夕刊:2018/10/17

米企業の好決算相次ぎ、米国主導で世界的に株価急反発。再び、リスク選好となるか!?

為替
17日の東京外国為替市場でドル円は底堅いも動意薄の展開。一時410円程度まで上げ幅を拡大した日経平均の買いが一服すると、ドル円も10時前後につけた112.42円を頭に伸び悩んだ。日経平均株価が、伸び悩むとじり安になり一時112.16円まで下落し安値を更新した。ユーロドルは上値が重い。3営業日連続1.16ドル台で頭を抑えられて上値の重さを確認し、売り地合いに傾きつつある。「欧州委員会のイタリア予算案審査」への警戒感もユーロの上値を抑えている。昨日安値1.1566ドルを割り込み、1.1548ドルまで下値を広げた。本日の参考レンジ:ドル円:112.16円-112.42円:ユーロドル:1.1548ドル-1.1580ドル:ユーロ円:129.58円-130.16円
株式(日経平均)
17日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸した。前日比291.88銭(+1.59%)高の22841.12銭で取引を終えた。前日の米株式相場が主要企業の相次ぐ好決算で大きく上昇し、市場心理が改善。日本株にも海外ヘッジファンドなど短期筋の投資家による買い戻しが活発となった。日経平均の上げ幅は一時400円を超えた。TOPIX、マザーズともに続伸した。日経平均株価は、前日比22841.12 +1.29% +291.88高。(高値:22959.41 安値22765.58)値上り銘柄1950値下り銘柄119 変わらず40。出来高12億9068万株 売買代金2兆5140億円 TOPIX 1713.87 +1.54% +25.96 マザーズ 992.62 +2.11% +20.48。16日は米ダウ平均株価が前日比500ドル超上げと急伸した。米金融大手のゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーなど発表が本格化している2018年7~9月期の決算が良好な内容で、買い安心感が広がった。東京市場でも証券や銀行など金融株が買われたほか、外国為替市場での円安・ドル高進行を追い風に機械や電気機器といった輸出関連株の上げが目立った。米半導体製造装置のラムリサーチが16日公表した2018年10~12月期の業績見通しが市場予想を上回り、株価が時間外取引で大きく上昇。市況悪化に伴う半導体メーカーの投資減速への警戒感が和らぎ、東京エレクトロンやアドバンテストといった関連株に見直し買いが入ったことも相場を押し上げた。もっとも、日経平均が心理的な節目である2万3000円に迫ると上値は重く戻り売りに押される場面もあった。ファーストリテイリングやソフトバンクといった値がさ株が上昇。一方、共同で設立したコンテナ船事業会社の業績が下振れする見通しとなった川崎汽船などの海運3社が大幅安。ユニファミリーマートのほか、JFEなど鉄鋼株の一部には売りが優勢だった。
貴金属
金先限帳入値4399円(前日比-6円)銀先限帳入値52.9円(前日比+0.2円)白金先限帳入値3001円(前日比-7円) パラジウム先限帳入値3626円(前日比+2円)金は欧州時間にドル建て現物市場が反発した事から高値を更新して始まると序盤は上値追いとなった。しかし、NY時間に入り、米国企業の好決算が相次ぎ、株価が急騰。この為、ドルが堅調となってドル高が進行した事から金現物相場が反落した。これを受けて、日中取引は上値の重い展開を余儀なくされたものの、4400円台をキープしていた。だが、午後には上値の重さが嫌気され、4400円割れとなった。欧州経済にとって不安要素が多く存在しており、ドル高/ユーロ安となる懸念があるので、突っ込み安を警戒しながら、4400割れを買い下がりとしたい。白金は3000円台をキープし、本日も堅調に推移した。ただ、上値も重く10/4高値3046円の手前で失速、上げ幅を削り3010円前後へ反落した。ドル建て現物市場は強基調を維持し、一時840ドル半ばへ上伸したもの、株高によるドル高が進み反落、830ドル中盤へ下押した。東京市場は3000円をキープしたものの、ここで上値が閊えるようなら買い方の失望売りを誘い、3000円を割れの可能性もあるが、割安感もあり3000円割れは買いで対処する。
石油
原油先限帳入値54650円(前日比+470円) ガソリン先限帳入値69290円(前日比+350円)灯油先限帳入値71100円(前日比+530円)原油は戻りが鈍い事から買い方の失望売りを誘い、ブレント原油は一時80ドル割れを示現した。しかし、中東情勢不安による原油供給懸念が根強く、押し目を買われ急反発し、81ドル台を回復した。東京市場も押し目買いが優勢となり続伸したものの、55000円乗せを果たせず失速、54000円半ばへ下押した。米国の原油在庫は増加傾向となっている上、シェールオイル掘削リグ数も増えている為、戻りは限定的となっている。米・中貿易摩擦を抱え、世界経済にとって懸念材料が残る中、需要減退を招き、ブレント原油が下振れすると直近の安値79.23ドルがターゲットとなる。54000円後半から55000円近辺は売りで対処したい。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値169.9円(前日比+0.8円)ゴムTSR先限帳入値151.6円(前日比+0.1円)ゴムRSS相場は、堅調地合いを引継ぎ、171.6円の高値を付けたが、RSSの最近の上昇は海外勢のTSRとの鞘取りによるものでRSSの売玉を手仕舞い、TSRを新規売りしている模様。RSSは鞘取り商いによる上昇で、ファンダメンタルズを反映したものでなかった事が売りを誘い反落となった。国内の天然ゴムの消費量はタイヤ生産向けが主となっており、中でもタイヤ市場ではTSRの使用が8割を占める。東京市場もシンガポール市場同様TSRが売買の主流となるであろうが、今の処はボリュームの観点からRSSが取引の主体である為、RSSについてのコメントである。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24900円(前日比±0円) コーンは産地の好転により農家の収穫が急ピッチで進むとの観測からシカゴが反落。東京市場は円安進行に相殺され小幅軟調となった。先限25000円が分岐点と観られるが、今週後半から来週前半は米・中西部の主要穀物生産地では好天が予想されており、来週には農家による換金売りが増加すると思われる為、25000円前後は売りで対処する。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30 米9月住宅着工及び建設許可件数
27:00 米9月FOMC議事要旨

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