夕刊:2018/10/31

米中首脳会談にて中国の譲歩無ければ追加関税発動を示唆

為替
31日の東京外為市場は、ドル・円が海外市場で113円台を回復した流れを継続、日銀総裁の記者会見を前に円売りの流れが出で、ドル円は113円12銭付近まで軟化したものの下値は限られ113円20銭前後で揉み合う状況。その後日経平均が、400円以上上昇したのに歩調を合わせ113.30銭台を付ける。クロス円はユーロ円が128円50銭前後で、ポンド円が144円前後で売買が交錯しているほか、豪ドル円は80円30銭前後の小幅な値動きに終始。また、ユーロドルも1.1340前後で、方向感に欠ける値動きとなっている。ほぼ全通貨に対してドルが強い展開となった。
株式(日経平均)
31日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はじり高+463円17銭+2.16% 21920.46銭で引けた。(安値21530.39 高値21920.46)前日比の上げ幅を400円超に広げ、中国・上海などアジアの株式相場の上昇が目立ち、東京市場でも中国関連株を中心に買い安心感が強まった。直近の窓(24日安値21911.42銭-25日高値217103.21銭)を埋めた。好業績銘柄への個別物色のほか、株価指数先物に短期目線の海外投資家などから買いが続いた。ソフトバンク、ファナック、京セラ、TDK、アドヴァンテストなど精密機器、電気機器、サービス業、情報・通信など4業種以外すべて上昇した。下落業種は、鉄鋼、倉庫・運輸関連、電気・ガス、パルプ・紙。下落幅の大きかったマザーズも+4.31% +37.46 907.56と900台を回復した。TOPIX +2.15% +34.66 1646.12.出来高18億1191万株、売買代金3兆4851億円 値上り銘柄1654、値下り銘柄419、変わらず38。
貴金属
金先限帳入値4417円(前日比-9円)銀先限帳入値52.5円(前日比-0.2円)白金先限帳入値3020円(前日比+16円) パラジウム先限帳入値3627円(前日比-65円)金はドル高によりドル建て現物相場が軟調となり、東京金は一時4400円近辺に下落したものの、円が113円台へ円安が進んだ事から反発し4420円台まで値を戻した。その後も前日終値付近での揉み合いに推移した。米中貿易摩擦拡大懸念や、米・中間選挙の行方、欧州経済不安等、経済リスクを抱える現状では有事の金買いとなる可能性が高く、4400円前後は押し目買い優勢と観る。ただ、依然として4400円~4450円のレンジでの一進一退の攻防となっており、今週はこのレンジ内での逆張りで対処したい。白金はドル建て現物相場が堅調に推移し、830ドル台をキープし、東京白金も3000円台を維持した。ただ、米中貿易摩擦が更に拡大する懸念もあり、まずは3000円台を維持できるかがポイントだが、10月高値3046円を近日中に上抜けなければ、上値は重くなり2950円~3000円のレンジ相場へ逆戻りしかねない。来週11/6に米・中間選挙を控える為、様子を見て選挙結果を確認したい。
石油
原油先限帳入値52230円(前日比-350円) ガソリン先限帳入値64270円(前日比-580円)灯油先限帳入値67610円(前日比-300円)原油は米中貿易摩擦激化懸念の台頭により続伸した。特にブレント原油の下落が目立った。東京原油は夜間立会では先限が51000円台前半まで売られたが、為替が円安に振れた為、切り返し52000円台前半まで値を戻した。8月から10月の上昇幅の半値押しとなる52680円が、本日も頑強な壁となっており、52000円前半で揉み合う展開となった。イラン産原油の市場締出しによる供給不安が根強く、もう一段の上昇があるか確認する必要はあるが、52680円を終値ベースで上回った場合には10/4高値58300円から10/25安値50900円の0.382戻り、53720円トライとなる。いずれにしても対イラン経済制裁による産油国の生産動向を確認したい。
ゴム
ゴムRSS先限帳入値163.0円(前日比+0.8円)ゴムTSR先限帳入値146.0円(前日比+0.5円)ゴムRSS相場は引き続き過剰在庫を抱えた上海ゴム市場の中心19/1月限が11000元前半での軟調地合いとなっている事から東京ゴムも続落となった。本日は中国において製造業景気指数が50.2ポイントと好、不況の判断ポイントとされる50ポイントを若干、上回ったが、前回及び市場予想も下回った事から午前中は弱含みとなり、先限は160円の節目を割り込んだ。その後は下値警戒感が台頭し、売り方の手仕舞い買いにより切り返し、引け際には前日比プラス圏に戻して引けた。しばらくは160円を挟み、上下3円の値動きとなりそうで逆張りで対処したい。
とうもろこし・大豆
コーン先限帳入値は24870円(前日比+20円) コーンは本格的な需給相場入りを前に一進一退の相場展開が続いている。東京コーンは円安進行となったが、反応は限られ24000円後半の値位置を維持している。コーン市場は人気が離散し、方向感の無い展開となっている。シカゴ中心限月が3.6ドル以上なら農家の換金売りが増加し、3.5ドル前後への下落する可能性が高く、24000円後半は売りで対処する。
今日のニュース
今晩の主な経済指標予定
19:00 欧10月消費者物価指数
21:15 米10月ADP雇用統計
21:30 米第3四半期雇用コスト指数

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