夕刊:2018/07/11

米国が新たな追加関税リストの公表を準備との報道で米中貿易戦争の激化が懸念され日経平均は4日ぶりの反落

為替
東京時間の早朝にトランプ政権が中国からの輸入製品に対し2000億ドル相当の新たな関税リストを公表すると報じられたことを受けリスク回避の円買いが強まり11日の東京為替市場のドル円相場は前日東京終値より20銭ほど円高ドル安水準の1ドル=110円80銭台後半で取引を開始した。日中取引では日経平均が反落して始まり下げ幅を拡大したことで更に円高が進みドル円は一時110円70銭台後半へ上昇した。その後日経平均の下げ渋りから円高が一服しドル円は111円前半へ切り返す動きとなった。午後になって日経平均がやや落ち着きを取り戻したことからドル円は方向感が乏しくなり111円前半での小動きで推移した。15時15分現在、1ドル=111円04銭。
株式(日経平均)
寄り前に米国の中国からの輸入製品に対する2000億ドル相当の追加関税リストの公表が報じられたことから米中貿易戦争激化への懸念が再燃し円高が進んだことで11日の東京株式市場では投資家のリスク回避姿勢が強まり輸出関連株中心に幅広い銘柄が売り優勢となり日経平均株価は194円75銭安の22002円14銭と大幅に反落して寄り付いた。寄り後はGLOBEXのNYダウ先物が大幅に下落したことで売りが加速し日経平均は下げ幅を拡大し一時450円ほど下落する場面もあった。売り一巡後は今晩の海外市場の反応を見極めたいとのことで日経平均は下げ渋りとなり下げ幅を縮小した。前引けの日経平均株価は前日比305円69銭安の21891円20銭で前場の取引を終了した。後場日経平均は前引けよりやや下げ幅を縮小して寄り付いた。寄り後は日銀のETF買い付け観測や円高一服に下支えされ日経平均は21900円台でやや落ち着いた動きで推移した。大引けの日経平均株価は前日比264円68銭安の21932円21銭と4日ぶりに反落した。
貴金属
金先限帳入値は4459円(前日比-22円)。銀先限帳入値は56.9円(前日比-0.6円)。プラチナ先限帳入値は3008円(前日比-27円)。パラジウム先限帳入値は3232円(前日比-54円)。金は反落した。NY安と円高を受け売り優勢で始まった。寄り後は米中貿易戦争の激化により世界経済の縮小を懸念しリスク回避姿勢が強まり非鉄など第一次産品が軒並み売られたことやドル建て現物相場の下落が圧迫要因となり下げ幅を拡大した。その後円高一服で下げ渋り下げ幅をやや縮小したものの戻りは鈍かった。プラチナは続落した。NY安と円高を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の軟調やユーロ安から売りが加速し急落した。一時下げ幅は76円にまで拡大した。その後円高一服やドル建て現物相場の下げ渋りから持ち直し3000円の大台を回復した。
石油
原油先限帳入値は50970円(前日比-260円)。ガソリン先限帳入値は63510円(前日比-360円)。灯油先限帳入値は69010円(前日比-180円)。東京原油は4日ぶりに反落した。NY高を受け小幅に続伸して寄り付いた。寄り後は米中貿易摩擦激化への警戒でNY原油夜間取引が下げ幅を拡大したことが重石となりじり安基調を辿り大幅安となった。その後円高一服やNY原油夜間取引が下げ幅を縮小したことで買戻しを誘い安値から600円程度値を戻した。ガソリンと灯油は反落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は172.0円(前日比-1.2円)。東京ゴムは続落した。上海ゴム夜間取引安と円高を映し売り先行で始まった。寄り後は米中貿易摩擦激化への懸念で日中取引の上海ゴムが夜間からの下げ幅を拡大したことから東京ゴムも下げ足を速め節目の170円を割り込み一時169.0円まで下落した。しかしながらその後上海ゴムが持ち直したことや円高一服から東京ゴムは買い戻され下げ幅を縮小した。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23270円(前日比-530円)。大豆先限帳入値は45000円(前日比-140円)。コーンは続落した。コーンはシカゴ安と円高を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後シカゴ夜間取引の軟調で売り圧力が強まり一段安し下値を模索する動きとなった。大豆は夜間取引が小高く引けたものの日中取引ではシカゴ夜間取引安と米中貿易戦争に対する警戒で小口売りに下押され続落した。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米6月卸売物価指数(PPI)(前月比)(予想+0.2% 前回+0.5%)
21:30米6月卸売物価指数(PPIコア指数)(前月比)(予想+0.2% 前回+0.3%)

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