夕刊:2018/10/01

好調な米国経済を反映、ドル高継続!

為替
英国の合意無きEU離脱懸念や伊政府の財政赤字問題等、欧州の経済情勢に不安要素が取り沙汰されている事や堅調な米国経済動向からドル高継続となっている。ユーロ/ドルは一時1.16を割り込んだ。円に対してもドル買い圧力は強く、114円に迫った。朝方に発表された日銀短観にて今年第3四半期大企業製造業景況感の伸び悩みもドル買いを誘った。仲値113.92円が公表されると仲値付近での揉み合いに終止した。目先は好調な米国経済を横目にドル高の流れに変化は無いと観られる。15:15現在、1ドル=113.92円
株式(日経平均)
日経平均は24173.37円(前日比+53.33円)と続伸して始まった。NY株高や円安進行により高寄り後も堅調地合いを維持し、利益確定売りをこなしながら年初来高値をじりじり更新する展開となり24263.07円で前引けた。午後も堅調に始まり、高値圏での揉み合いに終止した。通商問題は落ち着きを見せており、米中の貿易戦争への危機感は下火となっている現状では、当面は投資家のリスクオン姿勢が根強く、押し目買いの流れに変化は無い。業種別では鉱業、卸売、繊維、石油業が上昇、陸運、空運、非鉄金属業の下落が目立った。日経平均終値24245.76円円(前日比+125.72円)
貴金属
金先限帳入値4343円(前日比+35円)銀先限帳入値53.3円(前日比+1.1円)白金先限帳入値2966円(前日比+25円)パラジウム先限帳入値3610円(前日比-46円)金は引き続きイタリアの財政不安や英・EU離脱問題の不透明観による欧州通貨安によりドル建て現物相場の上値が重い。だが、米国の利上げを消化してドル建て現物市場が反発した事や円安進行を横目に東京金は4300円半ばまで値を戻した。その後は短期筋の手仕舞い売りが先行し、先限は4350円に届かず失速。4340円前後の揉み合いに終止した。目先は突っ込み売りを警戒し、4290~4325円を押し目買いとしたい。白金は米国の利上げ発表後のポジション調整が進み、先週後半は軟調に推移したが2900円割れを回避した事から持ち直し、3000円リトライとなった。目先、3000円回復に足踏みとなれば反落する可能性はあるが、2900円を割らない限りは2950円割れを買い拾いたい。
石油
原油先限帳入値55590円(3月限新甫発会)ガソリン先限帳入値71160円(前日比+1500円)灯油先限帳入値73320円(前日比+1300円)原油は、足元の需給逼迫観が解消される見込みが無い事から押し目買い継続となっており4年ぶりの60000円も視野に入って来た。ここでの安易な値頃観からの売りは危険で、中東の盟主であるサウジアラビアも意図的なのか増産余力が乏しいのか、増産には消極的である。一方、米国のシェールオイルも依然として掘削リグ数の減少が続いており、トランプ大統領が声高に叫んだとしても産油国は聞く耳持たずとの姿勢となっている。いずれにしても価格高騰による増産意欲の高まりやレーショニング(需要減退)が顕著とならない限りは売れない。
ゴム
ゴム先限帳入値は171.5円(前日比+3.5円)ゴムは先週末に発生したインドネシアの大地震による供給不足が懸念され、期近が急騰した事により先限も連れ高となって、新甫発会日の高値171.2円を更新した。その後、最近のレンジ上限に留まっている。上海市場が今週一杯は国慶節のため休場となる為、東京市場主導の展開となる。当・先の順ザヤ幅が先週は25円の順ザヤ形成となっていたが、本日、一気に縮小しており15円程の順ザヤになって来た。ただ、上海、東京共に在庫水準は高く、需要家も冬用タイヤ生産用の手当ては終わっているものと思われる為、この戻りは一過性と観て、175円を超えない限り170円台は売り有利と観る。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は23950円(前日比+20円)コーンは米・農務省の四半期在庫報告にて事前予想を上回る在庫増加が示され、反落した23620円まで売られた。その後、為替が円安に振れた事から23000円後半へ値を戻した。シカゴの中心限月12月限が3.6ドル以前後で推移するなら農家の換金売り圧力を受けよう。東京市場はシカゴ市場の需給相場期入りを前に23000円後半から24000円前半を売りで対処したい。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
23:00 米 9月ISM製造業景気指数

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