夕刊:2018/09/19

米の追加関税に中国も600億ドルの報復関税発動!

為替
欧州時間はドル安/ユーロ高を継続したがNY時間では2000億ドルの追加関税に対し、中国が600億ドルの報復関税を課すとした事から一転ドル高/ユーロ安となった。ユーロは1.17を突破したがアジア時間では1.16台後半が中心。円は対ドルが堅調で112.39まで買われた。NY時間終盤からアジア時間序盤には反落したものの、仲値112.30円を上回って確り。日本の政策金利据え置きが伝わるとNY時間の高値をわずかに超えたが、伸び切れなかった。112.50円超えでは中間決算を控えた実需筋の売りが控えている模様。15:15現在、1ドル=112.31円
株式(日経平均)
日経平均は23754.96円(前日比+334.42円)で始まった。ドル高の流れからNY株が続伸した事や円安進行によりリスク選好となった。その後も日米金利差拡大観測により円安傾向を強め、日銀の政策金利据え置きが確認され続伸し23776.69円で前引けた。午後は午前の流れを引き継いで前日比400円超の高値で始まり、利益確定売りに反落し、戻りは売られ上げ幅を削って終了した。空運を除く幅広い業種が堅調となる中、石油、保険、機械、不動産業の上昇が目立った。日経平均終値23672.52円(前日比+251.98円)
貴金属
金先限帳入値4331円(前日比+21円)銀先限帳入値51.4円(前日比+0.5円)白金先限帳入値2944円(前日比+62円) パラジウム先限帳入値3431円(前日比+101円)金は米中貿易紛争において中国が報復関税を決定した事でドル建て現物相場はドル高により軟調だったが、円安進行から東京市場は続伸した。先日の高値4335円を終値ベースで上抜けば買いの流れになるが、為替要因だけでの上昇では限界があろう。9月の米利上げが確実視されているものの、ドル建て現物相場が1200ドル前後の値動きでは心許ない。FOMCの結果を見るまでは売りで対処したい。白金は円安進行に伴い2900円を回復し堅調に推移した。安値低迷も長く売られ過ぎ感が強い中、金との逆ザヤ縮小の動きが出ている様子。今日の上昇は買い方を勇気付けるかもしれない。早急に3000円を試しに行ければ一段高となり7月以来の3050円トライとなるが。
石油
原油先限帳入値51770円(前日比+960円) ガソリン先限帳入値65550円(前日比+930円)灯油先限帳入値70130円(前日比+930円)原油は米国の対イラン経済制裁によってイラン産原油の市場締出しを図っている事からサウジ高官が原油価格80ドルを容認する発言が伝わると海外原油相場が急伸した。東京原油もブレント原油の上昇を横目に急伸。先限は52000円台を突破したものの、夜間取引終盤には利益確定売りに下押され、51000円半ばへ反落した。日中取引では押し目買い優勢となって51000円後半で揉み合う展開となった。ただ、米中貿易摩擦に解消の兆しが無い中、実需の需要増加が見込めない事や在庫水準も決して少なくない為、いずれ、高値修正場面を迎えると観る。
ゴム
ゴム先限帳入値は165.9円(前日比-0.2円)ゴムは相変わらずのボックス相場で方向感に乏しいが、貿易摩擦の最中でも米国の景気は好調であり、中国に置いても足元の景気は衰えていない。この事やタイでの減反政策による需給引締り観によりレンジ上抜けが期待される為、165円前後は買い場と観る。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23060円(前日比-110円) コーンはシカゴ市場が続落した事から軟調に始まり23000円割れは回避したが、時間の問題であろう。ハーベストプレッシャーによる現物売り圧力はしばらく続きそうで、シカゴ市場は本格的な需給相場期入りを前にもう一段の下落が予想される。この為、目先は7/9の安値22860円を下抜けると年初来安値21950円を試すものと思われ23000円以上は売り妙味がある。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30 米 住宅着工・許可件数 (商務省)
22:00 欧 ECBドラギ総裁会見

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