夕刊:2018/10/24

世界的株安!リセッション入りか?

為替
24日の東京市場で、ドル・円は一段高となり、一時112円65銭まで値を切り上げた。日経平均株価が上げ幅を一時200円近くに拡大し、株高を好感した円売りが強まった。ただ、米株式先物は上昇基調を維持しているものの、引き続き警戒も残り、ドル買いはそれほど強まっていない。取引は、低調が継続している。市場では、トランプ大統領がFRBやパウエル議長に対して何度も批判しているが反応薄。株高にも米10年債利回りは引き続き前日比ほぼ横ばいで推移している。昨夜のニューヨーク市場で一時112円を割れたものの維持できずに前日水準までドル・円は、戻ってくることを考えるとフローで目先筋しかいないことが推測できる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円32銭から112円65銭。ユーロ・円は128円77銭から129円22銭、ユーロ・ドルは1.1461ドルから1.1475ドルで推移。
株式(日経平均)
24日の日経平均株価は、前日比+80円40銭高+0.37%の2万2091円18銭と反発して引けた。高値22207.09 安値21911.42。TOPIX:1652.07 +1.35 +0.08%、マザーズ:961.32 -4.46 -0.46%。出来高 14億1753万株、売買代金2兆7273億円 値上り銘柄1283 値下り銘柄729 変わらず96.昨日の急落のリバウンドとしては、かなり弱い戻しと思われる。再度の戻り相場には、かなりの日柄か値幅必要。米国株式も下値を更に探りそうな可能性がある中では、投資家も外部環境を勘案すれば慎重姿勢をとらざる終えない。悪材料しだいであるが、2万円割れの可能性もある程度考えておく必要があると推測している。
貴金属
金先限帳入値4440円(前日比+25円)銀先限帳入値53.5円(前日比+1.0円)白金先限帳入値2994円(前日比+46円) パラジウム先限帳入値3784円(前日比+69円)金は米・長期金利の低下や世界的な株安により引き揚げられた資金が、安全資産として金が内外伴に買われた。東京市場先限は夜間立会の序盤に4458円の高値を付けた、NY時間に入り、買いが一巡すると短期筋の利益確定売りが優勢となって上げ幅を削ったものの、堅調に推移した。トルコのサウジ領事館内での反体制派ジャーナリスト殺害疑惑ではトルコのエルドアン大統領は議会演説にてサウジ体制派による計画的犯行であり、どんなに高い身分であろうと責任者の処罰を求めるとした。この為、サウジ体制派の対応如何によっては、国際紛争に発展する懸念があり、地政学リスクの高まりを受けて、安全資産として金が買われ易い状況と観る。4450円~4400円買い下がりで対処したい。白金は依然として3000円台が定着できず、世界的な株価下落に伴い景気関連銘柄である白金市場は上値の重い展開となっている。本日は金や同じ白金系金属パラジウムの上昇に連れ高となったが、心理的節目である3000円が頑強な壁となっており、しばらくは2950円前後から3000円前後のボックス相場か。このレンジでの3000円超を売り、2950円割れを買いと逆張りで対処したい。
石油
原油先限帳入値51800円(前日比-1600円) ガソリン先限帳入値65510円(前日比-1490円)灯油先限帳入値67760円(前日比-1570円)原油は米国の予想外の大幅な在庫積み増しやサウジアラビアの増産姿勢により海外原油相場が急落した。これを受けて東京市場は夜間取引にて8月の安値から10月高値の0.618押しである51280円を割り込んだ。その後、売り方としてはある程度の下値目標は達成したとの見方から、買戻しが先行し反発、52000円前後へ値を戻した。反体制派ジャーナリスト殺害疑惑で世界の批判を避けたいサウジアラビアが、懸念される供給不足を解消する為、可能な限りの増産体制を敷くとの石油相発言もあり、ブレント原油は8月からの上昇分を往って来いとなる可能性もある。ただ、11月のイラン経済制裁も近く、売り玉は一旦手仕舞いし、8月~10月上昇幅の半値押し水準である52000円半ばへの戻りあれば再度、売りで対処したい。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値166.8円(前日比-0.3円)ゴムTSR先限帳入値150.9円(前日比+0.2円)ゴムRSS相場は最近のボックス相場におけるレンジ下限を試す流れだが166円半ばで底堅い値動きとなった。ただ、上海市場も直近安値11850元目前で下げ渋っており、165円前後を買い、170円売りに逆張り方針に変化は無い。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24820円(前日比+20円) コーンは新規材料難の中、シカゴ市場は売り方の手仕舞い買いにより反発、東京市場も堅調となったが、日中立会ではシカゴ夜間相場が反落した為、上げ幅を削り24800円台前半で保ち合いとなった。米国の大豊作は確定的で本格的な需給相場期を前にハーベスト・プレッシャーを織り込むまでは24000円後半から25000円を売りで対処したい。ただ、シカゴ市場は中心限月である12月限が3.5ドルを下回ると採算割れとなる為、農家売りが減少するので東京市場は今の値位置から1000円前後の下落が限界と観る。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
22:45 米10月購買担当者景気指数(製造業・サービス部門・総合)
23:00 米9月新築住宅販売件数
27:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

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