたことから日経平均は下げ幅を縮小し前日終値を挟んで一進一退の動きで推移した。大引けの日経平均株価は前日比1円38銭安の22270円39銭と小幅に続落した。
貴金属
金先限帳入値は4433円(前日比+3円)。銀先限帳入値は57.2円(前日比-0.1円)。プラチナ先限帳入値は3044円(前日比-17円)。パラジウム先限帳入値は3251円(前日比-3円)。金は小幅高。NY安を円安に相殺され小確りで寄り付いた。寄り後は円安が一服したことでマイナスに転じる場面もあったがその後円の伸び悩みで持ち直し寄り値近辺でもみ合う展開となった。プラチナは反落した。NY安を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の小幅安に上値が抑えられ下げ幅を拡大し安もち合いとなった。プラチナは米国を巡る貿易摩擦の影響で自動車販売台数が減少し自動車向けの白金需要が将来的に細るとの見方が根強いことも相場の重石となっている。
石油
原油先限帳入値は50210円(前日比+860円)。ガソリン先限帳入値は63240円(前日比+980円)。灯油先限帳入値は68220円(前日比+970円)。東京原油は大幅に続伸した。EIAが発表した米週間在庫統計で原油在庫が大幅に減少したことを手掛かりにNY原油が大幅に続伸したことを受け買い優勢で始まった。寄り後はNY原油夜間取引が調整安となったことで上値が抑えられた面もあったがリビアやカナダの輸出が滞っていることなどから需給逼迫懸念が高まっていることで下値も堅く本日の高値圏で強含みに推移した。原油高を受けガソリンと灯油は大幅続伸。
ゴム
ゴム先限帳入値は175.2円(前日比+1.4円)。東京ゴムは続伸した。上海夜間取引高と円安を好感し買い優勢で寄り付いた。寄り後は日中取引の上海ゴムが夜間取引からの上げ幅を削ったことから東京ゴムも買い一巡後は戻り売りに押され寄り値をやや下回る水準でもみ合う動きとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23970円(前日比+90円)。大豆先限帳入値は47000円(前日比変わらず)。コーンは続伸した。円安を好感し買い優勢で寄り付いた。寄り後はシカゴ夜間取引の伸び悩みでやや上値が抑えられたが29日の四半期在庫や作付面積予想の発表を控え商いが細り気味となる中、小確りで推移した。大豆は夜間取引が前日比同値で寄り付いたあとは日中取引では商い成立せず。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米1-3月期GDP、確定値(前期比年率)(予想+2.2% 前回+2.2%)
21:30米新規失業保険申請件数(予想22.2万件 前回21.8万件)

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