夕刊:2018/10/22

イタリア財政不安や英国・EU離脱問題に関する懸念が後退しユーロ反発!

為替
ドル・円週明22日の東京外国為替市場は、午前中の早い時間帯に日経平均株価が軟調な展開に歩調を合わせるように本日安値112.35円を付けた。その後、日経平均がじりじりと回復するに従いドルが買い戻され15時前に112.69円の本日高値を付けドル堅調な値動きとなった。中国政府が、景気対策を実施することを好感した上海株が一段高となりリスク選好の円売りが進展。また、クロス円もユーロ円が129円73銭付近まで、ポンド円が147円28銭付近まで買われた。一方、ユーロドルは1.1510前後で、ポンドドルは1.3070前後で小幅な値動きに終始。米国、日本の株価が、安定し始めるとドル・円は、金利差要因と市場のボラティリティが低いことからもドルが買われやすい展開が継続するであろう。
株式(日経平均)
22日の日経平均株価は、前週末比82円74銭高の2万6124円82銭、前日比+0.37%で3日ぶりに反発して引けた。昼休みの時間帯に中国・上海総合指数が、中国政府の景気対策を好感して一段高した流れを受け、上げに転じた。時間外取引での米株価指数先物の持ち直しや、日銀のETF(上場投資信託)買い期待も支えとなり、一時2万2672円59銭まで上昇した。その後は一服商状ながら高値圏でもみ合いとなった。東証1部の騰落銘柄数は値上がり1216、値下がり792、変わらず100。出来高11億3506万株、売買代金2兆1009億円。TOPIX 1695.31 +2.46 0.15% マザーズ 981.35 +0.59 +0.06% 値上がり率上位3業種は、鉱業、食料品、水産・農林業。値下がり率上位3業種は、石油石炭製品、医薬品、精密機器。当面は、日本株を取り巻く外部環境であまり好材料は出にくくもみ合いか、下値模索が可能性として高そうである。
貴金属
金先限帳入値4433円(前日比+3円)銀先限帳入値52.9円(前日比±0円)白金先限帳入値3006円(前日比+10円) パラジウム先限帳入値3641円(前日比+36円)金は米・長期金利が上昇した事からドル建て現物相場が1230ドルを割り込み軟調となった。この為東京市場は4420円台での狭いレンジで揉み合いとなった後、正午頃から円安進行や現物相場が強張り、夜間立会の高値4436円を試す流れとなった。イタリアの財政不安後退や英国のEU離脱問題ではメイ首相が北アイルランドの国境問題について譲歩を示した事からユーロが反発した。しばらくは4400円台での下値固めの段階と観て4400円前半を押し目買いで対処したい。白金は内外共に方向感の無い値動きが続いている。ドル建て現物相場は830ドル前後の保ち合い。東京市場は3000円の大台を前に足踏み状態だったが、午後になって若干円安に振れた為3000円を突破し、前日比プラス圏を確保し堅調となった。東京市場は3000円を挟んで上下30円でのレンジ揉み合いが続いているが、今の処は足元の世界経済動向は堅調となっており、次回、12月のFOMCでの利上げ時期までは買い優勢と観て3000円割れから2950円までを買い下がりで対処したい。
石油
原油先限帳入値53830円(前日比+440円) ガソリン先限帳入値67790円(前日比+60円)灯油先限帳入値69980円(前日比+340円)原油は中国の原油処理量が過去最高を記録した事が好感され海外原油相場が反発し、東京市場も夜間立会では54000円を回復した。その後、産油国の9月減産遵守率が111%と8月より18%低下した事や米・シェールオイル掘削リグ数が増加した事から反落、東京原油先限は前日終値付近で揉み合う展開となった。ただ、経済危機となっているベネズエラや米国による制裁を受けているイランの減産が市場を圧迫しており、53000円中盤から後半へ値位置を戻した。サウジアラビア体制派による反体制派ジャーナリスト殺害問題では世界からサウジアラビア王室批判が高まっており、予断は許さないが、米国経済がここ2,3年の内に景気が後退するとの観測があり、世界経済もリセッションに入る可能性を秘めている。この為、原油価格高騰による需要減退が懸念され、大きな戻りは期待し辛いと思われるので54000円前後は売り場と考える。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値169.3円(前日比+2.5円)ゴムTSR先限帳入値152.0円(前日比+2.3円)ゴムRSS相場は、上海市場の中心限月である19/1月限が12000元を回復し、底堅い値動きとなった事から東京市場は朝方に170円を突破した。だが、170円台を維持出来ずに反落、160円後半後半で揉み合う展開となった。こうした、内部要因主体での値動きとなっており、週替わりで165円~170円、170円~175円での狭いボックス相場となっており、このレンジ内での逆張りで対処するか、上下の放れを待って、順張りで対処するか、いずれかであろう。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24750円(前日比-90円) コーンは先週に農務省から発表された週間輸出検証高が低調だった事が尾を引き、シカゴ市場が続落となった。東京市場も25000円を目の前に足踏み状態となっており、買い方の手仕舞い売りが先行し、前日比マイナス圏での揉み合いに終止した。市場人気が低迷しており、展開が読みにくい相場であるが、本格的な需給相場期を前にハーベスト・プレッシャーを完全に相場に織り込むまでは24000円後半から25000円を売りで対処したい。
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