夕刊:2018/10/30

ドイツ政局不安等、欧州経済不安高まる!

為替
30日の東京外国為替市場でドル・円相場は安値圏での推移。安値112.31、高値112.74銭。15時時点では1ドル=112円68銭と前日の17時時点に比べ75銭の円安・ドル高。朝方は、海外市場の流れで112.30銭台取引が始まったが、日経平均株価や中国・上海総合指数の上昇で投資家がリスク回避の姿勢を緩めている中112.74銭までドル買い優勢となった。投資家心理の改善で「低リスク通貨」とされる円には売りが優勢になっている。米国は、11月の米中首脳会談で成果がなければ12月から関税が課されていない中国製品に追加関税を用意している。欧州では、メルケル首相の動向、イタリア財政問題、イギリスのEU離脱交渉とドルに対してユーロも新たな問題が出てきており全般的にドルが買われる地合が出てきている。ドル・円も112円台の滞空時間がかなり長引いているが、そろそろ113円台に移行すると推測できる。
株式(日経平均)
30日の東京株式市場で日経平均株価は堅調。前日比307円49銭高い2万1457円29銭+1.45%で引けた。上海株の上昇や外国為替市場での円安・ドル高を受け、株価指数先物を売っていた参加者の買い戻しが進んでいる。高値21568.40円 安値21035.88円。出来高22億790万株、売買代金4兆406億円、値上り銘柄1840 値下り銘柄239 変わらず31.TOPIX:1611.46 +21.90 +1.38%。マザーズ:870.10 +32.40 +3.83%。11月2日の米雇用統計や同6日の米中間選挙を控え、売り持ち高を整理したい投資家が買い戻し、値ごろから投資家の現物株買いがでて反発。日経平均の29日終値が25日移動平均を8%以上下回り、テクニカル分析で「売られすぎ」のシグナルが出ていたことも買いを呼んでいる。今後も米中の貿易が引き続き注目ポイントとなる他、米国長期金利の動向も間接的に日本株に影響を与えると思われる。
貴金属
金先限帳入値4426円(前日比+8円)銀先限帳入値52.7円(前日比-0.5円)白金先限帳入値3004円(前日比+28円) パラジウム先限帳入値3692円(前日比+27円)金はドイツの政局不安や欧州経済の低迷が懸念され、対主要国通貨でドル高が進行し、ドル建て現物相場が1230ドルを割り込んで軟調となった。東京市場は112円台後半まで円安が進んだ為、確りとなって4430円近辺に上昇した。その後も堅調に推移したものの、伸び悩んだ。依然として押し目買いの流れだが、積極的に上値を試す、強材料も無く4400~4450円のレンジ相場が継続される為、昨晩の様に4400円前後の押し目を待って買いで対処したい。白金はドル建て現物相場が堅調に推移した上、円安にも支援され、3000円を回復して確りとなった。中国が景気対策の一環として自動車取得税を半額に引き下げると発表した事が強材料となった。ただ、米中貿易摩擦が更に拡大する懸念もあり、まずは3000円台を維持できるかがポイントだが、10月高値3046円を近日中に上抜けなければ、上値は重くなり2950円~3000円のレンジ相場へ逆戻りしかねない。
石油
原油先限帳入値52580円(前日比+440円) ガソリン先限帳入値64850円(前日比+70円)灯油先限帳入値67910円(前日比+370円)原油は米国主導による対イラン経済制裁発動期限が来月初旬に迫り、依然として需給引き締まり感が強く、海外原油相場が堅調に推移している。東京原油は8月から10月の上昇幅の半値押しとなる52680円に面あわせとなったが、壁となって反落、52000円前半で揉み合う展開となった。しばらくは、サウジを筆頭にロシアなどの産油国の増産が消費国の需要を満たす水準まで引き揚げられるかに懸かっている。もう一段の上昇があるか確認する必要はあるが、52680円を終値ベースで上回った場合には10/4高値58300円から10/25安値50900円の0.382戻り、53720円トライとなるが順張りでの買いはリスクが伴う。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値162.2円(前日比+0.2円)ゴムTSR先限帳入値145.5円(前日比+0.3円)ゴムRSS相場は過剰在庫を抱えた上海ゴム市場の中心19/1月限が11000元前半での軟調地合いとなっている事から東京ゴムも続落となった。中国では経済刺激策の一環として自動車購入に係わる税金を半分に引き下げると発表したが、市場は反応せず、現物の荷余り感が根強く市場を圧迫している様だ。東京ゴムも弱地合いの中、下値探りの状態であるが、輸入採算割れの値位置が続いているが当・先限の順ザヤ幅が縮小されており、先限はここからの下値は浅いと観て160円割れをかいで対処したい。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24850円(前日比-20円) コーンは本格的な需給相場入りを前に一進一退の相場展開が続いている。東京コーンは円安進行となったが、反応は限られたが24000円後半の値位置を維持している。この処、二週連続で米国コーン輸出量が減少している事や収穫進展率も前年を上回り63%となっており、農家による換金売りが増加し相場を圧迫するものと思われる。心理的節目となる25000円が頑強に抵抗している為、24000円後半を売りで対処したい。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
19:00 欧7-9月期四半期域内総生産
23:00 米10月消費者信頼感指数(コンファレンスボード)

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