夕刊:2018/09/20

英国のEU離脱問題に再び、不透明観が台頭!

為替
李中国首相が米中貿易摩擦において、輸出促進の為の人民元の切り下げは行わないとの発言や英国のEU離脱に不透明観によりドル安となった。ユーロ/ドルは1.165から切り返し1.168前後で揉み合い。アジア時間も円は仲値112.38円が上値の壁となり、NY時間の安値112.16円を更新し、112円割れを試す展開となったが112円飛び台で下げ渋ると自民党総裁選巡る攻防の中、安倍3選が決定したが反応は薄く、112.15円前後の狭いレンジ取引に終止した。15:15現在、1ドル=112.31円
株式(日経平均)
日経平均は23752.79円(前日比+80.27円)とNY株高を映して続伸して始まった。その後は英国のEU離脱に不透明観が漂った事や米中貿易摩擦の影響は小康状態となっている事からドル安/円高となって前日比マイナスとなる場面も見られた。自民党総裁選を控え、前日終値付近で揉み合った後23672.91円とプラス圏をわずかに維持して前引けた。午後はやや強含み23677.71で始まり、自民党総裁選で安倍3選が決まると利益確定売りが出て、瞬間的に23600円を割り込んだが切り返し、23600円後半の値位置に戻して揉み合い23674.93円(前日比+2.41円)で大引けた。日経平均終値23672.52円(前日比+251.98円)
貴金属
金先限帳入値4330円(前日比-1円)銀先限帳入値51.5円(前日比+0.1円)白金先限帳入値2952円(前日比+8円) パラジウム先限帳入値3537円(前日比+106円)ドル安によるドル建て商品相場が全般的に上昇した事から金は続伸し、4330~4340円で堅調に推移した。ただ、戻り高値を更新中だが、来週のFOMCを控え、積極的な買いも躊躇われている様で、来週の利上げの可能性が高く、FOMCの結果を消化するまでは売りで対処したい。白金は割安感から、勢いを伴って下値を切り上げており、目先は3000円トライとなって来た。3000円突破なら7/13の戻り高値3059円を目指すものと思われ、今月のFOMCの結果を見極めるまでは押し目買いか。
石油
原油先限帳入値52170円(前日比+400円) ガソリン先限帳入値65910円(前日比+360円)灯油先限帳入値70230円(前日比+100円)原油はドル安による海外原油相場が続伸した事から東京市場も続伸し、5/23の年初来高値52190円を更新。チャートの姿は押し目買い優勢であるが、米中の貿易摩擦において経済界からの反発もあり、両国の歩み寄りに期待が懸かっているものの、素直に折り合えるかは甚だ疑問でもある。来週には米中双方の追加関税が発動され、今後の関税率の引き上げや第4弾の追加関税懸念が残る中、来週のFOMCでの利上げに伴うドル高、パウエルFRB議長の今後の見通しを確認するまでは、新高値を大きく更新しない限りは売玉維持。
ゴム
ゴム先限帳入値は169.6円(前日比+3.7円)ゴムは最近のボックス上限の170円を付け、利益確定売りに若干、下押す場面も見られたがレンジ上抜けの可能性が高まった。上海市場も12500元の心理的節目を上抜けており、目先は利益確定売りをこなしながら、押し目買いを継続と考える。主要生産国の10月までの増産最盛期明けからはタイの減反政策やゴム農家の突き上げによる新たな市況支援策が打ち出される可能性も有る。今後は冬用タイヤの需要期にも入っており、米中貿易摩擦における懸念は残るが、まずは輸入採算値179円前後、採算割れが解消されれば将来的に200円に向う流れと観る。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23040円(前日比-20円) コーンはシカゴ市場が自律反発的に小戻ししたが、東京コーンは円高に相殺され前日比マイナス圏での揉み合いを強いられた。先限は23000円を維持したが、シカゴ市場の戻りは米・農家の換金売りを促す可能性が高く、利上げによるドル高が顕著となれば、来週にも安値更新となる可能性が高いと観る。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30 米 週間新規失業保険申請件数 (労働省)
21:30 米 9月製造業景況感指数 (フィラデルフィア連銀)

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