夕刊:2018/08/27

米利上げ最終局面?パウエルFRB議長の講演後、ドル安加速!9月FOMCに向け市場の思惑が交錯するか

為替
パウエルFRB議長の講演にて緩やかな利上げの継続は従来通りであったが、インフレ率2%を超える様な経済の過熱感は観られないと発言が伝わり、利上げが最終局面を迎えたとの思惑が拡がり、主要通貨でドル安が加速、ユーロ/ドルは一時1.16台半ばへ続伸、アジア時間ではNY時間の高値111.45円トライも111円前半で揉み合い。その後は米国のインフレや利上げの加速感が削がれドル安傾向となり、ドル/円は一時、111円を割り込んだが切り返し111.20円まで戻すも戻りは鈍く、再度111円割れを試す展開となった。15:15現在、1ドル=111.04円
株式(日経平均)
日経平均は22693.69円(前日比+91.92円)で始まった。NY市場のナスダックが新高値を更新し、ダウも堅調だった事から東京株式市場は続伸して始まり、円が堅調推移となった事から鉄鋼、非鉄金属、機械、石油等幅広い業種に買い優勢となり、22759.53円(前日比+157.76円)で前場の取引を終えた。午後は22799.29円と続伸して始まり、輸出関連株に思惑買いが入り、終止堅調に推移した。日経平均終値=22,799.64円(前日比+197.87円)
貴金属
金先限帳入値4297円(前日比+53円)銀先限帳入値53.3円(前日比+1.2円)白金先限帳入値2818円(前日比+24円) パラジウム先限帳入値3160円(前日比+62円)金先限は週末のパウエルFRB議長の講演にて緩やかな利上げが再確認された事や2%を超える様な経済過熱感は観られないとの発言がハト派的と捉えられた事からドル安が加速し急伸し東京市場は7/13高値4509円から8/16安値4112円の半値戻り4310円を示現した。その後は買い方の利食い売りに押され4300円を割り込んだが、4300円を早期に回復し本日高値4311円を上抜けば上記値幅の2/3戻りである4368円が有り得る。白金も海外相場高を映し続伸。目先は先週の高値2842円を上抜ければ、8月の高・安値の2/3戻りの2898円を試そう。
石油
原油先限帳入値50210円(前日比+50円) ガソリン先限帳入値63060円(3月限新甫発会)灯油先限帳入値68280円(3月限新甫発会)原油はイラン産原油の供給懸念や米・シェールオイル生産リグ数の減少により50000円飛び台後半まで続伸したが、買い方の利食い売りに上値重く推移した。上記のシェールオイル生産が頭打ちとなれば5月の高値52180円、8月の高値51880円が視野に入るが、秋口には米石油備蓄在庫の放出が予定されており、今回も50000円相場が短命で終わると下振れリスクが高まるか。
ゴム
ゴム先限帳入値は175.3円(前日比-0.6円)ゴムは先週に海外ファンド筋の売玉の纏まった買戻しに急反発し180円台乗せとなったが、消費国在庫は潤沢な為、需給に逼迫感は無い為、翌日には反落し170円台半ばでの揉み合いとなった。主要生産国のタイでは減反政策が打ち出されており、輸入採算割れである178円以下の水準である現在の値位置はいずれ見直されるものと思われる。明日に新甫発会する2月限が175円を割れる場面があれば買い拾いたい。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23640円(前日比-20円) コーンは米・穀物調査会社であるプロファーマーがクロップツアー後に発表した米コーン単収が177.3ブッシェルと8月の米・農務省発表の178.4ブッシェルを下回った事でシカゴ市場が反発した。これを受けて東京コーンも堅調に始まり23700円前後での揉み合いとなった。しかし、単収減とは言え作況は前年や過去5年平均を上回っており、6年連続の豊作が見込まれるだけに、高値追いの新規買いは避けるべきであろう。23000円後半から24000円前半までの戻りを売り方針。
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