夕刊:2018/10/16

EU大統領、英国の合意無きEU離脱を懸念!

為替
16日の東京市場は、狭いレンジ内で小動き。朝方は、ニュウヨーク市場の流れを引き継ぎ111.73円を付けるも日経平均株価が回復するのに歩調を合わせ112円台を回復。ドル・円の安値111.73円-高値112.15円。トランプ大統領のFRB批判が繰り返されているが、パウエルFRB議長は、議会証言で2018年は、利上げを4回(既に3回実施済み)12月のFOMCで0.25%政策金利の誘導水準を変更予定。(2.25%から2.50%へ)2019年3回、2020年前半に1回想定されている。米国株式市場の下落は、FRBの金融政策と株式市場参加者の想定金融政策の見込み違いが、原因と考えられる。FRBは、日本銀行と違い政策の独立性は強く来年前半までは、議長発言の金融政策を継続する可能性が高いと思われる。必然的に日米の金利差は、拡大基調にある。昨日の引け値で比較してみると米国債2年2.86% 日本国債2年-0.12%、米国債5年3.03% 日本国債-0.07%、米国債10年3.17% 日本国債10年0.14%、米国債30年3.35% 日本国債30年0.91% この差が、日米金利です。上述のFRBの金融政策が継続することを前提にすると金利差がより拡大し日本からの投資妙味も大きくなる。ムニューシン財務長官の為替条項を取り入れる可能性が示唆されたが、日本との交渉を有利にすすめるブラフ発言と推測される。外部環境が不安定中で円高に振れる局面では、金利差拡大のファンダメンタルズ継続には、当面変化が無いと思われることからドルの仕込み場と見ている。ユーロ・ドルは、さえない動き。1.1566-1.1592のレンジで推移した。
株式(日経平均)
16日の日経平均株価は、小反発して始まり前場で22464.96円の前場高値を付けるも徐々に失速し後場早々前日引値水準まで下落した。その後、大幅に値を下げた値がさ株中心に買いが入り反発し本日高値で引けた。日経平均株価は、前日比22549.24円 +1.25% +277.94円高。(高値:22549.24円 安値22269.53円)値上り銘柄1112 値下り銘柄910 変わらず87 東証業種別株価指数は、全33業種中、25業種が上昇した。出来高12億6021万株 売買代金2兆4823億円 TOPIX 1687.91 +0.74% +12.47 マザーズ指数 972.14 +0.14% +1.37。前日大幅に値を下げたファーストリティリング、ソフトバンクが大きくリバウンド、買戻しの展開となった。外部環境が、不透明な中で上値を追う展開は、11月6日の米国中間選挙後になると推測される。日本株は、10月2日に大陽線を付けてから短期間で上値を更新する展開をしたが米中貿易戦争の影響も徐々に出始め、悪化している環境では、値幅と日柄の調整は必然と思われる。10月下旬頃までは、調整、下値固めの可能性が高いと見ている。
貴金属
金先限帳入値4405円(前日比+16円)銀先限帳入値52.7円(前日比+0.1円)白金先限帳入値3008円(前日比-4円) パラジウム先限帳入値3624円(前日比+20円)金は強基調を維持しており、欧州時間にはドル建て現物市場が一時1233ドルの高値を付けたものの反落した。東京市場は先週の高値を更新したが上げ幅を削って4400円台の揉み合いとなった。金融市場に不透明観が漂い、サウジ人ジャーナリストのサウジアラビア体制派による殺害疑惑に端を発した米国とサウジアラビアの緊張の高まりにより、安全資産としての金の価値が見直されている。国内では来年秋の消費増税を見越した金現物買いが金価格の押し上げに繋がると思われ、押し目買いが有利と思われる。白金は3000円台をキープし、堅調に推移した。ドル建て現物市場は強基調で推移しており、3000円で値固めし、次のステップに進む可能性が高いと観る。先週の上昇相場で捉え切れなかった、7月高値3059円を試す流れだが、抜けた場合には3200円に向かうと観る。
石油
原油先限帳入値54180円(前日比+160円) ガソリン先限帳入値68940円(前日比-40円)灯油先限帳入値70570円(前日比+50円)原油は前日に米国とサウジアラビア間の緊張から海外原油相場が堅調となった。トランプ大統領が対イラン制裁による原油減産をカバーする為、サウジアラビアへの増産を働きかけている事もあり、サウジとの関係を悪化させたくないとの思惑から火消し発言を行った。この為、ブレント原油は80ドル前後の値位置まで上げ幅を削った。依然として原油価格は高値圏にあり、世界的な通商問題を抱えている現在、高値による需要減退やサウジやロシアが増産に向けた取組を加速する様なら他の産油国も増産に動く可能性が高まる為、54000円後半から55000円近辺は売りで対処したい。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値169.1円(前日比+0.3円)ゴムTSR先限帳入値151.5円(前日比-1.4円)ゴムRSS相場は夜間立会から日中立会序盤は軟調に推移したが、上海市場が堅調に始まった為、170円を回復し170円前後の揉み合いとなった。レンジが切り上がって来たかとの印象だが、先週末の高値170.6円が壁となり、170円を挟んでの揉み合いとなった。目先は174.2円の高値トライの状況だが、170円値固めが出来なかった場合の突っ込み安を警戒しての対応が必要。今後の減産期に向かう生産国の動向、特に減反政策を推進しているタイの農家に対する更なる価格支援策を打ち出す可能性もある。この為、レンジ下限の165円前後は買い場と観る。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24900円(19/11月新甫発会) コーンは降雨による収穫遅れが囃され、シカゴ市場が続伸となった事から11月新甫は順鞘発会となり25000円のスタートとなった。最近のシカゴ市場は堅調な値動きとなっており、もう一段の上昇を見越す農家が売り渋っている事が窺える。こうした環境から順張りの傾向が強い海外ファンド筋の新規買いにじりじりと上値を追う展開を考慮する必要が有る。しかし、シカゴ12月限は3.8ドル近辺の値位置にあり、今週の予報では18日に多少の降雨がある位でその他は晴天となる模様で収穫作業は急ピッチで進展する可能性が高い。依然としてハーベスト・プレッシャーを受け易い状況下にある為、農家売りを消化しない限りは上値も限定され、6/14の25120円、6/2の25490円のそれぞれの戻り高値がポイントとなろう。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:15 米9月鉱工業生産・設備稼働率(FRB)

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