夕刊:2018/09/25

米中貿易問題拡大や英国のEU離脱問題が楽観できない状況。

為替
週末は英国のEU離脱問題で楽観できない状況となっている事から英・ポンドが急落し、調整局面を迎えた。ユーロはポンドに連れ安となったが、週明けのECBドラギ総裁会見でEU圏内のインフレ上昇を示唆した事や低金利は継続との発言から切り返し、1.18を回復したものの、維持出来ずに高値修正となった。一方、ドル/円は日米通商交渉が本日に延期となる中、米中貿易摩擦の拡大懸念によりドルが堅調となった。円は英国のEU離脱問題に不透明観が台頭した事から強含み112円半ば付近へ下落したが切り返し、112円後半での揉み合いに終止した。15:15現在、1ドル=112.88円
株式(日経平均)
日経平均は23881.85円(前日比+11.92円)と小幅続伸して始まった。直後にはNYダウが連休中は反落した事が警戒され、利益確定売りに前日比マイナスとなる場面も見られた。リスク選好ムードが継続する中、価格低位株のバイオ関連株に物色買いが入り、プラス圏を回復して23909.91円で前引けた。午後は23900円前後で揉み合い後、堅調を維持し23940.26円で大引けた。業種別では金属製品、化学、空運、電気ガス等の上昇が目立ち、石油、海運、機械業は軟調となった。日経平均終値23940.26円(前日比+70.33円)
貴金属
金先限帳入値4338円(前日比-38円)銀先限帳入値51.7円(前日比-0.3円)白金先限帳入値2988円(前日比-19円) パラジウム先限帳入値3606円(前日比+12円)金は米中貿易問題の拡大懸念や欧州通貨の高値修正に伴うドル高が進行しドル建て現物相場が反落、1200ドルを再び割り込んだ。先週の価格上昇局面にて売り方の損失覚悟の手仕舞い買いが一巡したと見た買い方が利益確定売りに動いた模様。明後日の米・FOMCにおける利上げとパウエルFRB議長の今後の米・経済見通しに対する舵取りが注目される。中長期的には買い方針だが、目先は4350円以上を売り、4300円前後を買いの逆張りで対処する。白金は大きく下値を切り上げた相場だが、米・FOMCを控えて売り方の踏み上げを消化し、上昇一服となった処で反落し、心理的節目の3000円を割り込んだ。フォルクスワーゲン社の燃費不正問題以降、白金の安値低迷が長引いているが、最近の上昇で基調転換しつつある。FOMC後の展開次第だが、2900円を割らない限り、押し目買いで対処したい。
石油
原油先限帳入値53760円(前日比+1680円) ガソリン先限帳入値67750円(前日比+1820円)灯油先限帳入値72000円(前日比+1800円)原油はトランプ大統領による産油国への増産圧力にも係わらず、産油国会議にて増産しない事が確認され、海外原油相場が急伸した。これを受けて東京原油は年初来高値を大きく上回り上昇。先限は53000円半ばを超えて来た。米国単独での備蓄在庫の放出では焼け石に水といった状況であり、この原油価格高騰でもシェールオイルの稼動リグ数が減少傾向にある事から売り玉の維持は難しいと思われる。ここは売り玉を損切りし、米国の産油国に対しての圧力や非OPEC加盟国を含めた産油国の生産動向を見極めて、次の展開を考える事としたい。
ゴム
ゴム先限帳入値は169.9円(3月限新甫)ゴムは3月新甫が2月限より2円程上ザヤ発会し170.8円で寄り付いた。その後、日本と同じ3連休明けの上海市場が軟調に始まると売りが優勢、下値を探る展開となり170円を割り込み169円前後へ下落した。その後、169円台での揉み合いとなった。ゴムは本日発会の3月限もレンジ内での相場展開となっており、発会値の170.8円超を売り、レンジ下限の165円近辺を買いと逆張りで対処したい。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23450円(前日比+70円) コーンは悪天候による収穫遅れを材料にシカゴ相場が反発した。これを受けて東京市場は23000円半ばへ反発して堅調に推移した。収穫遅れによる上昇は一時的で天候回復により収穫は早期に挽回が出来る為、シカゴ市場の反発は農家売り圧力を強める結果になる。6年連続の大豊作が重石となり、本格的な需給相場入りを前に、戻り売り圧力は強まるものと観る。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
23:00 米 9月消費者信頼感指数
23:00 米 FOMC初日

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