夕刊:2018/08/16

米中貿易交渉再開への期待の高まりから日経平均は大幅に下げ幅を縮小

為替
NY時間にトルコ情勢の深刻化や中国経済の減速懸念などからリスク回避の動きが再燃しNY為替市場で円が買われ円高ドル安が進んだ流れを引継ぎ16日の東京為替市場のドル円相場はNY終値より10銭ほど円高ドル安水準の1ドル=110円60銭前後で取引を開始した。日中取引では日経平均が大幅続落して始まり下げ幅を拡大したことから更に円高が進みドル円は一時110円40銭台半ばまで軟化した。その後中国商務省次官が米国との貿易交渉のために8月末に訪米するとの報道が流れ米中関係の改善期待で円買いドル売りが巻き戻されドル円は110円80銭台へ上昇した。午後に入りドル円は動意が薄く110円80銭前後での小動きで推移した。15時15分現在、1ドル=110円82銭。
株式(日経平均)
トルコ情勢の深刻化や中国経済の減速懸念などへの警戒で前日の欧米市場で円高、株安が進んだことを受け投資家心理が悪化したことから16日の東京株式市場では幅広い銘柄が売り優勢となり日経平均株価は前日比223円40銭安の22234円19銭と大幅続落して寄り付いた。寄り後に日経平均は一段安し一時330円超値下がりした。その後10時過ぎに中国商務省次官が米国との貿易交渉のために8月末に訪米するとの報道が流れ株式市場では売り方の買戻しが加速し日経平均は急速に下げ幅を縮小し小反発に転じた。前引けの日経平均は前日比29円97銭高の22234円19銭で取引を終了した。後場上海株安が嫌気され日経平均は反落して寄り付いた。寄り後日経平均は底堅い動きとなり前日終値近辺での小幅なもみ合いで推移した。大引けの日経平均株価は前日比12円18銭安の22192円04銭と小幅に続落した。
貴金属
金先限帳入値は4182円(前日比-55円)。銀先限帳入値は52.3円(前日比-1.1円)。プラチナ先限帳入値は2771円(前日比-42円)。パラジウム先限帳入値は2889円(前日比-119円)。金とプラチナは大幅に5日続落した。金はNY安と円高を受け売り優勢となり大幅安で寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の急落で損失覚悟の手仕舞い売りが膨らみ一時100円超下げ幅を拡大する場面があった。売り一巡後は円高が一服したことやドル建て現物相場の下げ渋りで売り方から利益確定の買い戻しが入り大幅に下げ幅を縮小した。プラチナもNY安と円高を受け売り優勢となり100円近く急落して寄り付いた。寄り後はドル建て現物相場の軟調で下げ幅を拡大した。その後ドル建て現物相場の下げ一服から買戻しを誘い下げ幅を縮小し寄り値を大幅に上回る水準まで持ち直した。
石油
原油先限帳入値は47460円(前日比-960円)。ガソリン先限帳入値は60440円(前日比-490円)。灯油先限帳入値は65640円(前日比-640円)。東京原油は大幅に続落した。NY原油急落と円高を受け4桁超の大幅安で寄り付いた。寄り後に中国商務次官が米国との貿易交渉のため8月末に訪米すると伝わったことで円高が一服し日経平均も下げ止まったことやNY原油夜間取引が反発に転じたことなどから東京原油は戻り歩調を辿り下げ幅を縮小した。原油安を受けガソリンと灯油も大幅続落した。
ゴム
ゴム先限帳入値は168.0円(前日比-2.4円)。東京ゴムは続落した。上海ゴム夜間取引の急落を映し売り優勢で始まった。寄り後に日中取引の上海ゴムが一段安したものの東京ゴムは下値を売り込む動きは限られ下げは限定的だった。その後上海ゴムの下げ渋りや円高一服で東京ゴムに買戻しを誘い下げ幅を縮小した。
とうもろこし・大豆
コーン新甫帳入値は24030円(前日比-円)。大豆新甫帳入値は45800円(前日比-円)。コーンは続伸した。円高とシカゴ夜間取引小幅安を受け売り優勢で寄り付いた。寄り後はシカゴ夜間取引高と円高一服に支援され下げ幅を縮小しプラス圏へ浮上した。新甫9月限は売り優勢で寄り付いた後地合いを引き締め上値追いとなった。大豆は夜間取引で反落したものの日中取引ではシカゴ高を受け反発に転じた。新甫8月限は出合いなし。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30米7月建設許可件数(年率換算件数)(予想131万件 予想129.2万件)
21:30米8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想22.0 前回25.7)
21:30米7月住宅着工件数(年率換算件数)(予想126万件 前回117.3万件)
21:30米新規失業保険申請件数(前週分)(予想 前回)

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