夕刊:2018/07/03

米中貿易戦争激化に対する警戒からリスクオフの動き強まり商品先物相場が全面安

為替
NY時間に米株式相場が下落して始まった後反発に転じたことや米10年債利回りの上昇でドルが買われ円安ドル高となった流れを引継ぎ3日の東京為替市場のドル円相場は前日東京終値より20銭ほど円安ドル高の1ドル=110円90銭前後で取引を開始した。日中取引では日経平均が小高く寄り付いた後小幅安に転じたが直ぐに切り返し上げ幅を拡大したことで一時ドル円は111円10銭台に上昇する場面もあった。その後中国株安に連動するかたちでドル円は失速し110円70銭台まで軟化した。しかしながら日経平均が再度プラスに浮上したことからドル円は持ち直し110円90銭前後でのもみ合いで推移した。午後に入り日経平均の下げ幅拡大で一時ドル円は軟化するも日経平均が持ち直すに連れてドル円は111円近くまで反発した。15時15分現在、1ドル=110円96銭。
株式(日経平均)
前日の米株式市場でNYダウ、ナスダック指数が共に続伸したことを受け3日の東京株式市場では買い先行で始まり日経平均株価は前日比77円13銭高の21889円06銭と反発して寄り付いた。寄り後に為替市場で円安が進んだことで日経平均は一時100円以上上昇する場面もあったが買いが続かず再びマイナスに沈んだ。その後下げ幅を縮小したものの米中貿易摩擦への警戒で上値が重く日経平均は前日終値近辺で不安定な動きとなった。前引けの日経平均株価は前日比6円20銭安の21805円73銭で前場の取引を終了した。後場は昼休み時間帯に中国・上海株安を嫌気し日経平均先物が軟調となったことで日経平均は下げ幅を拡大して寄り付いた。寄り後は海外ヘッジファンドなどからのリスク回避の売りが加速し日経平均は一段安となり一時200円超の下げ幅となった。売り一巡後は上海株やGLOBEXのNYダウ先物が下げ幅を縮小し上昇に転じたことをきっかけに先物主導で買い戻され取引終盤にかけ日経平均は下げ幅を急速に縮小した。大引けの日経平均株価は前日比26円39銭安の21785円54銭と小幅に続落した。
貴金属
金先限帳入値は4414円(前日比-23円)。銀先限帳入値は56.5円(前日比-0.3円)。プラチナ先限帳入値は2888円(前日比-122円)。パラジウム先限帳入値は3223円(前日比-24円)。金は大幅に続落した。NY安を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の下落やユーロ安で売りが膨らみ下げ幅を拡大し軟調に推移した。プラチナは暴落した。NY安を受け売り優勢で始まった。寄り後はドル建て現物相場の軟調やユーロ安が嫌気され損失覚悟の手仕舞い売りが加速し一段安となった。東京プラチナは夜間取引で一時2009年2月以来の安値となる2859円を付けた。
石油
原油先限帳入値は50410円(前日比-50円)。ガソリン先限帳入値は63300円(前日比-100円)。灯油先限帳入値は68400円(前日比-90円)。東京原油は小反落した。NY原油安とブレント原油安に圧迫され大幅安で寄り付いた。寄り後はリビアが一部の集荷について不可抗力条項を宣言したと伝わりNY原油夜間取引が急反発ことから東京原油に買戻しを誘い下げ幅を縮小した。ガソリンは続落し灯油は反落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は172.3円(前日比-1.5円)。東京ゴムは続落した。上海ゴム夜間取引の小幅安を受け売り先行で始まった。寄り後は米中貿易摩擦への警戒で買いが見送られる中、一時170.4円まで売られ6/26の安値(170.2円)に接近したが日中取引の上海ゴムが寄り後反発に転じたことから東京ゴムも下げ幅を縮小した。その後は上海ゴムの戻りの鈍さから上値が重く東京ゴムは寄り値近辺でのもみ合いとなった。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23860円(前日比-520円)。大豆先限帳入値は46970円(前日比-30円)。コーンは大幅に反落した。シカゴ安を映し売り優勢で寄り付いた。寄り後は円安とシカゴ夜間取引の小幅高で下げ渋りとなったもののその後円安一服や他の商品相場の下落から売りが優勢となり下げ幅を拡大し安もち合いとなった。大豆は夜間取引が小安く寄り付くも日中取引は低調商いで動意薄の展開。
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