夕刊:2018/10/18

反体制派ジャーナリスト殺害疑惑でサウジアラビア王室に対し国際的非難高まる

為替
18日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。午前中に112.73円の日中高値を付けるも日経平均が3桁安となるのをながめながら11時過ぎに112.50円までじり安となり、その後の戻しも鈍い展開が継続した。4日から15日までの下落幅(114.55−111.63円)の38.2%戻しが112.75円であり、高値112.73円で目先の戻しで一旦の達成感も。ユーロ円は弱含み。安寄り後に下げ幅を拡大した上海総合指数の動きを嫌気し、さえない展開となった。15時時点で129.24円まで売られ日中安値を更新した。ユーロドルはもみ合い。ユーロ円の売りや、オフショア人民元が対ドルで6.9403元まで元安・ドル高に振れた動きにつられ、ユーロドルは1.1490ドルと昨日安値をわずかながらに割り込んだ。昨晩FRBは、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(9月25-26日分)が公表された。議事録の中でFRBは、今後も更なる利上げを実施する可能性を示唆している。各メンバーが、持続的な経済成長と強い雇用市場、中期的な目標である2%に近いインフレに一致すると指摘。一部メンバーから政策金利を中立より引き締めの水準まで金利の正常化進める可能性を指摘。議事録では、政策は緩和的との文言が削除された。次回12月18-19日にFOMCが開催されるが、2.25%から2.50%への政策金利変更の可能性は80%以上と見られる。ドル円は、米金利の上昇継続から緩慢ながらドル高継続の大きな要因と判断できる。
株式(日経平均)
8日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落し、前日比182円96銭(0.80%)安の2万2658円16銭で終えた。下げ幅は一時200円を超えた。中国・上海株式相場が午後に下げ幅を広げ、東京市場でも大引けにかけて海外投資家などによる先物売りが増えた。中国景気の影響を受けやすいファナック、安川電機、東京エレクトロンといった電機株や、機械株の下げが目立った。日経平均株価:22658.16 -182円96銭 -0.80% 高値22873.13 安値22637.29 値上り銘柄709 値下り銘柄1313 変わらず87 TOPIX:1704.64 -9.23 -0.54% マザーズ:987.67 -4.95 -0.50% 出来高12億2855万株、売買代金2兆2700億円 米国の金利動向の見通しが、昨日のFOMC議事要旨からより明確になってきたことから米国株式市場も強い影響を受けることが想定できる。日米とも上値追いには、より慎重な投資家が増加してくると思われる。
貴金属
金先限帳入値4402円(前日比+3円)銀先限帳入値52.4円(前日比-0.5円)白金先限帳入値2984円(前日比-17円) パラジウム先限帳入値3605円(前日比-21円)金は前回のFOMC議事録が公表されFRBの利上げ姿勢が鮮明となった。これを受けて長期金利上昇に伴うドル高進行により現物相場が下落した。この為、東京市場も上値重く推移し4410円近辺で保ち合いとなった。サウジ反体制派ジャーナリスト殺害疑惑により世界の非難の的となっているサウジ王室の対応如何によっては地政学リスクが高まる為、金にとっては強材料だが、イタリアの予算案や英国のEU離脱問題等、欧州経済にとっての不安材料もあり、ドル高の流れはしばらく続きそうである。この為、強弱観が分かれる処だが、市場のセンチメントは強基調を維持しており、12月のFOMCまでは7/13の高値4509円を目指す流れと観て4400円割れを買いで対処したい。白金は10/4の高値3046円を上抜けなかった事から買い方の早めの手仕舞い売りが先行し、先限は3000円を割り込んだ。その後は円安に支えられ下げ渋ったが、3000円が抵抗帯となって横ばいとなった。今の処は大きな急落はなさそうだが、割安にもかかわらず需要が付いて来ないのが気になり、突っ込み安を警戒し2950円前後を買いで対処したい。
石油
原油先限帳入値53660円(前日比-990円) ガソリン先限帳入値68180円(前日比-1110円)灯油先限帳入値70100円(前日比-1000円)原油は海外原油が高値閊えとなっており市場のセンチメントは弱気に傾いている。この為、弱材料に反応し易い環境となっており、ブレント原油の80ドル維持がおぼつかない状況と見る。54000円後半以上の売り玉を維持しながら53000円中盤から54000円前後を再度、売りで対処したい。ブレント原油が終値ベースで80ドルを下回った場合は8月からの上昇幅の半値押し水準78.52ドル、2/3押し水準の76.49ドルへの修正安が有り得る。東京市場は10/15安値52770円を下回ると2/3押し水準の51280円がターゲットとなろう。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値165.8円(前日比-4.1円)ゴムTSR先限帳入値149.2円(前日比-2.4円)ゴムRSS相場は、内部要因主導での上昇相場も既に息切れし、本日は短期筋の手仕舞い売りが先行し、急反落となった。また165円~170円のレンジへ逆戻りとなった。本日は期近限月主導の下落となっており、当先の鞘が拡大傾向を示した為、先限の下落は限定的となる可能性があり、順張りで売りに行くのは控えたい。ここはレンジ下限165円前後の押し目を待って買い仕掛けたい。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24900円(前日比±0円) コーンはシカゴ市場が産地の好天により収穫進展するとの見方から小幅軟調となった。東京市場も小幅に軟化した。来週前半までは米・穀物産地での好天が予想されており上値は重く推移するものと思われる。この為、東京市場は24900円以上を売りで対処したい。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
21:30 米前週分新規失業保険申請件数
21:30 米10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数

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