夕刊:2018/10/19

米国景気後退確率が今後1年以内28%、2年以内に60%超と予測―JPモルガン!

為替
イタリアの予算案をEU側が拒否姿勢を示した事や英国のEU離脱への不透明観等からユーロ/ドルが軟調となり1.14台半ばへ下落した。米・財務省が公表した為替報告書にて懸念されていた中国・日本の為替操作国としての認定には到らなかったが、中国に対しては人民元安や不透明性が批判された。この為、ドル/円はNY時間では一時、安全への逃避から円が買われ111円台に突入した。アジア時間では中国GDPが前年同期比6.5%と市場予想を若干下回ったものの、個人消費は堅調を維持した事から円に対してドルが買い戻され、仲値113.39円を上回って堅調に推移した。15:15現在112.50円
株式(日経平均)
NY株の急反落を眺め続落となり22342円と前日比-316.16円で始まり軟調に推移した。中国の経済指標がGDPは市場予想よりも0.1ポイント下回ったものの、個人消費の伸びが寄与した事から中国株が反発した事などから円安に振れた為、中盤から後半にかけては買い戻しが先行し、下げ幅を削った。その後も日本が為替操作国として認定されなかった事が投資家の不安心理を後退させ、好業績株を中心に個別物色の買いが入りじりじりと下値を切り上げた。ただ、米・中貿易摩擦の拡大懸念や世界的な通商問題に対しての不透明観が根強く、世界経済に影を落としている状況から世界的な株価の下落が懸念される。また、JPモルガンは米国経済がリセッションに入る確率が今後高まる見通しであるとの試算を出している事もあり、一段の高値修正安が有り得る。日経平均終値22,532.08円(前日比-126.08円)
貴金属
金先限帳入値4430円(前日比+28円)銀先限帳入値52.9円(前日比+0.5円)白金先限帳入値2996円(前日比+12円) パラジウム先限帳入値3605円(前日比±0円)金は米・長期金利の高留まりやNY株が急反落となった事からドル建て現物相場が1230ドル近辺へ持ち直した。東京市場は日中立会序盤に前日高値4431円を試すもこの日の夜間立会での高値4421円近辺で伸び悩んだ。白金はNY市場が軟調となった事を受けて、夜間取引を軟調に終了。日中立会では現物相場が切り返した事や円安に支えられ、3000円回復を目指したが手前で伸び悩んだ。依然として心理的節目3000円が頑強な抵抗帯となっているが下値も2970円台で底堅い、しばらくはレンジ揉み合いを経て3059円トライとなる展開を予想する。
石油
原油先限帳入値53390円(前日比-270円) ガソリン先限帳入値67730円(前日比-450円)灯油先限帳入値69640円(前日比-460円)原油は米・原油在庫の増加により続落となっており、ブレント原油は終値ベースで80ドルを割り込んだ。これを受け、東京市場は10/15の安値52770円トライとなったが、届かずに切り返し53000円を回復して保ち合いとなった。反体制派サウジ人ジャーナリストの殺害疑惑によりサウジ王室に対し非難が上がる中、米国にとっては最大の米国製兵器輸入国である事や対イラン制裁による供給不足をカバーする為に増産を要請している事もあって、先頭に立っての追求の及び腰である。この為、世界への原油安定供給の鍵を握るサウジの出方次第では波乱が有り得るが、目先は通商問題が未解決の状況である為、需要減退の観点からブレント原油は76ドル前後まで高値修正安する場面が有りそうだ。戻り売り優勢とみる。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値166.8円(前日比+1.0円)ゴムTSR先限帳入値149.7円(前日比+0.5円)ゴムRSS相場は、前日の下落が市場心理を冷え込ませ、上海市場も中心限月である19/1月限が12000元前後の揉み合いに推移している。この為、東京市場も序盤は前日比マイナス圏で推移したが、懸念された中国経済が思いのほか堅調だった事から中国株が反発。これを受けて12000元を回復して底堅い値動きだった為、買い戻され前日比プラス圏へ浮上したものの、上値は重く推移した。ただ、レンジ下限にはあるが、積極的な売りは躊躇われ、165円付近は押し目買いが有利と観る。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24840円(前日比-60円) コーンはシカゴ市場が米・農務省発表の週間輸出検証高が低調となった事から続落した。これを受けて東京市場も買い方の手仕舞い売りが先行し24900円前後で揉み合った。この1週間は米・産地での好天によりハーベスト・プレッシャーを受け易い環境であり、9月の安値から10月の高値の上昇幅に対する半値押し水準である24000円をトライする可能性が高いと観る。
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